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ミステリー作家が脚本を書いた少年漫画原作のアニメ映画3選!

推理小説家さんが脚本を書いたアニメ映画をご紹介します!

本業のミステリー作家さんが書いているだけあり、普段よりミステリー色の強い展開が面白い作品となっています!

【1】劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン(脚本:東山彰良)

一つ目は、2011年に公開されたNARUTOの劇場版第5作目『NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン』です!

脚本を書かれたのは第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞及び読者賞を受賞してデビューした作家・東山彰良さんです!

ある日、四代目雷影たちは、草隠れの里の極秘任務の相談をしていた。
その時、突然として、1人の忍者が雷影を襲ってきた。
雷影はなんとかその忍者を倒したのだが、雷影は、犯人をナルトだと思い、暗殺未遂の件と、雲隠れと岩隠れの里の上忍を殺害しまった罪で、ナルトを捕らえたのだった。

ナルトが連行された先は、通称「ブラッド・プリズン」と呼ばれる、絶対に脱獄する事ができない監獄「鬼灯城」。
城主の無為の禁固術で、忍の力を封じられたナルトだった。
無罪を主張し、無実の罪だと抗議するナルトは、脱獄をしようとするが、何者かがナルトの命の狙っているのだった。

主人公であるナルトが暗殺未遂の罪で監獄に幽閉される、という如何にもミステリー風のストーリー!

無実の罪で投獄されたナルトは、同じく投獄されている人物と共に脱出を図るという展開もいつもと違う雰囲気を醸し出しています。

この後、ナルトは仲間たちと共に「鬼灯城」に隠された秘密を解き明かしていきます。

全体的な雰囲気もどこか暗く、シリアスな雰囲気が漂う展開ですが、最後は仲間たちと共にラスボスと戦う展開となるので、いつものようなアクションが楽しめます

また、ナルトが幽閉される事となった意外な理由が最後に明かされるのもミステリー作家さんっぽいです!

【2】劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星(脚本:真保裕一)

2つ目は、同じく2011年に公開された鋼の錬金術師の劇場版第2作目『劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』です!

脚本を担当されたのは江戸川乱歩賞を何度も受賞されていて、1996年にこのミス!ランキングで1位を取った『ホワイトアウト』を書かれた真保裕一さんです!

アメストリスの首都・セントラルにある中央刑務所。
刑期終了を間近に控えた囚人、メルビン・ボイジャーが脱獄を果たした。

メルビンが操る強力な錬金術に興味を惹かれたエドワードと弟のアルフォンスは、男の跡を追ってアメストリスの西、大国・クレタとの国境を目指すことになる。
彼らがたどり着いた先は、巨大な崖に周りを囲まれた街・テーブルシティ。
かつて「ミロス」と呼ばれていたこの地で、二人はジュリアという少女に出会う。
少女の言葉に導かれ、エドたちはこの地に隠された、血塗られた歴史を知ることになるのだった…。

鋼の錬金術師は元からサスペンス色が強い作品ですが、脱獄をした囚人が関わる物語という事で更にサスペンス色が強い作品となっております!

テーブルシティという映画版オリジナルの舞台で、街に隠された秘密を追っていくという物語となっております。

物語の最後の方で、とある人物の意外な正体が明かされますが、それがあまりにも意外な正体なので、思わず最初から見返してしまう作品となっています!

もちろん、錬金術を駆使したアクションシーンも派手で、舞台となるテーブルシティも少し幻想的な雰囲気があり、とても面白い作品です!

【3】劇場版 名探偵コナン 紺青の拳(脚本:大倉崇裕)

3つ目は、2019年に公開された名探偵コナンの劇場場23作目『名探偵コナン 紺青の拳』です!

脚本を担当されたのは、倒叙ミステリーの傑作「福家警部補シリーズ」で有名な大倉崇裕さんです!

19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア"紺青の拳(こんじょうのフィスト)"。

現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズ近郊にて殺人事件が発生。
現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた─。

そしてその頃、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。

元々ミステリー作品なのでミステリーなのは当然ですが、本作は特に大倉崇裕さんらしく、プロローグで殺人事件の詳細がしっかりと描かれる展開となっています。

物語のメインは、主要登場人物である怪盗キッドや京極真といった人気キャラクターのアクションシーンですが、途中で起こる絶対に侵入不可能なセキュリティルームで起こる殺人事件など、ミステリー好きの心を動かす展開。

推理シーンもしっかりと描かれていて、コナンと怪盗キッドが事件を最初から振り返りながら事件を推理していくシーンは、アクションシーンの連続で物語に心を奪われていた視聴者の気持ちをミステリー部分に揺り戻してくれます。

そして、ラストの壮大なアクションに気を奪われがちですが、劇場版では珍しい、趣向を凝らした殺人トリックも面白いです!

おわりに

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実は、名探偵コナンは毎年映画を見ているのですが、NARUTOと鋼の錬金術師は普段は劇場版を見ていなかったのですが脚本家が知っている作家さんだったので見てみた作品でした!

脚本家から作品を見てみるというのも面白いので、普段は見ない作品も積極的に見てみると新しい発見があるかもしれません!

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