28歳病
僕は今28歳だ。
4ヶ月前の10月に誕生日を迎えた。
29歳まであと8ヶ月。
30歳まであと1年8ヶ月だ。
28歳とは
28歳。
まぁまぁよい歳である。
若い、と言っても20前半ほどエネルギッシュな感じはなく、逆に若くない、と言っても30を超えた人ほどの落ち着きがあるかと言えばそうでもない。(もちろん人によるが。)
特別若くもなく、特別若くなくもない。
要は過渡期にある歳なのだ。
28歳の心境
じゃあ28歳なんて、特段取り立てて記事にするような歳でもないじゃない。
すでにそんな感想を持つ読者の声がなんとなく聞こえるような気がする。(知らんけど)
が、しかし、そんなことはない。
28歳こそあえて記事にすべき歳なのだ。
なぜなら28歳とは、ようやく30代が現実的に見え始める歳なのだから。
30代が見え始める歳、28歳
28歳になれば、30代まで残り2年のカウントダウンが始まることになる。
2年と書くと文字面的にはそんなに迫力がないかもしれないが、実際誕生日を過ぎれば1年と11ヶ月と29日とかになるわけで、そうなると一気に迫力が出てきやがる。
まじか、あと“1年”と◯ヶ月なんだ、と。
この事実に多くの28歳は戦慄恐々としたに違いない。
もうすぐ30やん。
突然にその現実と鉢合わせになるのだから。
ついこの前まで自分は20代の若者だと我が物顔でふるまっていたのに。
28歳を迎えたことで、一気に歳をとってしまったように感じるのだ。
急になんかしたくなる歳、28歳
そうなると考えることは一つである。
20代のうちになんかしねぇと。
実際、28歳になると、と言うか30代になると与えられるチャンスが減ることにわりと多くの28歳は前もって勘づくようで、急に20代のうちになんかしねぇとという気持ちになる。
いや、なんかしねぇとではなく、やるなら今のうちにやっとかねぇと。
が、気持ち的には近いかもしれない。
非常に微妙なニュアンスの違いなのだが。
つまり、自発的に何かしよう!と思い立つというより、20代だから掴めるチャンスは今のうちに掴んどかねぇと!という気持ちになるのだ。
今チャンスを掴みたい、28歳
20代だからこそできることがある。
20代だからこそ許してもらえることがある。
20代だからこそまだ与えられるチャンスがある。
それを多くの28歳は知っているのだ。
そのため、例えば28歳にしてある日幸運にもチャンスを与えられたとする。
そんなとき、20前半のやつが尻込みしようが、28歳は行くのである。
なぜなら30代になればそのチャンスは巡ってこないと知っているからだ。
そして28歳であるのにチャンスを与えられること、それすらもう稀有なことだと28歳は知っている。
だからこそ28歳は行くのである。
そのラストチャンスを、全力で掴みに。
もちろん、ラストチャンスは何も与えられるばかりのものではない。
与えられなければ、自ら掴みにいく。
例えば、未経験の職種への転職や、夢への最後の挑戦など。
もうここでやっとかねぇと本当に後がない。
それが夢の類なら、ここでチャレンジしないと燃え尽きれない。
なんとなくそんな気になってしまうのだ。
だからこそ28歳は行動に出るのである。
ここで舵を切らねぇともうそのチャンスは来ねぇ。
そう思うからだ。
狂気へと誘われる歳、28歳
かくいう僕もつい先日ある決断をした。
別に大したことでもないが、それこそ今取り立てて言うことでもないので、それについてはまた次のnote.にでも書こうと思う。
そして周りにもそんな決断をした同世代が何人かいる。
同じシェアハウスに住んでいたやつはなんか急に海外に飛び出していきやがったし、
大手の会社に勤めていたやつは急に仕事をやめて上京しやがったし、
新卒から長く一つの会社に勤めていたやつは転職するなら今のうちと不満もない仕事をやめ未経験の職種に飛び込みやがったし、
普通に会社員していたやつは今まで大きな行動に出れなかった人生だったのでとか言って誘われるがままに急に縁もゆかりもない土地に行くとか言い出しやがっている。
みんな今までわりと正常な思考回路を持って無難に生きてきたはずなのに、ここに来て急にイカれてしまう冒険に出るのだ。
そしてそれは、28歳だからである。
28歳、そうそれは、今まで正常だった人の思考を狂気へと誘う歳なのだ。
28歳まとめ
今まで大きな行動に移せなかった22歳〜27歳は、28歳になって自ら進んで岐路に立ち、ようやく舵を切っていく。
人を行動に駆り立てる衝撃が、28歳という年齢にはあるのだ。
だから20代前半のそこのあなたはそんなときが来るのを覚悟した方がいい。
28歳になって焦る必要はない、今やれ、今を生きろ。カルペディ…
