#295.無職をバカにするな

さて、あなたは友人から”無職”と聞いてどう思うだろうか？

多くの人は、こう思うのではないだろうか。

「次の就職先は決めたの？」
「ニートだな」
「早く働けよ」
「クズだな」

1年前の私もこう思っただろうし、

おそらくこれが一般的な考え方なのだろう。


冗談混じりのものもあるが、

事実、これは実際に私が言われた事だ。

他には彼女が職場で、彼氏（私）が無職であることを話すと、「えっ？」と心配されているような反応だったという。

ここで、私が伝えたかったことは

ある言葉や行動だけで、その人を判断するな

ということ。

まずはその人のこと知って欲しい。

『7つの習慣』という本に、こんな話がある。

あなたは、静かな電車の中でゆったりと目的地まで向かっていた。

そんな中、2人の子供を連れた男性が乗ってきた。

その男性は、子供たちの父親だ。

その父親は疲れた様子で椅子に座った。

ところが子供たちは、静かな社内で騒ぎ、暴れ回り出した。

しかし、父親は一向に注意しようとしない。

あなたはどう思いますか？

「静かにさせろよ」
「注意するのが当然だろ」
「しつけがなってないな」

と思った方もいるのではないでしょうか？

この話には続きがあります。

隣に座っていた男性が
父親に対して注意したのです。

「お子さんたちが迷惑になってますよ」
「注意した方がいいんじゃないですか」

すると、父親は、

ああ、気づきませんでした。
あの子たちも気が動転しているんでしょう。
1時間前に自分たちの母親が亡くなって、どうしていいのかわからないのでしょう。

「マナーがなっていない父親と思いきや、そんな事情があったなんて」と思いませんでしたか？

むしろこちらが申し訳ない気持ちになります。

というように、

ひとつの言葉や行動で人を判断してはいけないのです。

なぜなら、その人には夢があるのかもしれない。
なぜなら、注意できない、働けない理由があるのかもしれない。

その人を理解する努力をして欲しい。

とは言っても、無職はバカにされるものですよね。笑

ただ私は、そんな人に限らず出会った人を理解できる。

そんな人間でありたい。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございます😊