小説家を名乗ったら、世界が変わった話
結論から言うと。
小説家を名乗って、15日で連載のお仕事を頂戴しました。
実力と言うよりは、「強運」で転がり込んで来たチャンスを手にしただけでしたけど、「小説家を名乗る」ということを選択していなかったら、
「絶対にない」
ことでした。
「ん? これって、お題にピッタリかも。」
今朝の回遊で、「#自分で選んでよかったこと」の企画を見つけて、「これは応募しなくちゃね!」と、言うことで、記事を書いております。
創作大賞2024が転機に
長編4作のほか、短編やエッセイなどをいくつか投稿しました。
ちょうど、4作目の作品の終わりが見えてきた頃に、とある記事で、「プロの物書きになるために」必要なことを、かなり具体的に教えて頂きました。
その中に、「まずは小説家(ライターでも、作家でも)を名乗る」ということが書いてありました。
雷に打たれたみたいなショックでした。
それまで私は、
「自分で小説家を名乗るなんて、おこがましい」
と考えていたんです。
ライターとしては、いくつか単発のお仕事をしていましたが、「小説」の実績なんて、ほぼ皆無だったので。
でも、「小説家」って、「名称独占資格」が必要なわけでもないし、名乗るだけなら誰でも名乗れるんですよね。
まあ、個人的には、「一本はお話を完結させる」くらいはしてないと、さすがにどうかなー、とは思いますが、ぶっちゃけそれすら必須じゃない。
逆に言うと、
「自分で名乗らない限り、いつまで経っても小説家にはなれない」
可能性だって、あるんですよね。
どこかの誰かが、そう言ってくれて、それが定着するまで。
そんなの待ってたら、いつになるかわからないじゃないですか?
それで、「小説家」名乗ることにしました。
それが、7月17日のことです。
「長編3作完結させてるし、4作目もまもなく完結だし、いいよね!」
くらいの感覚でした。
意識が変わった
一番に変わったのは、これです。
「小説家」を名乗る以上、これまで以上に「文章に責任を持つ」という意識が生まれました。
だからと言って、急に文章力が上がるか、と言えばそうではないので、これは完全に「意識」の部分です。
「ビジネス」として書くことを意識するようになったことも、大きいです。
それまでは、あくまで「趣味の創作」から、「お金を生み出す創作」にシフトしよう、という意識が生まれました。
「ビジネス」は、私の得意な分野です。
起業経験もあり、営業力にもそこそこ自信があります。
「創作活動」が「得意分野」に変わったことで、「心の余裕」が生まれました。
何から始めるか?
「ビジネスなら、名刺は必須」ということで、まずは名刺を作りました。
Canvaでデザインして、そのまま発注できるんです。
50枚で1,800円は相場より高い気もしたんですが、利便性と「3営業日で到着」ということを考えれば、妥当かな、と。
何より、早く欲しかったんで!
そして、この判断が、後の大きな成果を生み出すのです!
名刺が出来たら、早速使いたくなるw
届いた名刺を見たら、やっぱり「営業魂」がムズムズしてくる。
「すぐに使いたい!」
と、いう訳で、友人たちとカフェでお茶した後、かなり前にライターのお仕事を頂いたことのある地元の出版社へ、ごあいさつに向かいました。
「アポなしで非常識!」
などと言われそうではありますが、営業がそれを気にしたら、仕事にならないんです。
祖母にも言われました。
「遠慮と身投げはするもんでねぇ」
と。
「幸運」は掴み取るもの
出版社のあるビルに到着したものの、「受付をどう突破するか」が最大の問題なのです。ほとんどの営業は、担当に取り次がれることなく、ここで終わります。
最初の幸運は、ちょうど打ち合わせが終わってブースから出てきた、顔見知りの方を見つけたこと。
ご挨拶もそこそこに、名刺を渡して「復帰した」旨を告げます。
まあ、相手は当惑(以前とは名前が違う)しながらも、名刺を受け取りますよね?