ぶっちゃけ直上2行についてはおふざけに走ったがまぁ実際そういう気持ちもある。
かく言う僕も今を大切に生きたい。
30代前のラストチャンス。
それをつかめるのは今しかないからだ。
28歳の今、もうつかめるチャンスは限られている。
それを知っているからこそ、今動きたいと思うのだ。
28歳になったからこそ見えた30代。
28歳になったからこそ到達した考え。
30代を見すえた今、1995年生まれの俺たちは、
28歳病にかかってしまっている。
あとがき
ということで、好き放題書きましたが今記事『28歳病』はこれで以上です。
ご愛読いただきありがとうございました。
本文は以上ですが、今回の記事は内容が極端だったため、あとがきで少し補足しようと思います。
ご興味ある方は続けて読まれてください。
年齢と経験・スキルの相関関係
まずは本文中に出てきたこちらの図について。
こちらの図は同じ経験・スキルである違う年齢の3人を比較した図です。
この図や本文の文面だけ見ると、30代になったらもうチャンスは巡ってこないと言い切っているように捉えられる方もいるかもしれませんが、実際そんなことはありません。
能力が同じであればどうしても比較的若者にチャンスが巡っていきやすくはあると思いますが、経験やスキルがある人には年齢関係なく多くのチャンスが巡ってくるでしょう。
では経験やスキルが少なければどうか?
残念ながら年齢を重ねるごとに巡ってくるチャンスの数は少なくなっていくでしょう。
つまり歳を重ねた人には、どうしてもそれなりの経験やスキルが求められるのです。
しかし若者、それこそ20代はその限りではありません。
人的に問題がなければ、経験やスキルがなくても多くのチャンスを得られます。
それこそ就活なんかはわかりやすいですよね、大体の企業がスキル採用ではなく、ポテンシャル採用なのですから。
つまり、28歳病というのは、経験やスキルの有無に関わらず、20代だからこそ得られるチャンスを今のうちにつかんでおきたい。
そんな衝動にかられる症状を指した言葉ということです。
28歳病にかからない人
ちなみに28歳病という呼称はもちろん僕が適当に作ったものです。
特に深い意味はありません。
年齢と症状をからめて作った、言えばネットスラングである厨二病※と同じ類の単語ですね。
ただ病(やまい)というだけあって、そうなる人もいればならない人もいる。
そんな意味合いを含んでいます。
ではそうならない人(=28歳病にかからない人)はどんな人か?
それはすでに現状に満足している人です。
変化を求めない28歳
最初に書いたように、28歳はまぁまぁよい歳です。
なのですでに道が定まっている人はけっこういます。
例えばもうその道一本で行くと決めた仕事がある人、継ぐ予定の家業がある人、そういうのがなくても特にやりたいことや将来への不安がない人など。
そういった人は上記のような衝動にかられることはないでしょう。
もちろんなにかをきっかけにということはあるでしょうけどね。(実は僕もこの類の人です。)
逆に28歳病の症状を発症する人、それは言ってしまえば現状維持を選択した先の自分の将来を憂いている人でしょう。
30代になる直前の今、動いておかないと訪れる未来に、大なり小なりなにかしらの不安や不満がある人。
そういった人が28歳病を発症すると言えます。
変えるなら今だ、今しかない。
そんな気持ちに駆られるせいです。
望むものが得られるならそれでいい
なので、何が良いとか悪いとか、こういう人はすごいとかすごくないとか、当然そういう話ではありません。
一見思い切った行動を起こす人の方がかっこよく見えるかもしれないけれど、別にそうじゃなくてもよい。
なんなら満足いく現状を作れている人の方がすごいとすら個人的には思っています。
僕は求めるものがありながらずっとさまよっているみたいな感じなので。笑
どんな状況にあれ、自分の望むものを求めれば良い。
そう思っています。
あとがきのまとめ
ということであとがきも以上です。
書いてみたら結局書かなくても良いようなことだったような気がしますが、まぁなんでもよいです。特に伝えたいメッセージもありません。
とりあえず、後悔なく生きたいですね。
そのために燃え尽きたい。
最近そんなことばっかり言っている気がしますが、今回もそんなことで締めさせてください。
なんか最近そんなことばっかり言うて、あんたこそまさに今現状に満足できてないんちゃうの?
はい、そう思ったそこのあなた。一回忘れましょう。
勘のいいなんとやらはなんとやらです。
ということでとりあえず、今回の記事は以上です。
今日も精一杯いきましょう。
Oss!!
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