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薬膳とメンタルヘルス③(ストレスについて❷対策)

前回は東洋医学的にみたストレスの仕組みや心身への影響についてでした。
今回はストレス対策編です。

ストレスの原因や表れ方(症状)によって対策は変わってきます。

ストレスの度合いなどによっては、
「肝」だけでなく「心」や「脾」にも影響が出ていたり
気の巡りが悪くなっているだけの場合もあれば、津液(水)の滞りも深刻な場合もあったりします。

とは言え、今までの記事でも解説してきたように「肝」が最もストレスに弱いことは確かです。そして「気の巡り」。
どんな症状であってもこの2つをケアすることは必要ですし、ストレスの初期では必ずと言っていいほどこの2つに何か問題が起こっているはずです。

ここではこの「肝」と「気」に焦点を当てた対策をご紹介します。

食べ物での対策(=薬膳)

柑橘類がオススメです。

現代でいうところのビタミンやタンパク質などの栄養のように、
薬膳にも”効能”と呼ばれるものがあります。

柑橘類にほぼ共通して含まれている効能に”理気(りき)”行気(こうき)”というものがあります。
言い方が違うだけで、両方とも同じ”気の巡りをよくする”という働きがありますよという意味です。

アロマでも柑橘類の香りはオススメです。

理気の食材で他にざっくり分かりやすいのは薬味です。
子どもの頃は嫌いだったけど、大人になってから好きになってきたという人が多いのは体が必要としているからなのかもしれませんね。=子どもの頃と違いストレスや鬱憤が溜まってきてるってことです😅

そして、柑橘類は酸味ですよね。
(味についても本当は少し解説が必要ですが・・ここでは省きます)

五行論では”味”も5つに分類されます。
今までの記事にも書きましたが「酸味」は「肝」と同じ『木』に属します。

つまり「酸味」は「肝」のことを基本的には助けてくれる味なのです。
(これも場合によりけりで、説明するとちょっと長くなるので・・ここでは省きます)

運動での対策(=ヨガ・ストレッチ)

ストレスが溜まっているということは、そのストレスを発散させたいということですよね。下手な発散のさせ方の極みは八つ当たりとかかなと思いますが・・こうならないためにも適度に体を動かしましょう!

大切なのはあなた自身が心地いい楽しいと思えることをすることです。
誰かや何かの基準に基づいて選ぶのはやめましょう。
(ex.本当は散歩程度で充分だけど友人にジョギングを勧められたから頑張る!とか、20分以上運動しないと意味がないらしいとか??)

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