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売れないKindle作家の独り言(28)




今回は、竹内まりあの「駅」を取り上げてみたいと想います。

古い歌ですが、聞くたびに新鮮な思いを感じるのは私だけで
無いと思います。

♫見覚えのあるレインコート 黄昏の駅で 胸が震えた
 早い足取り 紛れもなく 昔愛してたあの人なのね。

この二行の歌詞で、2人の関係が察しられます。
一体2人に何があったのか?
レインコートと足取りだけで、判るのです。
この女性は今も、その男性を想っていると!

♫懐かしさの一歩手前で 込み上げる苦い思い出に
言葉がとても見つからないわ
あなたがいなくても こうして元気で暮らしいること
さりげなく告げたかったのに

この苦い思い出とは、別れを意味すると思いますが、
どの様な形で別れたのか?
ここにそれぞの人の想像が働きます。

「さりげなく告げたかった」 この言葉をどの様に感じますか?
見せびらかすのでは無く 相手に悟ってもらいたい!
この女性は、今もなお男性を思い続けている様に感じます。

♫二年時が変えたものは、彼の眼差しと私のこの髪
それぞれに待つ人のもとへ 戻ってゆくのね
気づきもせずに

別れてから二年とここで明確にしています。
それぞれに待つ人とは?
男性は他の女性と結婚したのでしょうか、他の女性と暮らしていると思いますが、
女性は結婚したのか?
もし結婚していたら、話がややこしくなるし、興醒めします。
次の歌詞を見てください。

♫一つの隣の車両に乗り うつむく横顔見ていたら
思わず涙溢れてきそう 今になってあなたの気持ち
初めてわかるの 痛いはほど 私だけ 愛してたことも

ここで、何方とも取れる書き方になるのです。
「私だけが愛してた。」もしくは「私だけを愛していた」
助詞を抜くことによって、何方とも取れるのです。
流れから行けば、 「私だけが」となると思うのですが、
ここを「私だけを」にすると、うつむく横顔に何を女性が感じたのか?と言う疑問が出ます。

「私だけが」にすると、心はこの男性に向いているのに、
一緒に暮らしている人はチョット哀しい。

最後に
♫ありふれた夜がやってくる

この言葉、思いを秘めた男性に会った女性には、大きな記憶として残る事だと思いますが、これもありふれた一日。

この言葉に何か、無常を感じます。
そして、この続編が
「シングルアゲン」になる様に感じます。
それは次回に。

皆さんのご感想のコメントお待ちしております。

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