2022夏環境系学生未来塾in泰阜村~手触り感のある暮らしとあるもので豊かにいきること~
「世界とのつながりを醸し出し 私と共に生きることを探求する 場づくり杜氏」のやっくんこと福元です。
長野県は泰阜村で、初開催となる環境系学生未来塾in泰阜村を2022年9月12〜15日に開催しました。
認定NPO法人自然復元協会による主催のもと、NPO法人グリーンウッド自然体験教育センターとNPO法人HUB&LABO Yakushimaの3社合同開催で、泰阜村未来塾が無事終了しました!
大学時代からの憧れであるグリーンウッドだけでも嬉しいところ、未来塾第1回目を共に作った公美と未来塾という場を作ることができて本当に幸せでした。
「あるもので豊かに生きる」をテーマに自分自身ととことん向き合った4日間。
グリーウッドの特色である、手触り感のある暮らしづくりと未来塾の対話時間が混ざり合った良き時間でした!
未来塾に対する思いはこちらから
あるもので豊かに生きる
今回の泰阜村未来塾のテーマである「あるもので豊かに生きる」
正直最終日まで、自分の中にどうやって落ちてくるのか未知数でした。
泰阜村の未来塾は自分達で暮らしを作りながら、対話時間を過ごす場。
正直、ごはんを作っては食べ、掃除をし、お風呂を焚くの繰り返し。
昼食は、グリーンウッドのゆべしが用意してくれていたからワークの時間が取れていたけれど、そこまで自分達でやっていたら暮らしを作るのでいっぱいいっぱいだったんだろうなと想像してます。(ゆべし本当にありがとう!)
人間はやっぱり動物で食べなきゃ生きていけない生き物。食事の部分以外にも誰かに頼って、時間を作ってもらってるんだなと改めて感じた4日間。
作ってもらっているのは家族でもあるかもしれないし、もしかしたら昼食を買うお店の人なのかもしれません。
便利なお店や頼ることができない家族がいないからこそ、自分達であるもので暮らしを作っていく。
自分達の手で作っていくからこそ感じられる、一つ一つの繋がりや意味。
目の前のものに真摯に向き合うことが、あるもので豊かに暮らすことなのかもしれません。
「あるもので豊かに生きる」とは、今を感じながら生きるマインドフルネスそのものだったと感じています。
つながりは豊かさの象徴
泰阜村での暮らしはつながりを感じることがたくさん。
朝づくりでは、部屋掃除・薪割り・風呂掃除・朝ごはんづくりをしながら1日を作っていく時間。
誰かが働いてくれることで、作られていく暮らし。
全ての作業が暮らしを成り立たせるために大切。
その中でも特に薪割りは、誰かが割ってくれていた薪をいただいて、次の人のために薪を割っていく暮らしの循環の作業でした。
泰阜村の食事では、毎食食材の紹介をしてくれていました。
例えば「今日の野菜の〇〇は、泰阜村の80歳のおじいちゃんが作ってくれました。」
など1つ1つ丁寧に紹介してくれることで、食材1つ1つにもつながりを感じることができ、食材そのものにも感謝を持てた時間。
くらしのひとつひとつにつながりを感じることができ、ひたすら感謝する。
普段の暮らしでもつながりの中で生きているのだろうけど、なかなか感じきれないのも事実。
便利なことは豊かなことかもしれない。
でも、見えなくなっていることもあるなと感じる泰阜村時間でした。
新ためてつながりを感じることは、感謝を忘れないことでもあり、豊かさの象徴だと感じました。
焚人とは火を分け合い、分かち合える人
もっと人と人が心地よい関係性で、場や環境と接する中で学び合うことができないのか。
そんなことを問いとして持っている中で、
最近辿り着いた一つの人材像「焚人」。
焚人とは、
心に焚き火のような温かい心を持つ人
焚き火を囲むように対話ができる人
焚き火を囲むように、その人を中心に対話が始まる人
焚き火を囲むような対話の場を作れる人
今回もあかりん、くみ、ゆべし、きき、そらち、やっくんが焚人として場を醸し出しました。
チェックアウトの時に、そうまが語ってくれた言葉から改めて焚人のもう1つの在り方を表す言葉を教えてもらいました。
「実際に本物の火をみたり、みんなの夢や未来を語る時の情熱に当てられたりして、最近燻ってた自分の気持ちや好奇心をもう一回燃やしてみたいなと思った4日間でした」
めちゃくちゃ嬉しいチェックアウト。
この言葉にはすごく大切な意味があり。
僕が目指している焚人の在り方でもありました。
それは、「火(想い)を分け合い、分かち合える人」
焚き火のように、隣の人に火を分け合うこともできるし、火の暖かさを分かち合うこともできる。
そうま、豊かな気づきをありがとう!
見えない世界の表現、直感の表現
僕は見えない世界の表現や直感の表現をすることを大切にしています。
それは、場づくりにおいても、コミュニティ運営についても。
泰阜村の未来塾でもこのことをさらに強く感じることができました。
泰阜村未来塾は「あるもので豊かに生きる」がテーマ。
あるものとは、モノやコトだけでなく、人や文化、時間、自然なども活かしながら生きること。
普段の暮らしでは気づかないことだからこそ、1つ1つを味わいながら暮らしをつくっていく。
僕の見えない世界の表現は、
「森のように生きる世界=尊厳を守り、多様性あるふれる世界」
個々の尊厳を守ること。
泰阜村の未来塾で表現するなら、「あるものつながりの中で豊かに生きることで、感謝の循環の中で生きる。」
暮らしの見えない部分を表現することで豊かさを改めて表現できると学んだ時間でした。
泰阜村未来塾、本当に豊かな時間でした。
終わってすぐのふりかえりの中で僕も他の焚人も次回もやりたいなと思えた充実した4日間でした。
改めて
一緒に場を作ってくれた、
あかりん、くみ、ゆべし、きき、そらち
一緒に暮らしを共にした
そうま、るかち、さえ、まつり、なつき、みな
ありがとうございましたー!
また会う日まで