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不同意性行為

「不同意性行為をしてしまった」という生活保護受給中の30代男性の相談があった。相手と示談したいと言う。こういう話を聞くと、凄く嫌な気分になる。仕事もせずに働きもせずに何してんの?!と言いたくなってしまうのは私だけだろうか・・・

そもそも、示談と言っても生活保護で余分なお金もないだろうに、どうやって示談をするのか私には想像ができない。お金だけがだらしないだけでない、生活態度を変えない限り、何の改善にもならないだろう。やってしまったことに向き合って貰うしかないような気がする。

私は古い人間であるが、やはり権利主張をする前に、国民の三大義務は果たしてからにして欲しいと思う。義務をちゃんと果たしてから、初めて権利ではないだろうか。

国民の三大義務は中学生はもちろんのこと、イマドキの小学生でも知っているであろう「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」である。教育不足で常識やモラルの欠如があるのであれば勉強をすれば良い。それは権利ではなく義務である。

そして何でもいいから仕事をして、少しでも良いから納税の義務を果して欲しい。権利を語るのはその後で良いし、別に権利があるからといって権利主張しなくても良い。それが最低限の人としての倫理観であろう。

変な自分勝手の権利主張をされることで、本来権利行使が出来る人に恩恵が回らない事実がある以上、やはり教育が充たされていない、自分で考えて行動することが出来ない、利他行動ができない人が増え続けているのだろう。

かと思えば、良い歳の女性が「万引きをしてしまった」と慌てふためて相談に来た。未だ起訴されていないというので、警察に協力して不起訴になるのを祈りましょうとしか言えないが、万引きも、痴漢も痴女も全て犯罪行為である。気軽にやってしまうものではない。やるなら覚悟を持ってやって責任を取って欲しいものである。

このような人々の話を聞いていると、心底ものごとを自分勝手に解釈して、何も考えず行動しているとしか思えない。本人がそれで良いなら止めはしないが、結果に対しては向き合って真摯に受け止めるしかないではないか。姑息に逃がして貰おうと考えること自体が、どこからそんな甘い考えが出て来るのかが分からない。

頭の固い古い人間なのかもしれないが、世の中には本当に必要な支援と、やらなくてよい支援があると思うのだ。無駄な事に貴重な時間や税金を使って欲しくないと思うのは私だけだろうか。本当に必要なことだけに使うべきだと思う。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))


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