台風が過ぎて空気が乾燥して来たらおすすめの和風ホワイトシチュー
9月は台風の季節。
台風が近づくともわ~ッと湿気が増してきますが、台風が通り過ぎるとカラット空気が乾燥して来ますね。
秋も少しずつ深まって行きます。
秋の特徴は空気の乾燥。
この乾燥が人の体にも影響を及ぼすのです。
ある朝起きると鼻の中がなんとなく乾燥していることに気づく。
喉の違和感。空咳。夏の間はあんなにしっとり（べたべた笑）してボディローションなんて塗りたくなかったのに、あれ？お肌や足の裏が乾燥して来てる？
そんなことを感じ始めてませんか？
そんな時は、体をを潤わせます。
潤わせると言っても、ボディローションや乳液をつけるということだけでなく、内側から潤わせることも大切なのです。
潤わせる和風ホワイトシチューのレシピをご紹介しますね。
潤わせる和風ホワイトシチュー
潤わせる和風ホワイトシチュー
材料/
里芋１パック、白菜１/４個、えのきだけ１パック、エリンギ１パック、しめじ半パック、アスパラガス１束、明日香白きくらげ４枚（水で戻す）、鮭４片、生姜１片、昆布だし２カップ、豆乳１カップ、酒大２（鮭にまぶすのはこれと別）、塩麹大１、白味噌大１、青ネギ少々
作り方/
１．鮭は食べやすい大きさに切り軽く酒をまぶしておく。全ての具材も切っておく。えのきは細かくきざむ。（とろみをつけるため）生姜は細かい千切りにする。
２．皮を剥いた里芋は水につけておく。白きくらげは１/４位の大きさに切っておく。
３．大きめの鍋に、昆布だしと酒を入れ、そこに生姜、鮭を入れてアクを取りながら煮立たせる。鮭の色が変わったら豆乳と白味噌以外の材料を全て入れ、鍋に蓋をして沸騰するまで強火、沸騰したら中火から弱火で具がすべて柔らかくなるまで煮る。
４.一度火を止め、豆乳と白味噌を入れる。軽く温めてお好みで青ネギをトッピングしたら出来上がり。
寒くなる前は白くて辛くないもので潤わせる
五臓の色で言うと秋は「白」。白いものを食べると良いと言われています。
例えば、白菜、えのきだけ、豆腐、豆乳、白ねぎ、大根、生姜、にんにくなどなどなど。
でも、よく見ると、白いけれど辛みのあるものと無いものがあります。
暑さの残る秋の前半は辛みのあるものはまだ早い！
体を温める性質を持つためです。
（なかったことにする薬膳のメソッドの一つ、冷やしたくない時に冷たいものを食べたいなら、この白くて辛いものを使って冷やす性質を緩和させることができるそんな食材がこれです。）
そこで、このシチューは白くて辛くないものを中心に使います。
白菜、えのきだけ、白きくらげ、鮭、豆乳、白味噌
身はサーモンピンクと言われるピンクだけれど、鮭も白なんですよ！
豆乳と白味噌を沸騰させないことがポイント！
豆乳は沸騰させるとモロモロになるし、味噌の中でも乳酸菌が豊富と言われている白味噌は沸騰させてしまうと麹菌が死んでしまうからです。
台風が過ぎさった直後は湿気出しも一緒に
台風直後は地面には湿気が残っているはずです。
なので、出汁は昆布を使います。
要らない水分を出す昆布の力を出汁で使い、里芋のデトックス効果も借ります。
ルーを使わないので、里芋や白きくらげのムチン質のとろみがちょうどいい感じ～（「現代の食卓に生かす「食物性味表」日本中医食療法学会より）
えのきだけも細かく切るととろみに一役買ってくれます。
秋バテにならないようにきのこたっぷりでパワーを補う
きのこは元気の素、「気」を補うスタミナ食材です。
そして繊維質が豊富なので便秘解消にもなり、カロリー少な目。
嬉しい食材です。
きのこは、かなり水分を含んでますよね？
きのこの水分はカラダの水分を増やす働きもあります。
なので、このシチューを作る時は水は少なめにしてくださいね。
具が隠れるかどうかの水で大丈夫です。
夏が旬のアスパラガスを最後に楽しむ
アスパラガスも気を補いながらうるおす食材です！
そして要らない水分を体から出す働きも！美味しくてこんなに働くアスパラガスもそろそろシーズンが終わりですね～
ありがとう！また来年～！！（笑）
抗酸化作用のある秋鮭も積極的に
秋鮭の美味しい季節。
鮭は気を補いながら血も増やすそして巡らせます。
含まれる色素のアスタキサンチンは抗酸化作用が豊富です。
酸化とは錆びるということです。錆びないカラダになるためには鮭ですね！
閉経後の女性は骨粗しょう症になりやすいですが、カルシウムの吸収を助けるためにビタミンDが豊富な鮭は、アラフィフ世代におすすめです。
全て切って入れるだけ。最後に沸騰させないように豆乳と白味噌を入れることだけ注意してくださいね。
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