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肩書きを授かりました。

お気づきの方がいるかどうかはわかりませんが、以前、名前の横に
yahoi [Looking Back/Moving Forward]と記していた部分を[ライフエディター・エッセイスト]と書き換えました。

ゼロの紙さんが授けて下さいました。

noteを始めたのは昨年の12月のこと。

以前からnoteの存在を知ってはいましたがここに書きたいと思ったことはありませんでした。

ところが10月に夫を亡くし心のなかのもやもやや喪失感をどうしていいかわからず、それを整理する場所としてnoteを活用しようと考えました。

夫との思い出が何を見ても湧き出る毎日、思い出しては泣けてくる。でも泣いていてもしかたがないと自分に言い聞かせる日々の繰り返し。その時点ではまさに[Looking Back/Moving Forward]「振り返り、前に進む」でした。

書くことはもともと好きで、過去20年ほど新聞や雑誌、ウェブ媒体などにライターとして“ちょい記事”を書かせていただく機会を得ていました。考えてみればそれってとても長い時間です。生まれたばかりの赤ちゃんが二十歳になっているのですから。

だとしたら、それはわたしにとっては自分の実績としてもっと胸をはって誇ってもいいのではないか?と思いつつも、それを表立って名乗れない自分がいました。そして最近になってそのことは、わたしの決定的な欠陥だと気づきはじめました。自分が築き上げてきたことを素直に強調したり自信をもって公表できない欠陥です。

プロフィールで

"内助の功" を信じ、黒子に徹して夫の伴走してきたので掲げる肩書はない!!できることはたくさんあるのに😱

こう紹介しています。わたしは自分を表に出すことがとことん下手なのです。エッセイはたくさん書いてきたのにエッセイストと名乗ることは気恥ずかしさを感じてなかなかできません。

“昭和な親”から女は、妻は、三歩下がって控えめに生きるのが正しいと刷り込まれた世代であり、亡くなった夫もみごとな昭和オトコでしたから、わたしにとっては、家の中では家庭を守る母、妻がわたしのいちばんの肩書であり、別の看板をぶらんぶらんさせて、別の方向に向かって活動することは好まれませんでした。

何時代の人?と笑われるかもしれませんが、それに合わせてしまっていたのだと思います。

世界のライターが寄稿するサイトを運営してきましたが、そこに執筆者がわたしに対しての謝辞を述べて下さる場面では、「表でそう言われると気恥ずかしいのでそこはトルでお願いします」とお願いしてしまうのだからかなり重症です。

そんな実績から世界各地にジャーナリストやライターを職業とする友人がいます。わたし自身も家事の合間にライターとして活動していましたが、家庭内で夫に対して話題にしたことはありませんでした。


夫が元気だったころからさまざまな媒体であれこれ書いていましたが、夫はこれらを読まずに逝きました。紙媒体に寄稿して雑誌が送られてきてもそれはそのまましまいました。

夫はかつて新聞や雑誌にエッセイストとして寄稿していましたので、書き上げると彼の原稿はわたしが一番に目を通し、校正や推敲、画像の選別や編集もわたしが手伝っていたぐらいです。忙しい夫が少しでも楽になるようにと、裏方作業をしてきました。

おかげで、身についたスキルもあるので今となっては感謝ですが、米国で博士号を持ち、州立大学の教授になる前にはエッセイストとしての肩書を夫が持っていたので、妻のわたしがそこに割り込んではいけないという勝手な思い込みもあり、わたしは自分の書いた文章について、身近な友人にも家族にも話すことなく暮らしてきました。隠しているわけではないけど、特に伝えることもなく。誰も聞きませんしね😁

今さらながら、黒子気質な自分に呆れています。

話を本題に戻しますが、ゼロの紙さんの文章を読んだときに、彼女の感性がキラキラなことを直感したので、わたしにどんな肩書を授けてくれるのかと興味がわき、お願いしました。

いくつも案をいただきましたが、ライフエディターというフレーズは、今のわたしにぴったりだと思いました。さすがです💘

破天荒ではありましたが、夫のおかげでおもしろい人生となりました。伝えたいストーリーをわたしはたくさん持っています。

今のわたしも未来のわたしもそんな体験、経験から紡がれた賜物です。わたしに起こった全てがわたしの人生であり、夫と編んだふたりの人生でした。

ライフエディターって言葉をくれたゼロの紙さん、ほんとうにありがとうございます。

「未来はこれまでに得た知見からさらに自ら編んでいける」とあらためて感じることができました。

これから先の人生、よりハッピーに暮らすにはどうエディットしようかとわくわくしているので、引き続きnoteでもそれを伝えていこうと思っています。


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