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イライラしやすい更年期世代におすすめする食べ物

生活の中でイライラしやすい女性は少なくありません。
38歳で第一子を出産した私は、子育てと更年期がほぼ並行していたので、
子供のちょっとした失敗や、自分の予定通りに進まないことに、すぐにイライラしてばかりでした。

今思うと、子供には本当にかわいそうなことをしたと思っています。

更年期世代は、卵巣から出される女性ホルモンが、卵巣の老化によって徐々に減少。

今まで脳からの指令に応えて出されていたホルモンが出て来なくなることで、脳がパニックを起こす。それが更年期症状だと考えられています。

人によって出る症状も様々ですが、イライラもそのひとつ。

更年期前なら許容範囲だったことにもイライラしたり腹が立ったり。
そして、イライラしてしまう自分を責めたり、落ち込む人もいると思います。

それがまた新たなストレスなってしまうケースも。

自分の体験も含めてストレスが多い人におすすめしたい食べ物について書きます。

ストレスケアには手軽にできるぬか漬けがおすすめ

ストレスにはGABAが豊富に含まれるぬか漬けがおすすめです。

更年期で体が辛い時に、ぬか床なんて作っていられないし毎日かき混ぜるなんて無理!!そう思われる方でもできるぬか漬けがあります。

無印良品の『発酵ぬかどこ』。

ぬか床は普通、糠を煎り、水と塩や唐辛子などを混ぜて作ります。
すぐに食べたい野菜を漬け始めるのではなく、「捨て漬け」と言って
実際には食べない(食べてもいいのですが)、野菜の芯や皮などを漬けておきます。

お米屋さんで買った生ぬかを乾煎りしていました。

2~3日くらいで捨て漬け野菜を取り換え、これを1、2週間繰り返すというぬか床を育てる期間が必要になります。

自分で作るぬか床は育てると言う楽しみもありますが、忘れてほったらかしにしてしまったり、面倒だと感じることもあるでしょう。

夏場は発酵し過ぎないよう、冷蔵庫で保存。すると、タッパーやホーローの器が冷蔵庫の中で場所を取ると言う問題もあります。

野田琺瑯できゅうりなら3~4本漬けていました。

マチ付きのビニルケースに入った『発酵ぬかどこ』は、すでにぬか床が発酵しているため、買ったその日から食べたい野菜を漬けるられるのがポイント。

それまでは、手作りのぬか床を使ってぬか漬けをしていたわが家も、今年は無印の「発酵ぬかどこ」を利用することにしました。

ある夏の日の私の朝ご飯。


ストレスが多い人にぬか漬けをおすすめする理由

ぬか漬けにはGABA(ギャバ)が含まれています。

1950年に哺乳類の脳から発見された、たんぱく質を構成しないアミノ酸の一種です。その後の研究で動植物界に広く分布していることがわかっています。高等動物においては、抑制性の神経伝達物質として機能していることが知られています。また、脳機能改善効果や高めの血圧を改善する作用なども認められており、これを利用した医薬品・食品も開発されています。

 血圧は交感神経の活動が高まると上昇しますが、GABAはこの交感神経の亢進を抑え、血管の収縮に働くノルアドレナリンの分泌を抑えることにより血圧を低下させることが考えられています。

ヤクルト中央研究所サイトより抜粋


ぬか漬けを食べると食物性乳酸菌で腸が整いガスが臭わなくなったり、ガス自体をしなくなるということだけでなく、交感神経が高まり過ぎるのを抑制することでリラックスができるということなのです。

資料によると、主な効能は精神安定、血圧降下、成長ホルモン分泌促進など。他には、中性脂肪低減、記憶学習促進、体重軽減などもあると書いてあります。(美味技術研究会誌第15号より)

GABAはアミノ酸系神経伝達物質で興奮を抑制=穏やかになる。
これは、肌感覚ですが、家族に毎日ぬか漬けをひと夏出していただけでも感じたことです。

中医学では、五臓の「肝」に貯蔵されている血(けつ)不足から、切れやすい人、イライラしがちな人におススメですね。

カラダの中の(脳脊髄中の)GABA濃度は加齢で減少、特に女性で顕著なので更年期から初老の人に効果的とのこと。
更年期は閉経前後の各5年合計10年ですが、人によっても、その時の症状の始まりと終わりは違います。

ざっくりですが、40代になったらぬか漬けを食べることをおすすめします。

私も食べてますよ!ご自身でストレスが多いと思い当たる方もご一緒に(笑)

体内でGABAを増やすためにすること


いきなりですが、中医学では、イライラするのは「気血津液」の血(けつ)が足りないからと言われます。また血(けつ)が足りていないと寝つきが悪い、夜中によく夢を見るなど、血(けつ)は睡眠に関係する体の抗生物質です。

イライラしやすい人は「血」を増やす食べ物を食べる。
そして、血(けつ)を増やすためには日頃から早く寝ること。
23:00~2:00の時間に寝ていると血(けつ)は五臓の肝で再生産されると言われるのです。

肝はストレスに弱いシステムで自律神経とも深い関わりがあります。

逆を言えば、寝ないと血(けつ)が増えない→血が少ないとイライラ・よく眠れない→寝ないと血(けつ)が増えない・・・という悪循環。

この時間帯は、寝ていると成長ホルモンが分泌される時間です。
疲労回復、新陳代謝の活発化などにも繋がります。

ぬか漬けに含まれるGABAも睡眠中に増えるのです。

安眠のためには夕食にGABAを含む食材を摂ると良いそうです。(GABAは摂っても長時間は体内に残らないため)

ストレスでイライラしやすい更年期世代におすすめするのはぬか漬け

交感神経が優位になり過ぎるのを抑制させるGABAが含まれるぬか漬け。
わざわざぬか床を作るのが面倒なら、買ったその日に漬けて翌日には食べられる無印良品の『発酵ぬかどこ』がおすすめです。

そしてぬか漬けは夜に食べる。
更にリラックス効果を高めるには23:00までには寝ると言う生活習慣がおすすめです。

ぬか漬けは良さそうだけれどできないことをまたストレスに感じるより、簡単にできることで始める。

睡眠も、その時間に寝られないことに罪悪感やイライラしない。
リラックスできたらきっと時間になったら眠れるようになるかもしれませんから。

無印良品以外でもスーパーに同じような商品が販売されていることもあります。値段もほぼ同様です。

ストレスをお菓子で解消するのではなくぬか漬けも試してみてくださいね。
腸もスッキリです。


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