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50.宗教の質問と回答(長文メモ)

画像と本文はいまいち関係しません。勧誘なんてしなくても簡単に騙されたりしてくれるというお話です。知っておくと便利な宗教知識。前半は仏教(浄土真宗)、中後半はお金や寺への苦情。難しい話やきつい表現もある。                

Q.坊主頭にしなくていいの?
A.仏教では外見や肩書きを重視しない。釈尊(釈迦如来、ゴータマ・シッダッタ、お釈迦さん)は行いを重視する。例:出家して林や洞窟に住む、無所有(むしょう、執着しない)、施しは食料のみ、托鉢=乞食をする、身を慎むなどの僧=修行者の生き方をしていない者は袈裟を着るな・(僧と呼べないのに嘘をついて)僧を名乗るな。ちなみに、日本で見る仏像や絵は螺髪(らほつ、ぐるぐる巻いてあるヒンドゥー教の司祭階級バラモンの髪型)。

Q.法名(≒戒名 という宗派も多い)って何?死後に必要なの?
A.釈 〇〇。仏門に入ること。仏弟子になり仏教に帰依すること。本来、死後に必要とかそういう類のものではなく、なくても問題ない。

Q.肉や魚食べてもいいの?修行は大変でしたか?
A.紀元前の釈尊でさえ肉食を禁じていない。托鉢して得たものがたまたま肉だったら食べれば良いというスタンス。
浄土真宗においては修行というものはないというか、嘘・偽り・妬みなどばかりで、清浄さ・誠実さ・真心など欠片もない愚かな極重悪人に仏道修行は不可能。

Q.宗教は他への慈しみなどを説く平和的なものではないのか(IS=イスラミックステート=イスラム国はイスラム教を名乗るべきでない)?
A.開祖ムハンマドさん自身が指導者として殺人や略奪をしている。聖典クルアーン(コーラン)でも、迫害する者は殺せなどの記述多数。ユダヤ教と同じく排他的で選民意識も強い。
ムスリムと結婚したらイスラム教への(半強制)改宗も有名だと思うが、他人に何かを強いたり、寛容さや協調性を欠くのは対立を生みやすい。

Q.お勤めは何のため?
A.浄土真宗だと愚かな自分を往生させ仏にしてくれることへの感謝など。仏教では、お祓いや魂入れ魂抜きや追善供養や加持祈祷や占いなどは外道。例えば加持祈祷しない理由:実際効果ないようだし、欲望を満たすのではなく抑制・制御するのが仏教。

Q.なぜ浄土真宗(阿弥陀仏のみを信仰)では他力信心で往生するの?
A.1.無量寿経に出てくる第18願(浄土往生の願、本願):設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆 誹謗正法→要は、浄土往生には至心・信楽(しんぎょう)・欲生(よくしょう)が必要。
2.至心・信楽・欲生(三心、三信心)の意味は、真・誠・実・歓・喜+本願を疑わないなど。
3.全ての人間は、穢れ・悪・汚ればかりで清浄の心がなく、虚仮(こけ、偽り・本物でない) ばかりで真実がない=人間には浄土往生に必要な三心がない→浄土往生するには、三心を阿弥陀如来によって授けられる(他力)と解釈すべき by 親鸞。

