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コロナ禍での妊娠体験記#4 妊娠初期の孤独な戦いから救ってくれたもの
こんにちは。妻のショウガです。
10月に入り、いきなり冬が来るのではないかと思うような寒い毎日が続いていますね。秋晴れ、という言葉がありますが、ここ最近は台風の接近もあり、晴れ間自体を見ることが珍しくなっています。
さて、今日も、妊娠の体験記の続きを書いていこうと思います。
妊娠初期(特に初産)は、妊娠の勝手もわからず、体調や心の変化についていけず、落ち込みがちですが、そんな私を救ってくれたもの、勇気づけてくれたものを中心に書いていこうと思います。
まずは、第2回妊婦検診で、初めての体験を2つしたことから書いていきます。
初めての体験①血液検査の結果
2回目の妊婦検診は、初回検診からは約3週間後の日程、だいたい13週くらいのタイミングでの受診でした。前回の初回採決の結果などを教えてもらいましたが、ここで人生で初めて甲状腺の値に引っかかりました。
先生曰く、「妊娠するとこの値が低くなりやすいので、特段問題はないと思うよ」とのことでしたが、血縁の中に甲状腺関連の病気になったことのある人がいないか、今までの健康診断で甲状腺の異常を指摘されたことはないか、確認されました。
母や姉の体調や今までの病気は知っているつもりでしたが、改めて質問されると戸惑うものです。妊娠を機に、血縁関係の中で大病を患ったことのある人がいないかどうかは、改めて確認しておいた方がいいのだと感じました。
初めての体験②腹部エコーで診る赤ちゃん
検診では前回のように内診で赤ちゃんの様子を診るものと思っていましたが、初めてお腹の上からのエコーでした。
「わ〜、コレだ。妊婦検診って言うと、こういうエコーだよね」と一人でテンションが上がりました。初めて4Dで診る我が子にドキドキ、少し緊張もしました。
小さな画面の中におさまるほどの大きさですが、手や足、鼻の形もしっかり見えて、もうはっきりと人間の形をしています。先生がなるべく全体がハッキリと映るように、エコー写真を試行錯誤してくださいました。
先生からは「12週を越えたので、また1つ流産の可能性が減ったと言えます。まだ安定期とは言えないけれど、順調ですよ」と励ましてもらい、元気が出ました。
エコー写真どうやって保存しよう?
2回目の妊婦検診で初めて4Dのエコー写真ももらったので、この写真たちをきちんと保存したいと思いました。初めてもらった時から薄々感じていましたが、エコー写真は感熱紙やインスタントのことが多く、おそらく時間が経つと消えてしまう・・?
超音波の白黒のエコー写真は、ペラペラしていて、レシートに近い感じ。きっと時間とともに少しずつ薄くなって消えてしまうと思いました。
検診の結果と併せてアルバムにしておきたいと思ったので、手間はかかりますが、毎回検診でもらえるエコー写真は、その都度、写真に印刷することにしました。ネットでは、「コンビニでは印刷できない(データが消えてしまう)」という声もありましたが、私たちは特に問題なくコンビニの複合機で写真印刷できました。
マタニティアルバムも可愛く、いろいろな種類がありますよね。私たちは、写真とコメントを残せるタイプを選び、それ以外でもシンプルな写真を入れるだけのアルバムを購入し、複数もらえるエコー写真は、そこに保存していくことにしました。
マイナートラブルとの戦いは続く
検診では順調な経過を知って安心できていたものの、マイナートラブルには引き続き悩まされていました。吐き気もありましたが、私の場合は、特に頭痛と不眠がつらかったです。
頭痛になっても妊娠前まで服用していた薬は飲めないため、おでこやこめかみに冷えピタを張ったり、氷枕をしたりしながら頭痛をやり過ごしていました。
不眠については、もう何も対処できるようなものがなく、19時頃に眠くなって寝たと思えば、2,3時間後に目が覚め、それから一睡もできなかったり、朝の4時頃に目が覚めて眠れないことも多かったです。「疲れているのだから眠らなきゃ」「明日も仕事なのに」と、眠れないことがプレッシャーになり、悪循環になっていた気がします。
初めて、妊娠を友人に報告しました
絶不調の妊娠初期でしたが、12週を越えたことで少し心が楽になり、そろそろ仲の良い友人には妊娠を報告したいなと思い始めていました。
妊娠だけでなく、コロナウイルスの流行もあり、なかなか友人と気軽に会うこともできず寂しい思いをしていたので、リフレッシュを兼ねて友人とランチに出かけることにしました。
なるべく栄養のあるものをと火鍋を食べながら、勇気を出して、友人に妊娠したことを報告しました。
「ええええ〜〜〜!本当におめでとう。ついに、妊娠かあ〜!!!楽しみだね」と本当にうれしそうに答えてくれました。普段はどちらかと言えば、落ち着いていて、感情の起伏が見えにくいタイプの友人だったので、私にもうれしい驚きでした。
妊娠してからというもの、あらゆる制限の中で、気持ちが落ち込んだり、一瞬盛り上がったり、コントロールできない毎日を過ごしていた分、こうやって仲の良い友人と食事をしたり、話をしたりすることは、本当に楽しく、心に栄養が沁み渡るような気持ちになりました。
まさかのサプライズ!突然届いた包みの中には・・・
友人との久しぶりのランチを楽しんでから数日。自宅に、その友人から荷物が届きました。
不思議に思いながら包みを開けると、そこにはノンアルコールのシャンパンとメッセージカードが入っていました。
こんな風に祝福してもらえるとは夢にも思っていなかったし、友人の心遣いに感激して、思わず涙が。
こんな素敵なサプライズをしてくれるなんて、すごいなぁ・・と友人のオシャレさに感心もしましたし、夫のミョウガくんも、とっても驚いていました!!
私もこういう気遣いができるようになりたいと心から思いました。
妊娠帯のプレゼント
妊娠がわかってからお互いの親には早々に報告した私たちですが、夫のミョウガくんが自分の母と食事に行った帰りに、大きな包みを持って帰宅しました。
中身は、なんと妊娠帯・・・!このプレゼントにもとっても驚きました。安産祈願で有名な水天宮の、安産御守の御子守帯(みすずおび)でした。
実際に使うようになるのはもう少し先のことでしたが、わざわざ私たちのために安産祈願に足を運び、こうして御守りをくださったことが本当にうれしかったし、励みになりました。子どもの誕生を心から楽しみにしてくれている人がたくさんいることに、感謝の気持ちと、人の縁の強さを感じました。
妊娠初期、日々変わる体調と心に驚きながらも、周りのサポートを受けながら、少しずつ、なんとか前に進めたような気がします。
人の気遣いや心配り、向けられる優しい眼差しに、本当に励まされ、勇気づけられ、救われました。
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