まっさらな世界に身をおく
やくさひろです。
この世界には様々なものがあり、様々な人が暮らしています。しかし、その中で、心地よさは人によって様々で、自分にとって味方という人ばかりがいるわけではありません。
私は手のお手入れをするようになり、心地よさについて考えることが多くなりました。
この心地よさを私はこう表現します。
「まっさらな世界に身をおくこと」
そう、心地よさとは頭がすっきりするとか癒されるとか気分がいいという感情でなく、まさに脱力した自分を受け入れられる世界に身を置くことなのです。
人間の心地よいは人によって様々だと思いませんか。人が暮らしている中で、あなたは何が基準だと思いますか。答えは沢山あり、睡眠や食事、衣服という最低限を充実が重要と思う人が多いと思います。
しかし、実際には、心地よい時間の使い方や人間関係が大きな要素なのです。人間の得意不得意がある中で、自分の楽にできるペースで物事ができること、進めることができて一定の満足が得られる結果が出るものを好みます。それを、行動の場合は、趣味と呼び、心地よい時間を過ごすことができる他人を友人と呼びます。趣味や友人は実際に生活していて、触れてみて自分にとって心地よいか良くないかを判断します。しかし時としてそれがストレスや心の負担になることもあります。
心地よさを強く求める私は、まっさらな世界という表現にワクワクする高揚感を感じて仕方がないのです。仕事環境においても常に周囲に人がいて、大勢の人を対象にセミナーをする講演をする、常にSNSでリアルな人の声と存在を感じる、こういった環境から脱したいという心の声が、まっさらな世界に身をおきたいという願いに変化していったのです。
手のお手入れという行為は、私に数えきれないほどの体験や感情を与えてくれました。自分の好きや心地よいと判断するには何が必要なのか、その答えも導いてくれたのです。
それは「心の余裕」です。心の余裕こそがまっさらな世界で新たに挑戦できる意欲に繋がるのです。
心の余裕、時間の余裕はじっくりと観察し、自分にとって重要か否かを判断する大きな要素になります。
ここで重要なのは、判断する決断の速さではありません。即決でこの物事に時間を割くのは自分にとって心地よいという判断ができるのは何も問題はありません。しかし、自分自身で判断ができないで、他者の意見や人が関係してくる、人が薦めたものは好きじゃないけれど渋々判断してしまうことが大きな問題なのです。
人生にとって時間はとても重要で、加えて趣味を行うにしてもお金も発生することがほとんどです。お金を大切にしているなら好きでない物に割くことは非常に心も貧しくなってしまいます。
まっさらにする時間を持つということは、頭に溜まっている思考を落ち着かせて、今の自分にとって必要な物は何なのか？冷静に考え直すことで、優先順位をつけることを目的としています。
自分に何が必要で大切にしたいのか？一日一回、もしくは週一回しっかり時間を使って心を落ち着かせることが大切なのです。だから私は手のお手入れを継続的に毎日毎日行っています。
お手入れの時間はまるで瞑想にふけるかのような穏やかな時間であったり、時にはその日起こったストレスをリセットし心のメンテナンス時間であったり様々です。お手入れをしながら、心に浮かぶことをぼんやりと考えたり、日常張り詰めている全ての「頑張る」を止める時間なのです。
まっさらな世界に身をおくために日ごろから意識していることがあります。それはスマートフォンで多くの情報を調べないこと、情報から一定期間遮断することです。
私たちは情報を簡単に得られるようになり、SNSや断続的に流れてくるニュースという情報を得ることで、決断をするということで億劫になっているように感じます。自分で考えるのではなくて、情報があるからこれでいいは、自分の思考が完全に停止してしまっています。
手のお手入れをする時、その時間や環境を大切にしてください。
何が重要で必要なのかを考えることで、納得できる心の安静と達成感を得るために重要なことなのです。手のお手入れ時間は我慢大会の時間ではありません。「頑張る」を止める時間、そして手のお手入れが終わった時には「はい、さようなら」と胸をはって言える平常心を持つことを意識してください。頭の中でぐるぐる思いを巡らしてもすぐに忘れてしまいます。
しかし手のお手入れという体験を通して経験したことは体に心に沁みついていきます。
時々は自分の脳のシチュエーションを切り替えていきましょう。
まっさらな世界に身をおくことで常に自分の感情をリセットすることができ、手のお手入れを通してエネルギーを養うことができます。
やくさひろです。 記事が広くシェアされ、手のお手入れを通して誰かの幸せに繋がることを願っています。 いただいたご支援は活動費として使用させていただきます♡