まちづくり×ビジネス サークル「Pro-K」
この記事では本アカウントを運営しているサークル「Pro-K」についての詳細を紹介したいと思います!
このアカウントで書いている記事は「Pro-Kとは何ぞや」ということを知らないと読めないことがあるので、ぜひご一読ください!
名前の由来
第一に、Pro-Kとは「Project in Kunitachi」の略になります。つまり「国立でのプロジェクト」なのです。
この「国立」というのは東京都国立市のことです。「こくりつ」ではなく「くにたち」と読みます。
豆知識ですが、「国立」という名前は、両隣の国分寺市と立川市の名前からとって作られたものです。ややこしいですよね…
サークルとしての基本情報
Pro-Kは一橋大学、津田塾大学の学生が中心となって活動している、いわゆる大学生サークルです。2大学の他にも国際基督教大学の学生もいます。
各学年20人ほど、合計で約80人が所属しています。
が、3年生は夏の終わりごろから就職活動のためにサークルを離れ、4年生になってから戻ってくる人は半分にも満たないので、実働人数は40~50人といったところでしょうか。
活動内容
題にもある通りPro-Kはビジネスとまちづくりに取り組んでいるサークルです。
Pro-Kは国立市の中部、富士見台と呼ばれる地域で主に活動しています。
その地域で店舗を経営しつつ、地域の商店街と連携しながら地域を盛り上げる活動に取り組む!というのがざっくりとしたこのサークルの説明です。
Pro-Kは、まちかど、とれたの、ここたの、ゆーから、商店街協同という5つのPT(プロジェクトチーム)に分かれて活動しています。
ここではこれらのPTのざっくりとした説明をします。詳しい内容は各チームの記事をご覧ください!!
活動紹介 まちかど
活動紹介 とれたの
活動紹介 ここたの
活動紹介 ゆーから
活動紹介 商店街協同
商店街協同以外の4つのPTはそれぞれに店舗を持っています。
ホール経営とそこでのイベント企画をするまちかど
地域の農作物や名産品を販売する八百屋とれたの
自己実現の場を提供するカフェここたの
地域住民の「得意」を販売する雑貨屋ゆーから
これら4つのPTは日々いかにして売り上げを伸ばすか、試行錯誤を繰り返しています。
旧商科大学でもある一橋大学の学生はビジネスやコンサルタントに興味がある人が多く、授業も経営関連のものがそろっています。大学で学んだ知識や学生ならではの発想を生かして、自分たちの店を創っていく活動をしているんです!
もちろん、ただ店舗の利益を考えているだけではなく「まちづくり」の理念も経営に反映されています。
たとえばここたのでは、定期的に店舗内で「ここたのナイト」とよばれるイベントが開かれていますが、これは地域住民の自己実現の場を提供する取り組みです。
ここたのナイトでは、参加者が思い思いの趣味や特技を披露します。楽器演奏や歌、紙芝居などなんでもありです。自分のちょっとした特技を人に披露したいけど、そんな機会がない…そういった住民の願いを実現する居場所を提供しています。
そして異彩をはなつ商店街協同チーム。このPTは唯一店舗を持たず、より直接的に学生が地域に貢献することを目的としています。
主な活動として、地域のお祭りに参加することや地域の商店街の情報を発信するフリーペーパーを作成することなどが挙げられます。
またこのPTは地域の商店街とPro-Kの学生をつなぐ架け橋のような役割も果たしています。
このように5つのPTがさまざまな視点からまちづくりに取り組んでいるのがPro-Kというサークルなんです!
Pro-Kが示す「まちづくり」モデル
また、これは個人的な見解になりますが、このサークルは「まちづくり」に対して新しい指針を示しているように感じます。
それすなわち持続可能なまちづくり。
今まではまちづくりといえば、各地域に眠る財産を発見しそれを活用していこう!といった方向性が多く、古くからの祭りや文化を売りにして観光業などにつなげるといったものが主流でした。
しかし、それらの活動は一時の成功をみつつも継続的には続いてないように感じます。
その原因はずばりお金です。
まちづくりではそのまちに経済的な利益をもたらすことを主眼におくあまり、まちづくりを行う側にお金が回らず、結局取りやめに…ということがよくあります。
ですがPro-Kは15年以上ほぼ変わらずにその活動が続けられています。
それはまちづくりしながらビジネスにも取り組んでいるからです。
店舗のビジネスによって生じた利益をまちづくりに活用することで持続可能性を担保しているんです。
またそれだけではなく、Pro-Kの活動は地域の方々にも支えられています。
特に富士見台にある3つの商店街の連合会には、金銭的な支援を受けています。そもそもこの活動ができているのはよそ者の学生を受け入れてくださる寛容な商店主の方々のおかげです。
おわりに
なぜ、大学サークルが地域に受け入れられ活動を続けられているのか。
なぜ、ビジネスとまちづくりを同時に行うサークルができたのか。
それらの答えになるPro-K誕生から現在までの経緯については別の記事で紹介したいと思います。
また、各PTの紹介記事も書いています。ぜひそちらも読んでくださいね!
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