ネガティブ・ケイパビリティを読んで考えたこと
ネガティブ・ケイパビリティという本を読んでいます。
内容は難解なのですが、大変面白い。
本の簡単な要点として
何か新しい趣味をはじめて、最初は楽しいけれど
80点くらいコンスタントに取れるようになると 「あーもう、わかったなー」と思ったときに、急に飽きたりつまらなくなることってないでしょうか?
私はめっちゃあって(笑)
コロナ渦はまった「珈琲」は最初の半年はとっても楽しかった。
好きなロースターを見つけて、珈琲を色々買って飲んで、色々な器具を集めて、自宅での淹れ方を研究して。。。を毎日繰り返す。
そうするとある時、珈琲の美味しさを定義づける因数分解は下記だな。
お湯の注ぐ温度と引き度合いが味の安定度に大きく関わるな、とか自分なりの結論が出ます。
こういった、自分の中で「わかる」タイミングで興味や好奇心がサササーっと失せてしまいます。
でも、これって本当にわかっているのだろうか? という問いが浮かんできました。最近気づいたのは「わかったつもり」になっているケースが多いなってこと。
本当に美味しいバリスタの淹れる珈琲の高みと比較したら、全然わかってないし。まだまだ探究する余地はあるけど、どこか線引してやめる選択をしているのです。
何が言いたいかでいうと、仕事においてもそうだということ。
ある程度向き合って、仕事の仕方とか1つの職種やPJTで突き詰めていくとどこかで「わかった」と思うポイントがやってくると思います。
そうなると、「飽きた」から違うミッションに挑戦したいな~とか。
自分なりに結論づけて次にいきたくなります。
答えのある仕事において「わかる」スピードや回転率を上げて、次々と新しい仕事をできるようになるのは大事なスキルだと思いますが。
仕事の難易度が上がって「答えのない仕事」に向き合うときには、
早急にわかるよりも、 大事な問いや答えのない事実に早急に答えを出さず、向き合い続けられる力も大事である。
そういうところから、イノベーションが産まれえるのではないか? というのがこの本の重要な視点でした。
あとは、答えを出さなきゃわからなきゃと生き急いでいる人(私もそっち側の思考の一人ですが)
わからないものに浸る、考えていたいテーマとして問いをホールドしておいて、次に進もうみたいなスタンスが身につくと生きやすくなるのでは?とこの本を読んで思いました。
今晩は ##THECOACH 応用Bコースの有志で読書会!
思考の旅を楽しみたいところです。
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