先輩ママに聞いた「これ知っとけ」シリーズ①『母乳育児のリアル』
妊娠後期の方にも知っていて欲しい!先輩ママに聞いた「これ知っとけ、やっとけ」シリーズ第一弾『母乳の産前準備』
産むまでイマイチ知らなかった母乳育児のリアルをまとめました。出産準備段階でも是非、読んでいただけたらと思います。
(調査集計期間:2022年2月)
①産む前に、母乳のことを調べておく
おっぱいって、赤ちゃんが本能で吸うんじゃないの?
と思っていませんか?私はそう思っていました。
・産んですぐに母乳が出るわけではない(ことが多い)
・吸わせた分だけ母乳が生成される(=吸わせないと出なくなる)
・食事・睡眠量がダイレクトに生成量に影響する
・はじめは赤ちゃんもうまく吸うことができない
・産後2ヶ月頃までに軌道に乗っていない場合、母乳育児を諦めなければいけない可能性もある
・体質でどんなに頑張っても母乳が出ない人もいる
…など、産んでから初めて知ることばかり。
産後は身体がボロボロなので、未知のトラブルは追い打ちになります。
母乳の仕組みを早く知りたかった、という声が多数寄せられました。
新生児にとっては、おっぱいよりも哺乳瓶の方が断然楽
実は、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、おっぱいを吸うのにとても体力がいります。
哺乳瓶の乳首の方が柔らかく、少し吸うだけで簡単にミルクが出るため、中には哺乳瓶に慣れてしまい、おっぱいを吸う力がつかない子がいます。
吸ってもらわなくては母乳は生成されないので、そのままにしてしまうと母乳育児はうまくいきません。
そのため、産後すぐに赤ちゃんとおっぱいの特訓が始まるのです。
母乳の仕組み
※まとめは後日作成。参考情報のみ貼っておきます(2022.4)
●参考サイト
・メデラのサイト(e-book)
●先輩ママお勧めの本
・ちょっと理系な育児 母乳育児編
●私が個人的に調べたもの(参考程度に)
②おすすめケア用品を用意しておく
◎効果・支持率大:ピュアレーン
圧倒的支持を得たのは保湿剤のピュアレーンでした。入院のお供にどうぞお忘れなく!
母子ともに慣れない中、乳首を吸われ潰され引っ張られ…授乳開始後1ヶ月くらいは常に乳首に激痛が走ります。
授乳のたびに塗って乳頭を保湿、ラップパックなどでまめにケアすることで、出血や強い痛みを軽減することができます。
◯効果大・支持率中:葛根湯
母乳が作られはじめると、乳腺が詰まってしこりができることがありますが、そんな時には葛根湯が効くという声も複数ありました。
しこりを放置すると乳腺炎にもつながるので、お守りがわりに用意しておくのもオススメです。
△効果・支持率小:乳頭保護器
妊娠中によくオススメされるので、知名度抜群の乳頭保護器。
意外と事前に準備していたのにあまり意味なかったという人が多かったです。吸いやすい乳首の形をしてる方は多分不要です。 (助産師さんが形チェックしてくれるので見てもらうのがオススメ)
私はぶっちゃけ保護器つけても痛かったです…。
③母乳外来を探しておく
出産準備のマスト、母乳外来とは
寄せられた中で一番多かった意見。マストだと考えても良いくらいです。
・母乳外来とは?
「おっぱいマッサージ」を受けることで乳腺炎の予防、母乳の出をよくする他、おっぱいを吸うのが下手な生まれたばかりの赤ちゃんに、吸わせ方の指導をしてもらえます。また、栄養状況や赤ちゃんの体重増加を見て、アドバイスをしてもらえるなど、手探りの新生児育児の強い味方です。
赤ちゃんにとっては、おっぱいよりも哺乳瓶の乳首の方が断然柔らかく吸うのが楽なので、吸うの下手なままだともう母乳育児を諦めなくてはならないことがあるので、頑張りたい方は困っていなくても一度行っておくことをおすすめします。
母乳信仰に注意
中には母乳信仰気味の助産師さんもいることに注意。
母乳と粉ミルクの混合栄養や、いずれ完全粉ミルクへの移行を希望している方は、事前に口コミなども調べて相談できそうなところを探しておくことが意外と大事です。
産後すぐに「絶対母乳のみ!ミルクを使うなんてとんでもない!」と指導されてしまい、精神的に病んでしまった経験がある人も少なくありませんでした。 産後は動く余裕がありませんので、なるべく産前に頼れる先を探しておきましょう!
産院内で母乳外来を受け付けている場合もありますし、「母乳外来 地域名」「おっぱいマッサージ 地域名」などで検索すると、地域の個人助産院なども多くヒットします。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも多くの方の母乳育児への不安を減らせれば幸いです。
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