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睡眠学習

60歳を過ぎてから私は哀しいかな、人の話が聞いていられなくなっている。よって研修とか講座受講は常に眠っている。自分が講義をする側であれば何時間でも疲れず話せるのだが、あるいは傾聴場面の相談支援などの場合も大丈夫なのだが、人の話を聞くいわゆる授業的なものだと、人の話を聞き続けることができない不甲斐なさだ💦

相談支援やカウンセリングなどは、能動的に聴くので問題なくアクティブでいられるのだが、いわゆる授業や講座の聴講が出来なくなってしまった。恥ずかしながら集中力が続かないのだ。これも歳のせいなのかと思うと情けなくなる。

でも、聞いていないわけではないのだ。一応は目を閉じながら、顔を机にうつ伏せながらも、眠りながらも聞いていることは確かである。例えば、今までやったことのない分野の授業を某大学で眠りながら聞いて、更には前の席で堂々とうつ伏せになっているので、教授からは「起きろ!」と怒られるくらいだったが、悪いと思いながらも眠り続けてしまった。

しかし、授業の途中や、最後にちゃんと質問をして、その内容が教授が納得したのか、それ以来は私が授業中にうつ伏せで眠っていても何も言わなくなった。かつ、自慢ではないが試験は一番最初に提出して、成績はA評価だった。。。要するに、眠りながら授業を聞いているのだ。ただ、歳で体力と気力が無いので、眠ってしまうだけなのである。

そんな私も時々はお声が掛かり、研修講師の仕事が舞い込むこともある。先日、久々に行政関係の人々相手に研修講師を行った。オンラインではなくリアル集合教育なのでやっている私としてもとしても有難い(オンライン研修は嫌いである)。そんなとき私が感心するのが、行政の人々は50代でも60代でも真面目で熱心な人が多く、強制参加の研修であっても非常に熱心にメモを取り、Q&Aでの質問数は半端ないのだから驚いたものだ。

さすがに私も、話しながら眠るということはないが、話している時はノッているので絶好調な気分で話せるし、かつ質問が多く来るのは嬉しい限りである。質問されたら、それを契機に言い忘れたことや、丁寧な説明ができるので、双方Win-Winであるからだ。世の中の人は偉いなぁ~と思うのはそんなときである。間違っても私のように不真面目に眠る人はいない。

そういえば話は変わり、今週から某資格を取得するための研修を受講し始めた。受講するには相応の実務経験を必要とするので、参加者はステップアップや業務幅を広げることを目指す人が多そうであった。
副業としても堂々とできる公的仕事に関する資格であることもあり、世も世の中なので50代以上の人が多かった。

また、60人程度の集合教育であったが、ほぼ全員マスクをしていたので引いてしまったのは私だけだろうか?この年代の人々には未だにコロナが終わっていないのかもしれない。

研修は今月から始まり飛び飛びであるが3か月に渡って行われる。もちろん受講すれば資格が貰えるわけではなく、研修後の試験を受験して合格しなければならないし、運よく資格取得が出来ても毎年必須の研修受講が決められており、かつ3年毎の更新があるので、常に勉強をし続けなければならいものなので、副業といっても結構ハードルが高いかもしれない。

という内容なので真面目に、一所懸命聞かなければならないのだが、私は案の定また眠ってしまった・・・もう私はダメなのかもしれない。でも、睡眠学習はちゃんとしているのだ。普段が不眠人間なので、人の話を聞いていると良く眠れてしまうのだ💦
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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