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映画「定められし運命」のあらすじ【戦争の不条理】

こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

最近、アマゾンプライムビデオで戦争映画をよく見ます。

今回ご紹介する映画「定められし運命」は、フランス映画です。

第二次世界大戦中のドイツ占領時代のフランス・アルザスに住む2人の少女たちがたどる過酷な運命を描いています。

戦争は、人を人で無くし、今じゃ考えられないことを実行するんだなと驚愕しました。

戦争映画、特にナチス・ドイツの残した爪痕は本当にたくさんありますよね。

今回は、アマゾン・プライムで見つけた掘り出しもの映画「定められた運命」をご紹介しますね。

製作年:2012年
時間:91分
監督:ドゥニ・マルバル
出演者:フロール・ボナヴェントゥーラ、ルイーズ・エレーロ、マーシャ・メリル等

映画「定められし運命」のあらすじ

まず、映画「定められし運命」のあらすじをご紹介しますね。

主人公のアリスが、初老となり孫娘が妊娠したということで、自分の戦時中での出来事をビデオカメラの前で話す形式で物語は進んでいきます。

1943年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のフランス・アルザスに住む少女たちは、強制的に親から離され、労働奉仕施設に連れていかれます。

その中にこの物語の主人公アリスとリゼットもいました。

その施設で訓練を終えたら家に帰れると聞いていたにもかかわらず、弾薬工場や戦場などあちこちに行かされることになります。

アリスとリゼットは、弾薬工場に配置されました。

そこで、アリスは、ドイツ将校に一目ぼれされますが、ナチスドイツへの憎しみがあるため、最初受け入れることができません。

ある日、工場内で爆発が起こり、アリスとリゼットは妨害行為の嫌疑をかけられ、別の施設へ移送されます。

一見、皆楽しそうで明るく幸せな空気を醸し出しているように見えました。

しかし、そこは、レーベンスボルンといって純潔なドイツ民族(アーリア人)を増やすために、アーリア人としての条件に合った女性(ブロンズと青い目)を連れてきて、ナチ党員の男性の性交渉を推奨し、子供をふやしていく施設だったのです。

また、占領地域(フランス、ポーランド、チェコ)からアーリア人の条件に合った子供たちを拉致して教育することもこの施設の役目でした。

ブロンズと青い目のリゼットは、さっそく目を付けられ、小太りのドイツ将校にレイプされ、妊娠してしまいます。

絶望的なリゼットを慰め、アリスは、2人でその施設から抜け出します。

そして、弾薬工場で一目ぼれされた将校に連絡し、将校の叔母の家でかくまってもらうことになりました。

その後、2人の行く手には何が待ち構えているのでしょうか?

続きは、映画をご覧くださいね。

映画「定められし運命」の感想

次に映画「定められし運命」の感想をご紹介しますね。

アマゾンプライムビデオで「戦争映画」で検索して初めてこの作品を知りました。

戦争映画の中でもナチスドイツに関する作品に興味があり、戦争は絶対にいけないという気持ちを強く持つためにも見続けようと思います。

この作品に出てくるアリスとリゼットが美しいです。

特にリゼット役のルイーズ・エレーロが美しい!

やはり、ブロンズと青い目は目を引いてしまうのでしょうか?

でも、この作品以外の出演はしていないようですね。

アリス役のフロール・ボナヴェントゥーラは、この作品以外に3作品ほど出演しています。

この2人の友情がメインに進んでいくので、恋バナでうれしそうに話すシーンもあり、ちょっとしたトキメキのあるシーンもあり、レーベンスボルンの恐ろしい風景が多少和らいでいるようにも見えます。

ナチスの医師が、無表情で当たり前のように、連れてこられた子供たちの顔の輪郭やパーツの長さをものさしで測ったり、少し肌が黒い赤ちゃんを産んだら、ナースから思い切りののしられ出ていけと言われるだなんて信じられません。

このレーベンスボルンに関する作品としては、下記があります。

・映画「ソフィーの選択」
・映画「007 美しき獲物たち」
・小説「非合法員」(船戸与一)
・小説「死の泉」(皆川博子)
・ゲームソフト「マイ・チャイルド・レーベンスボルン」

戦争映画にご興味ある方は、こちらの記事もご覧ください。👇
【洋画】絶対に損しない!おすすめ戦争映画ランキング22選

映画「定められし運命」の口コミ

次に映画「定められし運命」の口コミをご紹介しますね。

まとめ

いかがでしたか?

映画「定められし運命」のあらすじ・感想をご紹介しました。

派手な演出や印象的なBGM、人気俳優の起用など無く地味な作品ですし、字幕も機械翻訳のような訳し方で少し残念でしたが、なぜか最後まで見入ってしまいました。

それは、2人の少女の素直さや美しい友情に心揺さぶられていたからだと思います。

また、へんてこりんな純潔主義に翻弄されているナチスの方々の中でもそんなことに惑わされないドイツ将校もいるんだなとうれしく感じました。

これからもいろいろな戦争映画を観て、戦争反対の気持ちを強く持ち続けていきたいと思います。

良い作品があればまた皆さんにご紹介しますね。



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