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【次年度の私と似た環境の人へ】開業初年度の確定申告についての記録(前編)

こんにちは、ユキッ先生です。大丈夫、ちゃんと生きてますよ!

2月末にお子ら2人が濃厚接触者に特定され、3月初旬は自宅待機で約10日間家庭保育をしておりました。
最初の緊急事態宣言が発令された2020年4~5月以来のことで、戦々恐々でスタートしましたが、2人の成長に助けられ、なにより発症がなく、なんとか楽しく無事に過ごせました。

それでも、仕事ができない(1人になれる時間がない)期間はじりじりとメンタル削られるもの。
待機期間開けたら春でした。ふぁ…ふぁ…ぶえっくしょい!!
ひきつづき常に9,000万円か2兆円を望む健全な精神を保っております。

さて、確定申告の受付期間中の貴重な約10日間がどっか行ってしまったので焦りましたが、昨日作業を完了し書類を無事に提出しました。

今回はその記録を、次年度の自分と、あんまりいないと思うけど近い環境の人の参考になれば幸いと、noteに残しておきたいと思います。
長くなりそうなので前後編の2本立てです。

サラリーマン時代も不動産所得のある最後の5年は確定申告していましたが、会計知識は怪しいので、その都度調べたり問い合わせしてなんとかやってきました。

▼今年度起こったことと、収支の背景まとめ

(1) 11年勤めた職場を退職し、個人事業主として開業
(2) 家主をしている物件の居住者が変更
(3) 退職後主に5か所から収入を得て、そのうち1つはアルバイト契約
(4) 独立資金作りのために加入していた前職場の持株会をやめた
(5) 年末に駆け込みで、初めてふるさと納税をやった
(6) 保険(生保・損保・地震)の契約は特に変更していない
(7) 何をどこまで事業経費にするか判断した

▼開業初年度にやったこと

会社員を辞めたのが8月中旬、お盆前です。
年度途中で独立した場合(当たり前ですが)それまでの給与所得は申告する必要があります。
退職金がありました。新卒で9年半務めた会社の半分だったけど。一部は確定拠出型年金の運用なので受け取るのは一時金のみですが、そちらも忘れずに申告を。

退職一時金については、元の職場から後日送付される
「退職所得の源泉徴収票」を参照しよう

会社員でなくなった日の翌日付けで開業し、税務署に開業届けを提出しました。

会計の知識に自信はないので「freee」に登録しました。サブスクでサービス活用中です。家計や事業で使う銀行口座、クレジットカードを連携しています。超便利。

開業届けも「freee」で作成し、当時はあまり理解してないまま、青色申告承認申請書も流れで作成・提出しました。

▼家主をしている物件の居住者が変わった

詳細はこちらの記事にありますが、家主をしている物件の居住者が変わりました。
借主探しや居住者対応、備品不具合のメンテ等は賃貸管理会社に依頼しています。家賃収入がない間も月々の住宅ローン返済・設備維持費等の他、部屋のクリーニングや修繕代、広告料などの経費は発生しており、家賃相殺でも結果的には家賃2ヶ月分くらいの赤字でした。

書類のやりとりや収支管理はオンラインで完結したので、賃貸管理会社が関与する部分はすべてログに残っています。ありがたやありがたや。

いろいろ調べたところ、賃貸管理会社に支払う以外で、経費として報告できる項目は以下の通りです。
※管理会社の対応範囲や家賃設定により異なるので、ご参考まで。

不動産収入の経費として計上するのは
・銀行に支払う住宅ローンのうち「利息」部分
・マンション管理会社に月々支払う共有部分の「設備維持費・修繕積立金」
・自治体に納める「固定資産税・都市計画税」

▼退職後主に5か所から収入を得て、そのうち1つはパートタイム契約

結果的に仕事が本格始動したのは10月以降で、年内にレギュラー案件で取引していたのは3社でした。

それに加え、10~12月の間、生活費の足しに、もう1社有期パート契約で日給の仕事をしていました。
年末にその会社から年末調整の案内が来たので正直当惑しました。税務署に電話して事情を説明すると、「提出してください」との返答。当時は「年末調整も確定申告も両方やる必要がある」と理解して素直に提出したのですが、パート先から「ユキッ先生は個人事業主なので年末調整の必要はありません」と書類一式が返却されてきたので、また当惑しました。

でも年末調整書類を書いたことで保険料の計算を前もって終えられたので、良しとしよう。

年内で業務は完了しましたが、年明けにパート先から源泉徴収票が送られてきました。シンプルに年内に2か所から給与収入があった、と考えれば混乱ありません。

源泉徴収票を元に、前職場とパート先の2つを給与所得として申告

5か所のうち、もう1つはクラウドソーシング経由の報酬です。
単価的には雀の涙の複数案件を手掛けましたが、1社だけテストライティングのギャラで源泉徴収してもらっており、支払調書が送られてきたので、こちらも報告対象です。

各社(相手が個人の場合も)クラウドソーシングで受注したとき、源泉徴収の有無を選択できたのですが、そのメリデメをちゃんと把握していなかったことを反省しました。というか、確定申告迎えるまで普通実感できないよなぁ。

あと、支払調書の発行は発注先の義務ではないので、後日自分で計算するのが面倒なら、依頼しといたほうがややこしくならないということも、今回初めて学習した次第です。

・クラウドソーシング報酬は年末までに一度出金すること
源泉徴収してもらったら発注先に支払調書を請求したほうが安心

というわけで前編はここまでです。

後編では、持株会、ふるさと納税、保険、事業経費のことについて記録しますね。

おしまい。

カバー写真 / 一級河川をホッピングで渡る6歳と39歳(2022)

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