「海外住みたいな」から踏み出す一歩
あー海外住みたいなー
海外に住んでみたいと思っている人が言うセリフ。僕もしょっちゅう言っていたのだけど、最近これと同じ気分で出てくる言葉があるなと気づいた。忘れないうちにまとめておこうと思う。
それは、
あーお腹すいたなー
と同じレベルの言葉ということだ。
お腹すいた時ですら、ここ数日の食事を振り返り、自分の気分を分析し、今の予算と照らし合わせ、ダイエットを鑑みて、誰と食べるか一人で食べるかを考えた上で、「うん、今日は焼肉だな。ただし、ライスはやめておこう」等と答えを出している。
にもかかわらず、海外住みたいなー。という言葉で終わってしまうなんて、ただの現実逃避でしかない。
そこから具体的にならないのはどうしてだろうか。
僕の場合は、「住む」という話になった時に”都市”や”街”ではなく、”国”を思い浮かべてしまっているなと思った。(ちなみに過去に留学をしたり、海外にちょこちょこと遊びに行ったりと、十数ヶ国の海外経験はある)
日本でさえ、北海道・東京・大阪・沖縄と場所によって気候も習慣も違う。よく知らない国ならなおさらで、もっとピンポイントに都市や街レベルで調べないと、具体的にならないんじゃないかと思うのだ。
再び、お腹すいた、という話に置き換えるならば、和食か洋食かで迷っている感じだ。寿司食べたーい、は成り立つけど、和食食べたーい、はほとんど無意味だ。それだけだと次の行動に移りにくい。
だから都市レベルで調べ始めると、具体的になってくるからオススメだ。移住という観点でも見やすくなってくる。都市がわからないのであれば、自分の好きなブランドの本社とか、友達が住んでいる街とか、そういう身近なところから探っていくだけでもグッと近づいてくる。
そうして候補が出て来た時、初めてそこに住むためには、そこで働くためには、というのが見えてくる。街の産業がありありとしてくる。
僕もようやく「この街で、これを仕事にしてみたい」というのが一つできた。目標があってこそ初めて計画があるのだなと当たり前のことを実感している。楽しみになってきた。
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