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なかったことにする薬膳は知っていると一生使えるメソッド

私はアラフィフ女性の美と健康をサポートする薬膳講師をしています。

「薬膳」と聞くと、漢方薬のような物、体には良いのだろうけれど美味しくなさそう!そう思われる方が多いのが現状なんです。

でも、そもそも薬膳の考え方には、食材にはすべて性質や特性がありそれを上手く使えば極端に体がバランスを崩すことなく、本来持っているその人が一番心地よく生活できる状態になるというものがあります。それが、よく言われる自己治癒力。人の持つ恒常性というものです。

食材を食べる人の体の状態に合わせて選ぶので、その人の体の状態をゼロ(中庸)にすることを目標にします。

その方法を使って、体質的に食べない方が良いものを食べてしまった時(誘惑に負けて食べてしまった時笑)、それを食べると今気にしていることが、もっと助長される!でも食べたい時に、食材が持つ性質や効能を使ってプラマイゼロにするのが「なかったことにする薬膳」のメソッドなのです。

薬膳が目指すのは体を中庸(ニュートラル)にすること

寝込むほどじゃない、病院へ行くほどでもない、でも、体調で気になることがある状態は誰にでもありますよね?

例えば、肩こりとか、女性に多い脚の浮腫みとか冷え性とか。アラフィフ女性だと、お肌の乾燥や粘膜の乾燥など。生理痛がある人もいると思います。

こういう状態は、体が傾いている状態で中庸(ニュートラル)ではないんですね。
わかりやすく言うとやじろべえやシーソーの傾きがある状態です。

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これが平行な状態なら健康だと考えるので、食材の性質や効能を使って平行に戻すのが薬膳なのです。

具体的にはどのように平行にするのか

傾きを平行にするにはどうするのか?

それはとても単純です。

1.足りないものを補う

2.多すぎるものを出す

基本の考え方はこの二つです。
それに補足して、体には冷えや熱があります。なので、冷えや熱の傾き方も人によって違います。同じ人でも日によって違うことがあります。

熱のバランスも冷えすぎず熱をこもらせないというちょうど良い平行であれば健康だということなのです。ということで、

3.冷えているなら温める

4.熱がこもっているなら冷やす

この4つで傾いたバランスを平行に戻します。

ある食べ物を食べることで、これから起きることを予測して先回りするのがなかったことにする薬膳

食材には性質や特性があるので、それを食べると早い人では2時間後に体に変化が現れます。

食べたものが胃に滞在し胃液が混ざってお粥のような状態になるまで2~3時間、肉や脂の多いものは4~5時間ほどかかると言われます。

その後、小腸を通り水分や栄養分が吸収され、さらに大腸に行き小腸で吸収されなかった水分の吸収が行われると考えたら、食べたものの影響は24~72時間かかって排泄までの工程をたどるのです。

ということは、食べたものは2時間後から最大3日まで体に影響するということになります。

でも、あるものを、もし好んで食べ続けていると、3日どころかずっと影響を及ぼし続けるということになります。

わかりやすい例で言うと、ドーナッツやフライドポテトを食べ続けるとどうなりますか?

1回食べたとしても、それほど体に影響はないですが同じものを食べ続けるのが問題なのです。

冷えている人が、冷やす性質のある野菜のサラダを食べたら体はさらに冷えて冷えの傾きがつきます。

熱がこもっていて喉の痛みや皮膚の炎症がある人が、さらに熱を加える性質の唐辛子やスパイス系のものを食べたら体はさらに熱をこもらせます。

これを知っていると、今気になる体調をそれ以上ひどくさせないことができますよね。

でも、人間だもの。わかっていても食べたくなることがありますよ。

好きなものをいつも我慢するのではなく、食べるならその後どうなるかを考えて、先回りしてなかったことにします。それを食材の組み合わせや調理のしかたでできるのが「なかったことにする薬膳」です。

なかったことにする薬膳の例

体が冷えている人がカラダを冷やす性質のレタス、トマト、キュウリのサラダを食べるなら、体を温める性質のある胡椒を効かせたドレッシングをかけて食べる。(ドレッシングに使うお酢も温める性質を持ちます。)

消化に時間のかかる天ぷらやとんかつを食べるなら、消化を助ける酵素、ジアスターゼが含まれる大根おろしを一緒に食べる。

こんな身近なこともなかったことにする薬膳なのです。簡単だと思いませんか?

なかったことにする薬膳とは

今までお伝えして来たことをまとめると、なかったことにする薬膳は、薬膳で定義している食材の性質や効能を使って、日ごろの体調を整える食べ方のメソッドです。

体質的には、できたら避けた方が良いものを食べたい時に、その食材を食べた影響が少しでも出ないよう一緒に食べる食材の組み合わせ方や調理法を言います。

漢方薬の材料になる薬膳食材を使わなくても、家庭にあるものでできますが、もっと踏み込んで行きたい方、早く体を平行にしたい方は、なつめやクコの実などの薬膳食材を補助として使ってください。

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