“お金”の使い方を通じて、幸せな生き方がわかる本
『お金の不安がなくなる小さな習慣』なんて、いつものわたしなら手に取らないタイトルの本です。なぜって、今のわたしはお金に対してさほど不安を感じていないからです。
ですが今なら有川真由美さんの小さな習慣シリーズ最新刊が、アマゾン・キンドルの読み放題で¥0なのですから、これはDLしなくっちゃ!で読んじゃいました。
お金の不安はありませんが、わたしがお金持ちだから不安がないわけではありません。
それどころか、亡き夫は新築の家を建築中に亡くなってしまったために、入っていた生命保険以上の借金を遺して逝ってしまったのでこの先どうしようかと3年前には途方に暮れたことすらありました。
だからこそ、その経験を通して知恵を絞ればなんとかなることを学びました。ないならないなりに方法を見つけることができます。頼れる息子タローが責任を引き継いでくれたこともあり夫が遺してくれた家を息子夫婦と守りながらのウィンウィンの暮らしに到達できました。
今のわたしの収入は夫の遺族年金を頼りに細々と暮らしていますが、もともと浪費癖もなく、お金に頼らずとも幸せになれる体質です。
とはいえ、もしわたしが日本にいるのならば、老後2000万円問題などを心配して得体の知れないお金の不安を感じていたかもしれません。社会があおると不安が襲いますから。幸い、米国暮らしのわたしに現時点でその種の不安はありません。
信頼できる家族やQPさんがいつも近くにいるという安心感に加えて、いざというときには生きるために必要なお金を稼ぐぐらいの能力はあるという漠然とした自信も備わっているからかもしれません。
そんなわけで、タイトル的には手に取らない本の気がしていましたが、読みだしたらどの項目もウンウン、そうそう、だよね〜という内容でスイスイ読めました。
そして概ねわたしが自然と実践していることばかりなので、これを読んでみたことで、なぜ自分がこれほどお金の不安なく暮らせているのかが明快になりました。
「お金の不安がなくなる」ためというよりは、お金の使い方、お金の問題を考えながらも生き方を問うような本です。キンドル読み放題会員の方は、是非ポチってみて下さい。
目からウロコと思う方もいるでしょうし、あらためて共感できるということも多いと思います。
わたしのお金に対する価値観は、亡き夫との夫婦生活の中で自然と培ったものです。海外移住を選択した生き方のなかで、六人家族の家計を預かってきたわたしにとって、贅沢は敵!でした。夫は自分の欲望のためにはお金は使う人でしたから、そのためにわたしは倹約家(ケチとはちがいます😂)にならざるをえませんでした。
高級ブランドの服やアクセサリーなど興味はなく、美容にお金をかけることもなく外食もしませんから、はたから見れば何を楽しみに生きているのだろうと思われるレベルだと思いますが、わたしにとってそれはお金をかけるほどたいせつなことではないだけのことです。
お金の使い方はその人の生き方でもあります。
本に書かれていることで、わたしが実践していることや共感するところを各チャプターから1つずつ抜粋しておきます。
どんなにお金があっても幸せになれない人と、お金はなくても幸せな人がいるのは事実だと思います。それこそお金への向き合い方と、生き方に対する価値観にもよるものだと思います。
お金に振りまわされず、稼ぐことに振りまわされず、お金の不安から開放される知恵を持って生きていたいものです。
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