見出し画像

ボケと五感と瞑想と

▼忙しい人用

この文章で言いたいことは、「認知症予防ヴィパッサナ―瞑想が使えんじゃね?」ってことです。

もう少しちゃんと書くと、以下が結論です。

五感刺激意識的に認知することが認知症予防になるのではないか?

▼認知症と五感

先日Twitterで「食べることをやめた」というツイートが話題になっており、リプ欄に「味覚刺激がなくなるとボケやすい」というようなツイートを見つけました。

すこし調べてみると、なるほど、たしかに認知症と味覚の関係というのは認知されているようです。

身近にある認知症の早期発見
アルツハイマー型認知症患者の味覚機能

もうすこし広げて、五感への刺激は認知症の予防や改善に効果がありそうな認識がなされているようです。

認知症の予防・治療の最前線
薬局新聞 - Pharamarise HD

▼ヴィパッサナ―瞑想

瞑想法にもいろいろありますが、その中でも今回は「ヴィパッサナ―瞑想」を取り上げてみます。

概要だけならWikipediaでおkかなと思うので引用してみると、以下のような内容だそうです。(読みにくいので、補足情報は概ね削りました)

ナーマ(こころのはたらき)とルーパ(物質)を観察することによって、仏教において真理とされる無常・苦・無我を洞察する瞑想である。

よく分からないですが、読み進めると以下のようにも書いています。

物事をあるがままに観察するヴィパッサナー瞑想

▼歩行瞑想と認知

具体的なやり方を調べていると、「歩行瞑想」というのが見つかります。
流派とか名称とか細かいことは置いておいて、この「歩行瞑想」に現れる方法が「認知症予防としての五感刺激に役立つのでは?」というのがここで言いたいことです。

参考にしたリンク先を読むと、だいたい以下のようなことが「歩行瞑想」の要点かと思います。

①歩いてみる。
②歩いているときに感じる感覚をすべて認知する。

そう、言いたいのは「感覚の認知を意識的に行う」ことです。

▼瞑想法を取り入れた認知症予防法の提案

「ヴィパッサナ―瞑想における歩行瞑想」にこだわる必要はありませんが、歩行に限らず日常生活におけるちょっとした行動の際、「各五感刺激について認知する」ことを意識的に行うことが認知症予防に奏効するのではないか、という提案がこの文章の結論です。

たとえばこんなイメージです。

例1:ご飯を食べるときに以下のようなことをする。(嗅覚、味覚、触覚)
 ・臭いを詳しくかぐ。
  「これは〇〇の臭いと△△の臭いがする」
 ・舌の感覚に注意を向ける。
   「いま食べ物が舌のこの部分に当たった、こんな味がする」
 ・飲み込んだ食べ物の位置を把握する。
  「いま食道を通過して、胃に入った」

例2:移動中に以下のようなことをする。(視覚、聴覚)
 ・何を見ているか意識する。
  「いま電車の時刻表を見ていて、白地に黒い文字が書いてある」
 ・聞こえてくる音に耳をすませる。
  「遠くで誰かがスマホを落とした」

こんな感じ。

▼まとめ

味覚と認知症の関係から出発し五感と認知症の関係に注目して、その後にヴィパッサナ―瞑想における「歩行瞑想」をご紹介しました。

五感への刺激が認知症の予防や改善につながるとの認識に対し、歩行瞑想の思想が使えるのではと考え、冒頭にも書いた以下のような提案をしました。

五感刺激意識的に認知することが認知症予防になるのではないか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?