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更年期世代以上におすすめのエイジングケア無限キャベツ

ネットで話題になったのが発祥で、今では無限キャベツの素みたいなキャベツに混ぜるだけのタレも売られています。

美味しくて必要な栄養が摂れるものが誰にでも魅力的ですね。

しかも簡単でできるなら火を使わなければ夏に最高!です。

近くのスーパーでキャベツが98円だったので、買って来ました。
何を作ろうかと考えている時に、一緒に買ったちりめんじゃこが目に入り作ったものがこちらです。

エイジングケア薬膳無限キャベツ


初めて作った時に、明日の分もあるだろうと思っていたら家族に全部食べられてしまいました。

ご飯におかずにもビールのお伴にもなるレシピです。


血巡りアップの更年期世代以上におすすめの無限キャベツ


材料/
バラバラにしたキャベツ8枚~10枚、ちりめんじゃこ大さじ2、瓶詰めアンチョビ4匹、塩、ラー油少々、黒ごま少々。

これくらい大きくても8枚くらいペロリです。

作り方/
1.軸から外したキャベツはよく洗い水気をきり手でちぎるか。ざく切りにする。

2.ビニル袋かボウルに入れて軽く塩を振り、さっくり混ぜる。
3.ちりめんじゃこと細かく切ったアンチョビを入れて混ぜる。


ここのアンチョビはスーパーでもよく見かけます。

4.ラー油を4滴入れるとピリ辛に仕上がります。最後に擦った黒ごまをかけて召し上がれ。


材料の薬膳解説

キャベツの効能

キャベツは温めも冷やしもしない平性で、含まれるキャベジン(ビタミンU)が胃粘膜の保護をすることは有名ですね。

胃腸薬の名前にもなっているくらいですから。

薬膳でも、健胃効果が言われていて疲れて胃腸機能が弱った時や消化不良の時にもおすすめです。

特に胃腸が弱い人や夏に冷たいものを摂りすぎて、揚げ物を食べるとお腹の調子を崩す人は、揚げ物の二倍くらいのキャベツの千切りを。

ここに、胃もたれしない揚げ物の食べ方についての記事があるので合わせて読んでくださいね。

エイジングケアに関わる五臓の腎の補強と、合わせて足腰を丈夫にする効能もあるので老化が気になる人は積極的に食べるようにしましょう。

ビタミンUは熱に弱いので胃腸への効果を考えて食べるなら生!
なのでキャベツの千切りや無限キャベツが良いのです。

腎や消化器系の脾だけでなく、五臓全てを補う効果も言われています。
なるべく毎日何らかの方法でキャベツを食べるようにすると、体調が整いやすくなりますよ。

ちりめんじゃこ・アンチョビの効能

ちりめんじゃこはカタクチイワシの稚魚。
アンチョビもカタクチイワシを塩漬けにしてオリーブオイルに漬けたものです。

包丁でザクザクに切りました。

体を温める温性です。

イワシなどの青背の魚は血流改善に効果があるとされていて、血液がサラサラになると、更年期以降に起こりがちな高血圧や動脈硬化の予防だけでなく、脳への血流改善になり記憶力低下などの老化予防、エイジングケアになります。

イワシの骨は柔らかいので、梅干しとお酢を入れて甘辛く煮ると骨も柔らかく食べられるようになりますが、ちりめんじゃこやアンチョビならもっと手軽に摂れます。

ちりめんじゃこにも塩気がありますし、アンチョビの塩気も強いです。

なので、最初にキャベツに馴染ませる塩は少なめにしておくことがポイント。

その部位を良くしたければ食材のその部位を食べるという薬膳の「同物同治」の考え方で言うと、骨を丈夫にしたければ骨ごと食べるじゃこやアンチョビは「同物同治」になりますね。

黒ごまの効能

腎のために食べる良い食材の色は黒。
エイジングケア食材の色です。

なので、ここでは白ごまではなく黒ごまを使います。
滋養強壮、エイジングケア、老化に伴う足腰の冷えや白髪などに。

そしてごまは必ず切るか擦って使います。
粒のままだと消化されずにそのまま出て来てしまうからです。

食べても吸収されなければ効能はないも同じですから、擦るか切って使ってくださいね。

風味は落ちますが市販の摺りごまが便利です。

ピリ辛味で体に溜まった湿気を飛ばす

ここまででもしっかりエイジングケアの無限キャベツになっているのですが、最後にピリ辛にするところに夏におすすめする意味があります。

日本の夏は暑いだけでなく湿度が高いのが特徴。

体の中にも余分な水分が溜まってしまい、その影響で重だるさや消化器系の不調、食欲不振、むくみなどに繋がります。

消化器系のシステム「脾」は冷えと湿気に弱いため、湿度が高いと弱りやすいのです。

そこで体を強く温める唐辛子(鷹の爪)やラー油を使って湿気を飛ばします。

空気が乾燥する秋や、潤い不足の更年期以降の世代は辛さを控えめにすることをおすすめします。

激辛にしてしまうと、体がどんどん熱せられ、必要な潤いは強力な温風ドライヤーで乾かされると思ってくださいね。

このレシピの応用

1.アンチョビを止めて韓国のりを入れる

海苔は強く体を冷やす性質の寒性。
ですが、ごま油を塗って焼いてあるので、冷やす性質が少し和らげられます。

海藻類は水分代謝を促すため、雨の日や湿度の高い時におすすめです。
塩分の摂り過ぎになるのでアンチョビを止めて韓国のりに変えましょう。

2.乾燥わかめを加える

オリジナルレシピに乾燥わかめを加えて馴染ませます。
一旦水に戻した方が柔らかくなりますが、早めに作っておくなら乾燥状態のまま一緒に混ぜておきます。

わかめも強く体を冷やす寒性なのでラー油をオリジナルより少し多めにしても良いですね。

便秘がちな人はわかめを加えるのがおすすめです。便秘解消にわかめを加える時は辛さはオリジナルのままにしてくださいね。

大腸と強い関連のある五臓は「肺」ですが乾燥に弱いため強く温め過ぎると乾燥することで腸の滑りが悪くなります。

3.紫蘇を加える

夏が旬なのに温める性質の温性の紫蘇。
香りがストレスにより滞った気を流します。

それにより水巡りや血巡りも促進されるので同じ姿勢で作業を続けて肩凝りがある時や脚のむくみが気になる時は紫蘇を加えてくださいね。

まとめ

無限キャベツでも合わる食材の性質や効能を考えれば、薬膳になります。
ビールが進んでしまうかもしれませが(笑)、その時は枝豆を加えるか別に食べて、影響をなかったことにしてくださいね。

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