24/6/28 この人苦手、、、の気持ちの裏には

本当は、さっきまで、
「今日、会社の先輩Bさんとこういうことがあって気づいたけど、私はこういう『私はこういう人間です』っていうアピールが過剰な人が苦手なのだ」という内容を800字くらい書いていた。

しかし途中で、「あ、これ特大ブーメランでは?」と考えた。
だってこんな文章を書いている時点で、私こそB先輩という人間を決めつけている。

そこでいったん文章を全て消して、理屈を抜きにして、本当に私が思っている気持ちは何かを考えた。

Bさんのアピールが過剰で嫌い?
いや、本当はそんなことどうだっていい。
いつだって自分が一番かわいいのだから、正直Bさんの人間性がどうとか興味がないのだ。

では、私の心に引っかかり、noteで書かなければ気が済まないと思わせた、本当の心とは何か。。。

それは、「Bさんとのかかわりの中で、私はたびたび不快感を感じる」という発見である。

Bさんのことはどうだか知らない。
けれど、今日は私のことを「やる気ない」とおそらく心の中で決めつけて、まくしたてるようにどや顔で、説教的なものをしてきた。
いや、私やる気ないわけじゃないし、どういうこと?と、本当に理解が追い付かなかった。
詳細は面倒なので割愛するが、
「私は元々あの部署にいたからわかる」
⇒「あなたにはわからないだろうけど」
そんなメッセージをひしひしと感じた。

~~ただの愚痴~~
そういえばこの先輩は、入社して初めての部署飲み会でも、私を心配するふりをして上司にやさしい先輩ですってアピールをしてたし、体調を崩したときも毎回「休まなくて大丈夫です、、来なきゃって思うんで。だって~~~」と、昭和の美しい仕事観を持っている「私」の話が多いし、3人で話していても男の先輩の方ばかりみて話すし、話を振ってきたと思ったら全然聞いてないし、というかあいさつで目を合わさないってどうかと思うし。そういえばいつも出勤開始3分前に出社するわりに、寝坊で遅刻したとき悔しいって言ってたな。電車での遅刻は何回もあるのに、あれなんだったんだろう。そういえば・・・そういえば・・・

おお、また愚痴があふれてきてしまった。
さっきはこうやってB先輩の苦手なポイントを書いて、だから私はB先輩が苦手なんだ!!という結論になっていたが、冷静に考えればB先輩の真意なんてわからないし、B先輩がどんな人間性でいつもどんなことを考えているのか、私にはわかりっこない。

思い返すと私は、B先輩とのコミュニケーションの中で、不快感を感じることが多かったのだ。多分今日の出来事で、なんとなく見て見ぬふりをしてきた、「本当は私この人が好きなのかもしれない、勘違いしてたのかもしれない」と言い聞かせながらも沸々と胸にたまっていた不快感が、しっかりと脳内で可視化されたのだと思う。
この気づきは、今回の結論として、事実とズレのないものである。

過去の自分に重ねて、同族嫌悪になっているのかもしれない。
はたまた、今自分が自然体で美しい心をもっていようと考えているがゆえ、過剰に他人を意識して美しくない行動、例えば安直に他人を決めつけて責めるとか、背伸びして本心と異なることをいい、上っ面のコミュニケーションをとるとか、そういう人にイライラしてしまっているのかもしれない。

できるだけ日々の不快感は取り除きたいが、上っ面をかぶっていることがこの人の個性の重要なところ、良さに関わっているのかもしれないし、本音をぶつけたところでお笑いと違うから、傷つけてしまうかもしれない。

まずは、この人はこういう人だと、あっけらかんと受け入れてみよう。
人への不快感は、「そんなわけない!」と、自分の中の「ふつう」に合わない時に、びっくりして感じるものな気がする。

この人はたまに自信がなさそうな発言をするけど、それは裏を返すと自己愛が強いということ。だから、周りの気を引くように思ってもないことを言ってしまったり、どこかで自分こそが一番「善い人」「頑張っている人」であると信じているから、他人のことを決めつけて否定してしまったりするんだ。特に、権威があって優しそうな男性が好きで、女性に対しては自分の地位を脅かしそうな人であれば冷たく当たるし、そうでなければ全く興味を示さないんだ。あと綺麗すぎる女性には、憧れの気持ちがあるらしい。
また、気が強そうに見えるけど、他人を攻撃してしまったり、ほめて構ってもらおうとしたりする。意外と気が強くない人なんだ。

こうやって相手の特徴を、褒めもせず、否定もせず、そのまま文章で受け止めてみると、段々と相手への拒否感がなくなってきて、すっきりするのがわかる。

次に、自分がこの人にどうやって関わればストレスが抑えられるか、考えてみる。
まず、仲良くなろうと思うのをやめよう。そもそも女性に対しては、綺麗な人以外興味がなさそうだし、1つ年下の女子後輩、しかもゼミナールの下地があって仕事がまったくできないわけではない、という人間に対しては、脅威、嫌な感じをもっているかもしれない。自分が年上だからしっかりしなきゃというプレッシャーもあるだろう。私の同期は、私のいないところで「○○さんは仕事ができるから、、私は性格が悪いところがあって、、」と話しているのを聞いたらしい。確証はもてないが、これらのことにより、私はB先輩に苦手意識を持たれていそうだ。
それなら、ムリに平等に仲良くしようとしなくていい。ちょうど私の興味も他の人にあったし、ちょうどいい。

こんな感じで、結局グダグダな文章になってしまったが、自分の心の整理がついた。相手にイライラしたときは、相手の嫌なところ、悪いところを挙げて終わりでは、合理的じゃないし、なんの実にもならない。
苦手な人が表れた時は、今回みたいに、自分はどう思ったのか、どうすれば嫌な感情を避けられるのか、と、自分事にして考えてみよう。

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