PDCAを回します。は信用できない|組織X「エンゲージメント」日本一3連覇企業が語る|実践①
お疲れさまです。
読書実践を記させていただきます。
PDCAを回します。は信用できない
社会人の方々なら、1兆回は目にしているであろうPDCAの概念図。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)をグルグル回して業績向上を目指しましょう。というものです。
空で言えるくらい定着している考え方ではありますが、現場で使いこなしている人はとても少ないのではないでしょうか。実際のところ、PDCAは仕事でなにかうまくいかなかったときの、それっぽい言い訳ナンバーワンに君臨しています。「次からはPDCAを回して達成を目指します!」みたいな感じです。
PDCAの意義から考える
著者の考えでは、PDCAを使えないのは、PDCAを具体的にイメージできていないから。とのこと。たしかに、PDCAという単語の抽象的なパワーが強すぎて、PDCAと言われたら平伏すしかない雰囲気がでてしまいます。
PDCAの目的は、成果を上げること(業績向上)です。つまり、PDCAには目標が組み込まれていないといけません。さらに、目標達成までの時間・期日が含まれていないと、そもそも目標になりえません。著者の提唱するPDCAの図解は以下(汚くてすみません)。
PDCAの正しい図解
縦軸に成果、横軸に時間をおく。定める目標と現状を結ぶ矢印がPlan。目標に向かって実践した矢印がDo。目標との差分がCheck。目標に到達するための軌道修正の矢印がAction。
そして、良いPDCAの条件は3つあります。
実践してみました
従来のPDCAサイクルの図解では、到底かなわないスピード感でタスクやプロジェクトが進行します。というか、従来の図解は完全に別物ですね。
例えば業務フローで改善したい箇所があったとき。どのような状況になることがゴールかを目標に定め、期日を決めます。この時点で、達成確率は7割まで上昇。タスクアウトラインを作成し、Doを部下に任せるだけです。
Checkの日時を設定しておき、ざっくり評価。部下に成長をさせるために多くは語らず、Actionのためのプランを考えてもらい、実行させる。企保的に一発でゴールにたどり着くことは難しいため、最初につくった矢印であるPlanに則して、何度もDo→Check→Actionを繰り返す。これがPDCAです。
Planが見直されることもありますが、Do→Check→Actionの繰り返しがPDCAサイクルの醍醐味だと感じます。現場で使っていて、常に目標が明確になっている点も特徴。素晴らしい考え方を与えてくれた著者に感謝です。
本日は以上です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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