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【本】旅は人生を豊かにし、人を変える力もあることを教えてくれる


著者の素直な人柄があらわれていて、読後感がとってもいい本です。旅にでたくなります。

あの旅が今の自分をつくっているーーーー
日々の暮らしの中で、過去の旅と今が交錯する瞬間を切り取った旅と人生をめぐる断想集『まだ見ぬあの地へ 〜旅すること、書くこと、生きること〜(わたしの旅ブックス) 』近藤雄生(著)  産業編集センター


旅本なんだけど、たくさん響くフレーズがあります。

旅の本といっても、どこどこのレストランが美味しいとか、店がステキとかなんて話はどこにも出てきません。旅の興味がそんなところにある人には向いていない本です。

読むことで、いっしょに旅しているような気持ちになれて、心の中があったまり沸いてくるのです。旅の経験の全てが、人生を考える素材となり近藤家の未来に繋げようとしているところにも好感が持てます。

実は、かれこれ十数年も前のちょうどブログが流行りだしたころ、近藤ご夫婦が、旅をしながら暮らしている様子をブログでリアルタイム発信していてそのころからブログを読んでいました。

地球の裏側から発信される「見知らぬ人の旅」を米国の片田舎でそっと覗き見しては、ハラハラ、ドキドキしていたものです。当時はまさかその旅が後に本になるとは思ってもいませんでしたけどね。

でもその後、体験した全てを磨き上げるように、ご夫婦の旅は本になっていったのです。そんなわけで、旅が好きなわたしは、彼の書かれた旅のエッセイはほとんど読んでいます。





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