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①仏壇とは?なぜ金ピカ+仏具で飾り付けするの?阿弥陀仏はなぜ座らず立っている(威厳のあるものは軽々しい振舞いをせずどっしり構えるべき)?
②仏壇・位牌・寺による葬儀執行・回忌法要などが庶民に普及したのはいつから?
③忌中や喪中はいつまで玄関に貼る?49日って何?
④仏(ぶつ、ブッダ)って何?仏教の目的は?
⑤在家信者に守ってほしい基本的な五戒(生活ルール)?
⑥南無阿弥陀仏と称えるだけで浄土往生できる原理とは?
⑦香典・香典返しや葬儀費用はどうすればいいの?
⑧安い墓じまい(永代使用権(墓地)返上+骨取り出し+墓標撤去)や焼骨処理?
⑨宗教法人はぼろ儲けしている?
↓答え
①浄土を模している。仰々しく飾り付けのは江戸時代以降でビジネス要因が大きいかと。
座ったままでは、煩悩まみれで迷い惑う極重悪人を救うのが難しいこと(=人間の酷い有様)を表現している。禅寺とかだと座っているのも存在する。
②寺檀制度により半強制が進んだ江戸時代(発祥は鎌倉とかだが)。
③49日が無難。インドの輪廻=生まれ変わり思想に基づく死後7,・・・,49日の審判。ちなみに仏教は輪廻に否定的だが、あまり知られていない。
④原義は目が覚める(自分をしる)≒欲望を抑制する。煩(わしい)悩(み)から離れる。感覚器官(眼耳鼻舌身(肉体)+意(精神))を制御し心安らかになる≒瞑想。輪廻からの解脱。
⑤1.生物を(殺)害するなさせるな2.盗むな盗ませるな3.他人の妻を犯すな4.嘘をつくなつかせるな5.飲酒するなさせるな
⑥親鸞さんや法然さんも分からないようだ。不可思議(人間の想像を超えている)である。
⑦香典=本来は線香や花や米など。20世紀中後半から葬儀費用が増大し、費用を賄うためにお金での提供が慣習化したが廃れてきている。結局は(費用を肩代わりしたい、花を供えたいなど)各人の気持ち。香典返しは本末転倒。
葬儀費用は故人の遺産から捻出し、相続権を有する人とその配偶者や子供は香典を出さないのが、相続人間での割り勘になり合理的。
⑧墓地所持者の死後に承継せず放置すると無縁墓(墓地の権利義務消滅)扱いになる。その場合、寺や市などの墓地管理者が撤去したりしなかったりする。
a.火葬場で収骨せず骨を置いていく(火葬場に要確認)or粉末状にして庭や海などに節度を持って撒く散骨or親族の墓に入れる(満タンだったら骨壺を取り除き中身を出す)or自宅で保管
b.寺・市の合祀墓(ごうしぼ)・合葬墓(がっそうぼ)や骨仏をつくる寺に送骨
c.墓地(年間管理費0円など規約を確認)を購入し骨を埋蔵し墓標(墓石や樹木)をたてる。
仏教(自然葬=自然に還す、死に執われ過ぎない)や費用(基本0円)を考慮すると、管理費0円の墓地所有者以外はaが推奨される。
⑨寺:まず2019年の世帯数は約5850万で住職不在でなく活動している寺は6万弱?。月忌参りを行う10%?の世帯が月3000円ほど+葬式1回当たり地域差や宗派差は激しいが40万円超?で2019年の死亡者数137.6万人のうち直葬=火葬式20%超?と神道式・キリスト教式葬式や自由葬=無宗教葬合わせて20%?は寺を呼ばない+回忌法要+墓地(面積や地域によるが永代使用権1つで60万円?と年間管理費1万円?)や納骨壇(堂)や駐車場経営+資金集めの懇志袋や振込用紙+祈祷や供養+写経やお守り+賽銭+地域の追悼法要執行などで約2000万円(+観光系や学校 病院経営など)の売上がある。
神社:最大派閥の神社本庁系では8万社中、年間売上1億円超が1600社。
惰性もあるが、多くの宗教法人は旨味があるから世襲するし存続もさせる。
寺や信徒(信者)の行為について仏教や法律に照らして検証する。

