婆ちゃんの味 スンシーイリチー後編

婆ちゃんの味 スンシーイリチー後編

『やふぁやふぁ』の大将

前回の投稿から時間が空いてしまいました。
ゆっくりとマイペースで更新していきますので、お付き合いください。

今回はスンシーイリチーの作り方を紹介します。各家庭において作り方は様々だと思うが、簡単な作り方を紹介。

先ずはスンシーの下処理から

元々は塩漬けにされているが、販売先がある程度の塩抜きと繊維の縦割きを行い、小分けにして販売している。それでもまだ臭いが残っているので二日程水にさらし、匂いと塩分を取り除く。
ここからがスンシーの下処理のハイライト!好みの太さと長さに爪で繊維にそって割いていく。この作業はみんなでお喋りしながら行えばあっという間に終わる。

それを湯がいて下処理とする。

材料の準備

家庭によって多少の差は見られるが、だいたいどこもこの内容である
やふぁやふぁでは食感のアクセントとしてキクラゲを入れている。

それぞれを細切りにする。

調理開始

豚肉をフライパンで軽く炒めてから鍋に入れる。

油を入れたらこんにゃくとキクラゲを入れて軽く炒め、油が全体に回ったらスンシーを投入して、ひたひたより少なめに鰹出汁を入れる。



ここで登場するのがこの家庭用の沖縄そば出汁の素
鰹出汁が10に対してそば出汁の素が1くらいの分量で入れる。

落とし蓋をして、中火に落として全体的に火入れする。

全体に火が入ったら蓋を外し、真ん中に窪みを作り、出汁が集まる穴を作る。

この穴から出汁をすくっては全体にかけるという作業をしていく。
味見をして薄ければ塩を足し、ある程度まで煮詰めあげる。
煮詰まる段階で味が濃ゆくなっていくので、加減を見極めて仕上げる。最後に香り付けの醤油を回し、かまぼこを入れてかき混ぜる。かまぼこは予熱で火入れする。
完成!



これからのスンシーイリチーに思うこと

前編で書いたようにこの料理は好き嫌いがはっきりと現れやすい料理だと思う。
要因は『匂い』であったり『下処理の手間』といったところではないか。

食卓に上がるか上がらないかはハッキリ言って家庭環境だ。
共働きが当たり前のこのご時世に、この料理はフィットしていないのだろう。
うちの食卓に出てきてくれたことはもしかしたら凄く有難いことで、爺ちゃんが美味しい美味しいと言って婆ちゃんに言葉で伝えていたこと。婆ちゃんが爺ちゃんの為、家族の為にと喜んで作ってくれたこと。孫の僕としては本当に感謝しかない。

大切な郷土の料理、今もそれぞれの家庭に残る島の料理。
これをしっかりと受け継いでいかなきゃいけないなという使命感と共に、歴史的背景やストーリーを勉強する面白さに気づけた今回の記事だった。
先ずは僕の身の回りの料理から取り上げて、ゆっくりと勉強の輪を広げていきたいなと感じた。

居酒屋として出来ること

ここから宣伝です。敬語失礼します。
やふぁやふぁではこの『スンシーイリチー』をもっと手軽に食べてもらおうと真空パックを使い、レトルト商品として市内の商店さんで販売させて頂いております。
・大喜産業 大川支店
・南星スーパー
・大栄食品
・スーパー八重(西表西部)
以上の商店さんで販売しておりますのでお気軽にどうぞ♪

時間を頂けたら県外発送も承りますので、その際はご連絡下さい
090-1948-3161 島料理やふぁやふぁ 慶田盛 旬(ケダモリ シュン)

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『やふぁやふぁ』の大将
石垣島で『島料理 やふぁやふぁ』という居酒屋をしています。 店で出してる料理だけではなく、地域の中に溶け込んでいる調理法や食材にも焦点を当てたい。 自分の腕前を披露する場ではなく、習ってきたものを書き留める場としてnoteを使いたい。