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ワーママのよくばりMAX転職②キャリア軸の作り方と、迷った時の考え方

こんにちは。限界ワーママのゆるです。
前回、転職で年収が1.5倍以上になった時の転職のきっかけや、転職を迷った時にキャリアプランを描いておくことの重要性のお話をしました。
今回はその続きとして、キャリアプランの描き方、迷った時の判断方法についてお話しします。

※総合職でのゆる〜バリキャリの方向け。独身の方や、子供はこれからという方、もちろん男性にも、参考にしていただける部分はあるんじゃないかと思います。


キャリアプランを描くコツ「小さなことからぼんやりと」

前回キャリアプランの話をした時に、「5年後、10年後、どうなっていたいか次第」という話をしました。これ、意外と「なんにもない…」「自分が何がしたいかわからない」という方も少なくない印象があります。

大丈夫です。そんな方もこれから描いていきましょう。
あらためて、私の10年後ありたい姿は以下の通りです。

私は10年後には、『学校から帰ってきた子供を家で迎えて手作りのおやつを出しつつ、自分も役職者としてしっかり仕事をしていたい。できれば自分の事業も持っていたい。』という、明確なありたい姿がありました。

ワーママのよくばりMAX転職①やりたい仕事で年収を1.5倍にした話

これ実は、最初は「専業主婦になりたいな」「仕事したくないな」がスタートだったんです。20代半ばまでは本当に仕事が嫌いで、専業主婦になって子供に美味しいご飯やおやつを作って帰りを待つ生活がしたいと思っていました。

だからキャリアプランのはじめは、「○○したいな」あるいは「○○したくないな」というぼんやりしたものでも十分だと思います。「一生営業では終わりたくないな」「子供と過ごす時間を長くしたいけど、成長したらバリバリ働きたいな」とかでもいいのです。

キャリアプランを設定する上で大切なことは3つあります。
1つ目は、「なぜそうしたいのか」を考えること。
2つ目は、優先順位をつけること。
そして3つ目は、定期的に見直しをすること。
具体的な例で見ていきましょう。

「なぜそうしたいのか」を考える

私の最初の、キャリアプランとも呼べない「10年後やりたい(やりたくない?)」こと。

専業主婦になって子供に美味しいご飯やおやつを作って帰りを待つ生活がしたい

私がなぜそうしたいのかを考え、紐解いていきます。

①自分が親にそうされて嬉しかったから、子供や家族の生活を丁寧にケアしたい(経験・doing)

②夫や子供が好きなことをできる環境を整えられるような妻・母になりたい(夢・being)

③仕事がつまらないし自分に合っていないので楽しくない(ネガティブ要素)

深掘りしていくとこういう理由が浮かび上がりました。
私のインサイトとして、「家族が幸せに暮らす環境を整えたい」が占める割合が多そうだと言うことがわかります。また、今の仕事が自分に合ってないからやりたくないだけで、自分が楽しい・快適な環境ならまた違うかもしれません。

自分の「インサイト」の追求は大事

このように、「やりたい」「やりたくない」の理由を考えることで「自分にとって何が大切なことなのか」が見えてきます。これこそがキャリアの軸になるものです。

私の場合は、ざっくりと「家族の幸せ」そして「自分が楽しくできる仕事」がキーワードになりそうです。

優先順位をつける

次に、見えてきた要素に優先順位をつけます。結果的に優先順位がつけられなくても良いです。考えることが大切。

例えば私の場合は「家族の幸せ」「自分が楽しくできる仕事」が重要なポイントでした。これに優先順位をつけてみます。

全然ジャンルの違うものなので比較するのも難しいですが、私の場合をよく考えてみると、一見家族の幸せが一番大事なように思えるのですが、仕事が楽しくできないとプライベートにもネガティブな気持ちを引きずってしまうところがあります。ということは、家族全員が幸せに生活できるゆとりや雰囲気を保つためには、私の仕事がうまくいっていることが前提条件になるかもしれません。