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①葬式・回忌法要などの実施や布施の額や募金(懇志袋)への支払い
②葬式などの布施・院号・戒名・納骨壇(堂)や集金などの金額表示
③永代使用権(墓地の利用権)と管理費の金額表示
④永代供養しますなどと謳い納骨壇(堂)や墓地を販売すること
⑤立派な寺を造ること
⑥離檀料や護持会費の請求
⑦位牌(中国の儒教や日本神道の影響を受けて生まれ霊魂が宿る)・盆(中国の道教の中元に由来し、地獄の蓋が開きあの世から霊が帰ってくる)などにする墓参り
通夜は友引(六曜(吉凶の基準)の一つ)を避けることや風水や占いやお守り
⑧(仏法を誹謗するなど)悪い心の人との関わり方+浄土真宗の人間観とまとめ
⑨宗教法人の税制

↓答え
①葬式などをするしないは自由(寺や他人に強制されない)であり実施率は低下し簡略化している。例:葬式だと、家族葬=少人数葬 一日葬 直葬 無宗教葬が増加。回忌法要だと、全くしないor3回忌ぐらいまでが多数。布施の額も募金への支払いも0円~で自由(時給と拘束時間を考慮すると、回忌法要5千or1万円 葬式2~4万円が適正価格かと)。現代の感覚では信じられないが、特に196,70年代?には、家の建て替え・子供の結婚式や学費さえ募金していた寺が結構あり払う人もいた。特権意識の強い人間(例:なぜか一定の権威を保持してきた寺)は増長しやすい。
②宗教行為に金額表示することは全日本仏教会も認めるように宗教の商品化であり好ましくないが、信徒の無知・無頓着や寺のプロ意識(信仰生活や仏教知識(本願寺派だと99%?は開祖の主著さえ読まない)や布教)の欠如などを理由に蔓延している。ビジネスをするにしても、戒名や墓地や納骨檀に数十万円以上要求するなど職業倫理上の最低限の節度も守らない。一般人はお金欲しさに知り合いに振込用紙などを配らないので、金額指定した集金を平気で何度もする寺は自分(寺)の為にお金を出すのは当然という傲慢さがある。
③宗教法人は永代使用権を売った後は、その墓地に資産価値(収益性)がなくなるはずなので、墓地の固定資産税を優遇して0円としているのが日本の法律だが、管理費などで実質収益を得ていて、おかしいといえばおかしい。
④供養の意味にもよるが、浄土真宗(というか仏教)では追善供養は教義的に論外なので詐欺師。
⑤浄土真宗では立派な寺院(=祠堂)を造る企てをしてはいけない。もし造るなら本尊として南無阿弥陀仏と書かれた紙+αがある簡素な道場by第三代覚如さんの『改邪鈔(がいじゃしょう)』や親鸞さんの言行。つまり、祠堂などの為の過剰な懇志は不要で(通常は)支払う義務もないし、実用上寺院が不要にもなってきた。少欲知足や質素が仏教に近い生活態度であるし、仏教は(権威主義を助長する)形式的なことには否定的。
⑥江戸時代の寺請≒寺檀≒檀家制度(寺への帰属を強制+他宗派の信徒への布教禁止+新しい寺院建立禁止→寺による一般民衆の葬式・回忌法要執行が定着し、競争に晒されずに寺院は収入を得て、仏教の形骸化・利権ビジネスが促進される)のように寺が身分制度や戸籍管理を担い法的強制力があるわけでもないので、(契約書でもない限り)離檀料や護持会費などの支払いは任意だが、憲法20条信教の自由からすると支払い要求は微妙だし、強制したりされたりは仏教的ではない。権威があれば笠に着たい、利権や権力や相手の無知があれば(道義に背いてでも)利用したいという欲望を抑制出来ない人間は多い。