そうなったら、こっちの物です。
創作大賞の話をし、自分の「一番の記事」をスマホに出して、相手に読ませます。そこで脈なければ終わりですけど、中身よりも効いたのは、
「毎日、ほぼ定時に投稿をし続けている」
ことでした。
これは、完全に「創作大賞2024」のおかげ。
二番目の幸運
以前に行った著者登録が残っていたので、その内容を現在のものに更新していると、担当さんの上司が現れました。
「作品、読んでますよ!」
「えぇ!?」
この方、「noter」でした。
私の「オツトメしましょ!」を読んでくれてたんです。
そこからは、もうほんとにトントン拍子。
本旨とはズレるので、割愛しますが、7月31日には、
・ 6か月の連載(取材記事)
・ 大学功労者の足跡を辿る伝記(単発)
について、契約書を交わしました。
「小説家」を名乗ると決めて、よかった
あの時、あの記事を読んで、「小説家を名乗る」と決めてから、私の世界は大きく変わりました。
もし躊躇していたら、名刺を作ることもなく、「挨拶に行こう」とも思わなかった。
当然、その後の幸運にも巡り合わなかったわけです。
正確に言えば、「小説家」としての仕事ではないですが、「私の文章で報酬を得る機会」を得たのは、大きな前進です。
人脈も、これからどんどん広がっていくでしょう。
すでに、名刺は27枚配り、今まで知らなかった方の名刺が26枚、手元にあります。
追加発注もしました。デザインを少し変えて。
私の、「自分で選んでよかったこと」は、
「小説家を名乗ると決めたこと」です。
私の世界は、大きく動き出しました。
今年の夏は、「特に熱い夏」になりそうです。
了。
※ おまけ
「名刺について」
記事を最期まで読んで下さって、ありがとうございます。
そんな皆様に、心ばかりのお礼として、
「あなたの名刺、ここが見られてる」
と言うお話をします。
このお話は、私が「経営の講師」をしていた時に毎回していた話で、名刺をもらい慣れている人間が、「名刺のどの部分」を見ているか、を簡単にまとめたものです。
もしかして、「よし、私も作ってみよう!」と言う方もいるかも知れないと思うので、書いておきます。
日常のお仕事でも役に立つかも知れませんので、どうぞ最後までお付き合い下さい。
まず見るのは「紙質」
名刺って、きちんと「視覚」で確認する前に、受け取った時の「触覚」が「第一印象」になるんです。
私が自宅プリンターで名刺を作らない理由が、これです。
切り取るタイプはフチがギザギザになるし、剝がすタイプは曲がります。
そうならない、上質な紙の用紙も出ておりますが、それを買うなら業者にお願いした方が安上がりですし、仕上がりもキレイです。
最低でも、「厚み0.20~0.24mm」「ケント紙」レベルの用紙を使うようにしましょう。
汚れたり、曲がったりしている名刺はNG
当たり前のことなんですが、結構遭遇します。
これは、相手にとても失礼なので、絶対に止めましょう。
デザインはシンプルがいい
小さい紙に、「これでもか」と情報を載せている名刺を見かけますが、ごちゃごちゃしていて見にくいですし、ぱっと見で必要な情報が取り出せない名刺は、名刺の意味がありません。
デザインはシンプルに。
情報を載せたいなら、「裏面」を活用しましょう。
今では簡単に「QR」が作成できますので、アドレスなどはそちらも活用すると良いかと思います。
ちなみに、私は
・ noteの私のトップページ
・ 代表作のトップページ
をQRにして名刺に載せています。
「名刺入れ」と「カードケース」は同じようで違う
最近は「カードケース」の方が増えていますので、あまり気にしなくても良いかも知れませんが、名刺を渡す相手によっては、「カードケースから出された名刺」を嫌がる方もおりますので、気を付けましょう。
財布から出すなんてのはもってのほかなので、お持ちでない方は、名刺と一緒に揃えておきましょう。
100均のもので、全然OKです!
名刺の渡し方、受け取り方、取り扱いにもルールがある
このあたりは、ビジネスマナーの範囲ですが、その「所作」も間違いなく見られていますので、恥ずかしくないマナーを身に着けておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
仕事柄、名刺を使う方には当たり前のお話だったかも。
創作大賞2024に参加された方は、授賞式に備えて名刺を作成しておくと良いかも知れませんよ?
「名刺交換」は、「自己PR」の第一歩です!
オリジナリティあふれる名刺で勝負すると、思わぬチャンスが転がり込んでくるかも!?
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