なので、何かを判断していく時に、「家族の幸せのためだから」と言って自分の仕事を蔑ろにすると、結局家族のためにならない可能性もあります。
このように、たとえ優先度が明確に出なかったとしても、それぞれの項目の相互関係や影響範囲を明確にしておくことで、どちらか選ばなくてはいけないような状況になった際に判断しやすくなります。

定期的に見直しをする

「将来どうなりたいか」は状況によって変わっていくものですし、変わらなかったとしても見返し、「なぜこれが大切なのか?」を繰り返し考えていくことで、どんどん自分のビジョンの解像度が上がっていきます。

ぼんやりと「専業主婦になりたい」と思っていた私も、たびたび「どうして専業主婦になりたいんだっけ?」と繰り返し考え直していました。
そうやって、「家でお母さんがおやつを作って帰りを待っててくれたのが嬉しかったから、自分もそうしたいんだ」「仕事が嫌いなわけではなくて、今の仕事が合ってないだけかも」と段々本質の部分が見えるようになっていきました。
最初から全部答えが見えてる人なんていないんです。一生、そうやって自分と向き合いながら生きていくことが、自分にとって最も後悔のない生き方になるんじゃないかなと個人的には思っています。

描いた夢を叶える手段こそがキャリアプラン

自分がどうなりたいのか、それはなぜなのか。
それがわかったら、叶える手段を考えればいいんです。

この図で言うところの「Action」が「叶える手段」

ゴール設定が間違っていたら、この手段も当然、自分の幸せにとって的外れになりますよね。だからこそ、きちんとゴール設定をした上で「どうすればそれが叶うのか」をプランにしていくことがとても大切なんです。

「在宅で時間を作れるような働き方はどうやったらできる?」
「自分がストレスなくのびのび働ける仕事ってなんだろう?」

と問いを立てながら作った、私に必要なことが以下の通りだったわけです。

・時間や場所にとらわれないフレキシブルな働き方ができる環境に身を置く
・「自分」の看板で働けるだけの成果を上げる
・人材としての希少性を磨く
・自分に自信を持つ

これを満たすために、さらに具体的に落とし込んでいくと…

  • 社内新規事業の立ち上げをもう1回以上行う

  • 40歳までに部長職を経験する

  • 現在の専門分野の知識と経験を磨く

これが私のキャリアプランです。

転職時に4つ内定が出た時、このプランを実現できるのはどこだろう?という観点で比較検討して、今の会社(柔軟なメガベンチャー、完全実力主義、自分の専門分野にぴったりの部署)を選んだわけです。

選ばなかった他の会社は、どこもすばらしい会社でしたが、望むキャリアに対して少し遠回りになりそうだったり、未経験業界かつ安定していて成長性が低く、自分の専門と掛け合わせても発展性がないなど、私にとってはベストではなかったのでした。

まとめ(忙しい人はここだけ)

キャリアプランは、自分のやりたいことに対して「なんでそうしたいの?」「どうやったらそれができるの?」と細かく言語化していく結果できるものなのです。
だから、キャリアプランを作るぞ!といっていきなり案を書き出すのではなくて、「そもそも自分はこの先どうなりたいんだっけ?」ということから逆算して考えていかないと、目指すべきゴールに対して的外れなプランになりかねません。

何度だって振り返って考え直していいと思っています。最初から全部答えが見えてる人なんていません。
一生、そうやって自分と向き合いながら生きていくことが、自分にとって最も後悔のない生き方
になるんじゃないかというのが私の考えです。

このnoteを見てくださった、キャリアに悩む皆さまにとって、何か少しでもヒントがあれば嬉しいです。
皆で悩み、励まし合いながら、子育てとキャリアを両立しやすい世の中に変えて行けたらなと思っているので、何か迷ったり困ったことがあれば、X(Twitter)の方で気軽に声かけてくださいね。私もまだまだ先を目指して育児に仕事に邁進していきたいです。共に頑張りましょう!



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