見出し画像

「直感」を「疑わない」=「強さ」?

私は自分の「直感」は一切信じません。
自分で選択するには、それを決断するに至った「理由」がもれなくついてきます。
感じた「直感」を、感じたまま行動に移す、そんな大それたこと、とてもとても怖くてできません。

今振り返ると、理由があろうとなかろうと、直感で選んでようといまいと、、結果は変わってないんですよ。きっと。

私は「自分のことを信じる」という言葉も勿論嫌いです。
どれだけ自分に繰り返しその言葉を唱えても、自分の決断を信じきることはできなかった。いや、やっぱりどこかで疑っていました。自分のことを。
過去の失敗を悔やみ、あの時こうしておけば、と仮定の話を延々と頭の中でエンドレスリピートしている。
そりゃ、良い記憶残ってないですよ。

頭の中は、PCのCPUメモリのように、アプリをどんどん開きフル起動状態。脳の容量をいっぱいいっぱいにして、処理スピードを落としている。
そしてフリーズする。
自分本人としては、全力で失敗しないためにしている行為が、全力で失敗をフォーカスするための準備をしている。
この時、意識は「今」にはいない。
やっぱり「過去」と「未来」を延々に行き来している。過ごしているのは「今」なのにも関わらず。
この「今」という考え方、いわゆるマインドフルネスという考え方は、私には厄介だ。

前回、コミュニケーションは「ビジョン」の共有というお話を書いたのですが、「ビジョン」を共有するには、言葉や態度など表面的なものに理由をつけていては感じ取れない、また判断できない。
なんとなくそう感じる、という「直感」でないと、判断出来ないと感じ始めている。
なぜなら、いちいち理由をつけていては、結局表面的なコミニケーションを判断しなければならなくなるからだ。言葉や仕草、そして雰囲気、それらを感覚的につかむこと、それが「ビジョン」と考えるからだ。

そうなると困る。「直感」、「自分を信じる」も嫌いな私はどう考え直せば良いだろうか。


いい言葉を見つけた。マンガ ワンピースのキャラクターの1人シルバーズ・レイリーが、主人公ルフィに「覇気」というこれから戦っていく上で必要なスキルを教えるシーン。

 『「疑わないこと」それが「強さ」だ。』


「自分のことを信じる」言い換えると、自分のことを「疑わないこと」ということ。
ネガティブ思考の私としては、この否定形の言葉はしっくりきました。
「直感」を「疑わない」=「強さ」
「直感」でピンときた選択をする。
それに理由はいらない。「疑わない」だけで良い。
どうやって選んでも結果はそんなに変わらないから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?