⑦仏教は霊魂(不変不滅の核)に否定的で位牌や墓下の骨に霊魂は宿らない。盆にも否定的。実は、墓地や納骨壇(堂)に骨壺ごと納骨し骨に執着するorさせるのは仏教的ではないが、主に20世紀に洗脳と慣習化が進み、過度に死後ビジネス化した。仏教を伝えるという名目などで行う寺による葬儀執行や回忌法要や院号・戒名や祈祷・供養や月忌参りなどもほぼ同様。この傾向は、江戸時代(寺檀制度)や明治時代(妻帯許可により家庭を持ちお金が必要)や高度経済成長期(火葬率上昇と墓地埋葬等の法律改正と豊かな人の増加で墓地や法要や募金に多額のお金を出す人が増加)にみられる。ちなみに日本人は死後にお金かけすぎ。例:イギリス 葬式+神父への献金+火葬と散骨等の焼骨処理or土葬全て含めて56.4万円?(2016年)。日本 葬式と寺への布施と火葬で160万円?(2019年)+墓地や墓石や散骨や納骨壇(堂)+法要など。
六曜などの迷信には惑わされるな。
⑧親しむな、近づくなby親鸞さんや『最古層の経典』など。普通は、不誠実・横暴・自堕落・拝金主義など悪徳で素行が悪い人と付き合わない。例:僧を自称しているのに言行に教義との乖離が大きく職業倫理もなくそれを恥じもしないのが実状であり、そんな人間は尊敬や信用に値しないので、基本的に寺離れは良いこと。
宗教は危険・胡散臭いという認識や寺への不信感や人間というものについて説明してみる。宗教家は、古今東西、平等や平和を謳いながら、権力とズブズブで特権を得てきたし戦争を煽ることもある。また、戒(≒一般信者に守って欲しいルール)すら守らず学も修めなくても他人からの批判や罰則が少なく、宗教利権を私物化しピンキリとはいえ非課税 墓地などの特権や宗教的権威を利用した教義に反する過度のお金儲けをしている。外圧(国による法律や罰則、宗教の戒律や地獄などの脅し、周りの人の目による監視や管理)により自己保身を脅かされない人間は、悪(例:他を見下す)・怠惰(必要に迫られないと頑張らない)・無慈悲 ・無恥(例:職業倫理がない)という本性が出やすい。自己保身(例:a.お金の為に嫌々でも勉強するし他人に合わせるし働くb.上司や権力者には下手に出るのに見下して問題ない相手だと態度変えるc.都合が悪いと言い訳するし嘘をつくd.睡眠e.飲食)と自己顕示(例:自分に価値があると思いたい、他人に認められたい、より強い権力や年収により他を下に見たいor他人に見下されたくない、他人からの批判が気に食わない)と愉悦(例:旅行などの趣味、友達との遊びや小さい子との触れ合いなど単純に楽しいこと全般)あたりが人間の行動原理=強い欲求である。腐敗堕落し他を軽んじ驕慢になり社会を乱すのを防ぐ為に、互いへの適度な批判や競争原理は必要。また、自らを無宗教と名乗り結婚式はキリスト教式・葬式は仏式・祭は神道の比率が高いなど、日本人が宗教に無知かつ無頓着という自覚はあった方が良い。例:故人遺族側に仏教への知識や信仰心はまずなく、生臭坊主・葬式仏教・坊主丸儲けという揶揄や坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという他職にはないほどの嫌悪の表現さえある寺(例えば、宮司や神社にはそれほど侮蔑の慣用句はない)の多くが腐敗堕落し信仰心や謙虚さや誠実さなどないろくでなしだと気付き信頼度も低いのに、特に考えなしにor体裁を気にして、過半数が大切なはずの故人の葬儀執行を安くないお金を使い寺に任せている。異様ではある。いまだに無警戒に寺と(過度に)関わってる人は寺と自分の行動を見つめ直した方が良い。最低限の見識は不必要な損をしない・欺かれないなど役に立つので、きつめに書いてみました。
⑨・所得税や住民税 個人として申告した収入に応じて普通に課税される
・固定資産税 本堂、庫裏(くり 民家部分)、参道、庭、墓地、無料駐車場などは非課税
・消費税 葬式などのお布施、お守りやおみくじの販売、永代使用権の売買、拝観料、結婚式での行為の中で宗教活動として認められるもの、幼稚園経営などにおける保育料や入園料や施設設備費などは非課税
・相続税 本堂や墓地や宗教法人名義の金融資産などは非課税  

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