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薬膳でその食材が自分に合っているか分からない時はこれをする

今日は季節の薬膳(全五回)の「梅雨の薬膳」講座をオンラインで開講しました。

季節の薬膳講座は、その季節の少し前に学べるのでいざ次の季節になり、不調が出てもあわてずに薬膳で対応できます。

不調になる前に先回りして起こりやすい不調予防ができればさらに良いですが。

梅雨の湿度は消化器系を弱らせて、様々な不調の大元になりやすいです。

季節の特徴だけでなく、日本は島国で周りを海に囲まれているため海からの湿気の影響があります。もともと胃腸が弱めな国民的特徴もあるという訳です。


もともと消化器系が弱めというベースの体質があるため、湿度が高くなる梅雨を苦手とする人は少なくありません。

そこで、この講座では、消化器系が弱るとどんな不調になるかを中医学の視点から説明します。

お腹を下すとか食欲が落ちるなどは誰でも想像できると思いますが、直接胃腸に出ない症状もあり、これは中医学で消化器系のシステムと言われる五臓の「脾」と関係します。

梅雨の不調を避けるためにすることはこの三つ


脾は湿気と冷えに弱いため、この二つを避けることが前提です。

それ以外に、次の事に気をつけると梅雨の不調が避けられやすい体になるということ。

  1. すでに溜まっている要らない水分を排泄させる

  2. 要らない水分が溜まりにくい体にするため、脾を弱らせる食べ物を避ける

  3. 脾をなるべく健康な状態に保つ

この三つです。

脾が弱ると、要らない水分(どぶの水)が溜まりやすい体になり不調を招くため、すでに溜まっている水分を抜き(尿で出すのがベスト)、それ以上増やさないように脾を弱らせる食べ物を避けるのです。

脾が弱ると、水はけが上手く行かなくなり余分な水分を溜める体になってしまいます。

1.抜いて2.溜める状況を断つ。その上で3.脾を健康な状態にキープする。

この3ステップです。

この時、基礎講座「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」で学ぶ中医学の五臓の関係性も考慮します。

ストレスがあると脾が弱るという法則等です。

この3ステップにはそれぞれ適する食材があるので、それを使った具体的な料理のしかたもお伝えしました。

その上で、どうしても食べたい時は、なかったことにする薬膳のメソッドを使います。

これは、脾を弱らせない予防法の一つです。


何を食べて不調になったか分からないなら試してみる


GW中の冷えと雨でお腹の調子が悪い状態が続いてしまったというお一人の受講生の方。

少し調子が良くなったので、あるものを食べたら、また調子を崩してしまったそうなのです。

これは、前述の2.の食材でした。

ご本人も苦笑いしながら、納得されていました。

講座で学んでも、実際に使えていなければ、生きた学びとは言えませんよね。

人によって、体に溜まっている不要な水分の量も、もともとの脾の丈夫さも違うので、自分がどれくらい何を食べたら良くないのかは試してみると良いと思います。

また、不調になった時は、いくつか挙げた食材の中でも何が一番ピッタリなのかも状況に合わせて分かって来るはずです。

学んだ食材は使ってみることで、納得できることが多くなります。

効能が強い物は少量から。

スーパーで普通に買えるもので試してみるのが一番です。

自己責任で体感してみてくださいね。

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