それぞれの「型」

　週末の空手指導。参加してくれた黒帯の内藤さん(仮名)とある型の練習をしていた時であった。型の終盤に差し掛かった頃、気がついた私が言う。 「内藤さん、その突き方で教わってます?」 　キョトンとする内藤さん。私の方が間違ったかなと思って、一旦スルーして最後まで一通りやってもらうことにした。 「……直れ。……あの、内藤さん、さっきの挙動なんですが」 　型クラスでの独自解釈なのだろうか、と思いながら聞いてみることにした。内藤さんは、師範が直接指導する「型」専門のクラスで地道

noteホームが新しくなる、との通知。興味のある記事が見つけやすくなったとか。レコメンド力がアップしたのかな。 私の場合、本屋さんで全く興味のない本とが思わぬ出会いをすることが良くあるので、「逆レコメンド」みたいなものがあってもいいなぁと思う。

塚田、毎日noteやめたってよ。

　投稿ボタンを押す寸前で、午前零時になってしまった。 　私の毎日noteは約60日で終わった。投稿ボタンを押すと、連続投稿日数のポップアップではなく、連続投稿週数のポップアップが表示された。 　投稿直前にどうしても手直ししたくなって、記事を直して公開設定ボタンを押したものの、もたついてしまって午前零時に投稿されてしまったのだ。 　連続投稿がストップしたのは残念だけど、特に悔しいでもない、淡々とした気持ち。実は少しホッとしていたりもするのだ。 　これには3つほど理由があった。

毎日投稿、アップ間に合わず、ギリギリアウト……。ここで連続投稿がストップ。仕方ないや……。

ふらりランチと立て看板

　午後1時手前。 　私は財布をカバンから取り出し、黒いジャケットを羽織って事務所を出た。 　柔らかい日差しだけど、ビル風は冷たい。 　首をすくめながら、飲食店が立ち並ぶ通りを目指した。 　いつもなら、同僚と連れ立って行くのだが、あいにく彼はお客様との打ち合わせで、さっき難しい顔をして事務所を出ていた。 　久しぶりに、一人で昼食を取ることになった。 　数十メートル先に、同じ会社の人のグループが歩いている。あまり付き合いもないので、混ぜてもらうのも気が引けた。少し距離をおいて

「ごちそうさまでした、おいしかったです!」

　この一言を、私は食事をしたお店を出る時に言うことにしている。 　言われた店員さんの反応は様々だ。 　キョトンとする人、聞き流して次のお客さんの応対を始める人が大半。 　しかし、嬉しそうに「ありがとうございます」とお礼を返す人もいる。 　こういう人のいるお店は、たいてい美味しかったと記憶している。 　もともと、このようなことをしていたわけではない。 　この「作法」は息子から教わったものだ。 　楽しく家族で外食したある日、会計を済ませてお店を出ていく直前、当時保育園の息

お気楽写真　赤いワンポイント(千葉某所)

自室で仕事の準備をしていると、ワンコが乱入。構ってアピールがすごい。 昼間は空手指導や買い物などで留守番ばかりなので、気持ちはわかる。だが、横で叫んだり、私の腕を引っ張ったりでまるで仕事にならない。 「邪魔しないでよ!」と強めに言うと、シュンとして自室から出ていった。すまぬ……。

土日定例の空手指導。早く来た生徒さんと少し雑談。初めて撮り鉄の人だったと知る。私が指導を初めた頃に入門した生徒さんだが、全然知らなかった。 他の生徒さんが来るまで、好きな路線やどこで撮影したか聴く。私からプライベートには立ち入らないようにしているので、なんだか嬉しい。

最終更新日、いつだっけ?

最近『最終更新日』という単語が目に飛び込んでくる事が多い。 今年に入って、毎日投稿続けているnoteだが、0時前にに自分の最新記事の日付を確認して、慌てて投稿することも少なくない。 誰に頼まれたわけではない。 仕事以外でアウトプットする機会を増やそうと、note投稿を続けている。 私のクリエイターページは、一貫したテーマがあるわけではない。事業承継の話、ドラマシナリオ、転職の話、写真、水墨画、と、自分の引き出しからいろいろ取り出して並べているだけ。 仕事が立て込んでいる時は

お気楽写真　リアル五里霧中(神奈川某所)

甘えるワンコ。

　今日は朝からやっかいな会議で、事前準備がしたかった。 　いつもより早く、家を出ることにした。 　手早く身支度をすませ、玄関に向かう。 「もう出かけちゃうの?　今日は早いね……」 　寝ぼけ顔ながら寂しそうに見送るワンコ。無理もない。 　一時間ほど前は、ぬくぬくとしたベッドでいっしょに寝ていたのだ。気持ちはわかる。出来ればもう少しゴロゴロしていたいけど、そうはいかない。 　後ろ髪ひかれる思いで外に出て、最寄り駅に向かう。 　まだ静かな事務所に出勤。会議、商談、事務処理、