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一週間日記 10/29〜11/4『Jusant』とか『ミークス・カットオフ』とか

ゲーム、映画、読書などの記録。

ところで、えんどコイチ先生のギャグ漫画『ついでにとんちかん』でぬけさく先生が使っていた"いきなり尻見せ"という必殺技があるじゃないですか。

あれ、なんだったんですかね? だって、いきなり尻を見せてですよ……で、それからなんなんですかね。

先日風邪で発熱してうなされているときに「『ついでにとんちかん』のいきなり尻見せって……あれ、なんだったんだろ」とふと思って以来、ずっと「あれ、なんだったんだろう」と思い続けています。

いま手元に資料(ジャンプ・コミックス『ついでにとんちかん』全18巻)がないので、いきなり尻見せがなんだったのかについて確認ができないのですが、あれ、なんだったんですかね。

■遊んだゲーム

『ストリートファイター6』

使用キャラ"リュウ"。ダイヤ2で停滞中。

このランク帯、立ち回りについては正直、お粗末なプレイヤーが多いです。しかしですね、強行動を振り回す相手に対応できるほど私も強くないのです!

とくに昇龍持ちのモダン勢には、毎晩、大変温めていただいております。いつもありがとうございます。

『Jusant』

リンクはSteamだけど、Xbox Game Passでプレイ。

なんだか乾いてしまった感じの世界に立つ、山のようであり塔のようでありあるいはタワマンのようでもある巨大なナニかをひたすら登り続ける、クライミングアクション(って表現であっているのだろうか)。

コントローラーのLRトリガーが、それぞれ左右の手の"つかむ"アクションになっていて、垂直な壁にある突起部分をつかみ、はなし、つかみ、はなし……と着実に登っていくアクションがユニーク。

文字で書くとなんだかテンポが悪そうに感じるかもしれないが、つかむ&はなすの判定は比較的ファジーなので、LRトリガーの操作はテンポよく行えるうえにシステム上落下死も発生しないので、クライミングアクションというなんとなく七面倒くさそうな印象のシステムとは裏腹に、プレイフィールは極めて快適(ときどき一定時間スタックすることはあるけど)だ。

ストーリーについてはとくに前段の説明などはなくいきなり始まり、道中に落ちているメモなどを頼りに、その場所でかつて何が起きたのか、プレイヤーはなんのために登るのか、が明らかになる仕組みとなっている。いろいろと考察するのが好きな人にはハマるのではないだろうか。

ボリュームは4〜5時間で終わるほどよさで、非常にいい作品だと思いました。おすすめです。

■観た映画とか

『ミークス・カットオフ』

U-NEXTで鑑賞。

ケリー・ライカートの監督4作目。長篇デビュー作『リバー・オブ・グラス』から3作目の『ウェンディ&ルーシー』までは現代のオレゴンを舞台に、話の規模も(たぶん)予算も極めてミニマルな内容だったが、本作は1845年のオレゴンを舞台にした西部劇ということで、役者陣の衣装や各種小道具、そしておそらく撮影機材や人材などの規模も飛躍的に拡大している。

とは言え、一般的な西部劇のようにドンパチがあるわけじゃない。スケールこそ広がったが、ライカート監督らしいミニマルな物語は健在だ。

登場するのは西部を目指す3つの家族と、その水先案内人として雇われたミークというザ・西部の男。事前の話では数日で目的地へ到着するはずだったが、いつまで経っても到着せず、3家族のあいだではミークに対する不信感が高まっていく。そんななか一団は先住民の男を捕らえ、言葉が通じない彼に水場までの道案内を任せようと訴える者たちと、仲間を呼ぶ恐れがあるからすぐ殺すべきと主張する者たち(当然、ミークはこっち側だ)で意見が別れる。

とは言え、対立するものたちのあいだで激しい言い争いがあるわけでもない。男たちだけで集まってボソボソと先々のことを話し合い、女たちはそれを遠巻きに眺めるという、どこか現代にも通じる、なんとなく不快な状況がのっぺりと続く。最終盤になって物語は大きく動くが、かと言ってそれだってクライマックスと言えるようなものではなく、なんだか宙ぶらりんな感じで話もブツッと終わる。

西部劇として観たらどうにも物足りないのだが、ケリー・ライカートの西部劇として見ればかなりの意欲作に感じられるわけで、個人的にはものすごく楽しかったです。


■読んだ本

ユリイカ 2023年10月号 特集=追悼・中島貞夫 ―『893愚連隊』『日本暗殺秘録』『狂った野獣』、そして『多十郎殉愛記』

なんとなく最近、中島貞夫ブームが個人的に来ておりまして、そんなタイミングで発売されたので即購入しました。そして、しばらく積んでおりました。

中島監督作品はそれなりに観ているつもりだったけど、全然観ておらんなーー! と居住まいを正したくなる内容でした。数ある記事のなかでも高良健吾さんのインタビューがめちゃくちゃいい内容で、改めてこの俳優さんのことが好きになったり。あとは北大路欣也さんのインタビューも素晴らしい。インタビューの中で北大路さんが言った「(大先輩から)『ちょっと来い』と言われたその『ちょっと』に大きな宝がある」という言葉、私の座右の銘にしたいくらいです。でもまあ、会社の飲み会は嫌いですけど。

■買ったもの

なにも買ってないよ〜ん。

■おもしろかった記事とか

記事じゃないんですが、支援していたこちらのクラファンがハイ達成したということで、よかったよ〜ん。届くのが楽しみだよ〜ん。

■考えたこと

いきなり尻見せって、なんだったんですかね。

おしマイケル。

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