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(新)三つ子の魂百までも(3)


3

この事件が都市伝説になっていると聞いた僕は、ネットで調べてみた。
……なるほど、沢山の書き込みがあるが、いまいち、真相が解らない。何故、男の人が居なくなるのか?
警察も事件性があるかも知れないが、ただの失踪かも知れないので
手が出せないみたいだ……

でも私の勘では、ただの失踪では無い!
もっと大きな事件だと感じている。
もしかすると、大きな悪の組織が絡んでいるかまたは、口裂け女の様な妖怪の類いだ と、無責任に考えていた。

これは裕美さんの担当分野かも知れない。
だけど、私も探偵の端くれ、裕美さんだけには任せてはおけない、
あの女刑事に真相を聞いてみよう。
久しぶり、私の探偵魂に火が付いた。

次の日の夕方、僕は警察署に急いで行った。
岡光子刑事に会う為である。
アポは昨日の内にとっておいた。
今回は彼女とプライベートで会う予定である。
この様に書くと、恋人同士に思われるかも知れない。
……(続)三つ子の魂百までもを読んで頂くと
私達の関係は解ると思います………

警察署近くの喫茶店に岡光子さんに来てもらった。
岡光子さんは、刑事と聞かなかっらモデルにしたいぐらいの綺麗な人だが、柔道は四段で並の男なら勝てない。
もっとも、私も柔道四段である。
柔道をすれば、私の方が強いのであるが、女性には気を使い、
本気で戦った事は無く、いつも投げられてやっている。
この気の優しい所が私の長所でもある。
そんな事はさて置き、本題に入ろう

私は、喫茶店に先に来て岡光子さんを待っていた。

岡光子さんはショートヘアで薄い茶色が入っている。
スーツを着こなし、普段からスカートは履かない。
今日も地味目の紺色のスーツである。
彼女が、おめかしする姿を想像してみた。
きっと可愛いく綺麗であろう😍と思っている。

「待ちましたか?」と、言って彼女は僕の対面に座った。

「ええ、少し。何になさいますか?」
と、僕は男として気を使う。
「今日も暑いですね🥵冷たい物で、フルーツパフェにします。」
と、メニューも見ずに決めていたみたいだ。

少し世間話の後、僕は本題に入った。

「今、ネットで注目を浴びている事件ですが、
ラブホで男の人が居なくなる事件です。
この街でもあったのですか?」

「・・・(°▽°)  、あの事件の事ですね。
詳しくは、解らないですが、事件かどうかも解らない。
何か、調べているのですか?」
と、逆に質問された。

「何も依頼はされてはいないのですが、気になる事件なので、
岡君に聞きたいと思ってきたのです。」
と、少し先輩の雰囲気を出し、上から目線で言った。

「まだ、事件としては扱ってはいないのですが、捜索願いは出ています。これ以上は言えないのですが・・・・」
と、声が弱い。

その時、フルーツパフェが届く。
僕のはチョコレートパフェだ。

「ネットでは、事件性があり、もしかしたら妖怪の仕業かも知れないと書いてありますね。また、宇宙人が拉致したとか?
悪の組織が関わっているとか、もちろん噂の都市伝説ですが。」

「妖怪とか宇宙人だったら尚更、捜査出来ないですよ」
と、パフェを食べながら、素っ気無い返事だ。

「そうですね。宇宙人とか妖怪が犯人だったら捕まえても、どうしようも無いですね。でも、何故ラブホに男だけ行くのでしょうか?
週刊誌の記事では、自動車も財布も洋服も下着も全部置いて居なくなったと、書いてありましたが、男は全裸で何処かに行ったのですか?」
と、チョコレートパフェを口に頬張りながら聞いた

https://note.com/yagami12345/n/n501410eeb4fa

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