#5母と桜を眺めた2021年の春

#4 富士山本宮浅間大社と尾車部屋と節分祭

世界遺産となった「おせんげんさん」（注 地元ではそう呼ぶ）＝富士山本宮浅間大社の節分祭に行ってみた．初詣にも散歩にも行くのだが節分の豆まきに行くのは果たして40年ぶりくらいなのではないか……⁈ 今年は大相撲の尾車部屋の力士が来る．という新聞記事を見て「ミーハー」アンテナが起動，嘉風＆矢後のお二人に会いに行ったのだった．（尾車部屋はなかなか素敵なホームページ＆ＳＮＳを運営されている）↓ http://ogurumabeya.com/index.php 奇しくも，さる１

#３ 富士宮と富士山と甲斐みのりさん

今から15年くらい前に，当時勤務していた高校での司書室大掃除中に，甲斐みのりという生徒（当時はもう卒業生）の読書感想文を発見．たぶん上位のコンクールへ出すための原稿だったのだろう． 甲斐さんは，その時すでに文筆家としてのスタートを切っていた．『京都おでかけ帳』という処女作は大好きな一冊で，修学旅行の引率空き時間には本に書かれた場所を探して訪ねたことが…． 「処分しようかなあ〜」と一瞬考えた．でも文章を書くことを生業としていくであろう彼女だから，かつての自分の原稿は手元

＃2 静岡県は日本でいちばん・・・だ

自分の苗字が好きじゃない．そう思うようになったきっかけは，小学校６年生の社会の授業で習った和歌だ． この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば 藤原道長 「望月は満月のことだ」という先生の言葉に，クラスのうるさい系男子が騒ぐ．やっぱり望月って丸いんだあ〜…… 中学の修学旅行で太陽の塔を見た時も，「似てる」ってからかわれたし，美術の授業では「この子の顔は縦と横の長さが一緒だ」と定規で先生に測られたくらい，当時の私は正しく丸かったから仕方ない． だから，

＃１ 富士山は見上げるもの

生まれたときから富士の麓に住んでいる．静岡県富士宮市． 地元では，どこにいても富士山で方角を知り，笠雲で天気を予報する． 身近だ．だからであろう，富士登山の経験者は市の人口の半分にも満たない．私も5合目と宝永山までだ． 富士山は見上げるもの，と答えるようにしている．たぶん多くの市民が…． 裾野の広がる大きな山を見て育つという環境は，少なからず性格に影響を与えるようで，小さなことでくよくよ悩まないねと言われる．大らか，のん気だとも． 大きなものは良い．自分が小さく見え

#0 皆がすなるnoteといふものを私もしてみむとてするなり…『土佐日記』風

時流に乗って始めてみよう． ３年前からfacebookで友達公開備忘録を毎日書いている．これはだいたいのことをすぐに忘れてしまう私のまさしく備忘録…のはずが，書いた本人はやっぱり忘れてしまって，何人かのいつも読んでくれている友人が外付け記憶装置のように覚えていてくれたりする．とてもありがたく恥ずかしい． ２年前からInstagramを始めた．こちらも１日１投稿．NYや東京の姪とか，ベッド上生活の妹とか，反応はしないけれど長男とか，…意外にも近所の人とか（笑）が見てくれ