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正解がない話をしよう

世の中の偉い人は16573243回くらい繰り返し教えてくれていることを話すのですが、「正解のない問題」に立ち向かう練習はとっても大事ですね。

特に医療福祉を筆頭に人間の生き方・在り方が成果物になる仕事は特にそうですね。(制度の中の仕事なので無理矢理に数字で評価できるようにしてはいますが。)

しかし、教育の関係上なのか、経済発展の度合いによるものなのか、
数字や物といった目で見える価値を人生の幸・不幸の基準にしている人が多いです。(50歳前後くらいの男性経営者の金!女!時計!車!酒!という至極わかりやすい価値基準は逆に生きやすそうだとは思います。)

そもそも人生そのものを数値化しようとすることは無謀なのです。
特にこれからの時代は「複雑・不安定・曖昧」です。本当に人それぞれの時代がきています。にも関わらず、「正解がない問題」に立ち向かう経験が乏く、人生を追求することすら辞めてしまう人がちらほら。

世の中に対応する柔軟性と流されない軸の強さという一見正反対の特性を有することが求められているわけです。生きるのだけで難しすぎます、難易度設定を間違えているクソゲーかと思いましたよ。

ただ、「正解がない問題」が数多に存在するため
暇になることはないですね。知的欲求が満たされまくりです。
現代を満喫するためには「議論」を楽しめる人間になるといいです。
今後は議論できる人にどれだけ囲まれているかがわかりやすい指標になるのではないでしょうか。


こういう話をすると
「やっぱり人間性大事だよね!思いやり最高!」といって
仕事の打ち合わせに「正解のない問題」を持ち込む人がいますが、これはナンセンス オブ イヤー2020を受賞します。
ビジネスというのは多数の人間と関係を持ち、共通の正解を探す作業です。
そこにそんなもん持ち込んだら、仕事が崩壊します。

仕事で問題を提起する時は、ちゃんと仮説をセットに言うのです。
お兄さんとの約束です。

前述した人生の在り方が成果物になる仕事については、
・誰にでも理解できる正解を出す
・その人にしかわからない中身を作る
この2つのポイントを意識すると良いのではないでしょうか?

あまりに難解な人生ですが、それはそれとして楽しんでいきましょうね。

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