ゆうき(y2aa21)

サッカー未経験者が真面目にサッカーを考える。浦和レッズの「3年計画」を定点観測してまし…

ゆうき(y2aa21)

サッカー未経験者が真面目にサッカーを考える。浦和レッズの「3年計画」を定点観測してました。

マガジン

  • 浦和レッズについての雑感2023

    2023シーズンの浦和レッズについての雑感。

  • 落書きの下書き

    なんとなく思ったことを文字数に縛られずに気軽に書き残す場所。ここから広がればまとまった文章にするだろうし。そうでなければそうでないだろうし。

  • 浦和レッズ三年計画を定点観測

    2019年12月13日に行われた「新強化体制記者会見」でクラブから提示されたプレーモデルや三年計画が果たして遂行されるのか定点観測します。

最近の記事

【雑感】2024/6/1 J1-第17節 浦和vs神戸

前節の町田に続いて自分たちの得意としないことは深追いしないスタンスのチームとの対戦になりました。 神戸は保持は基本的にはダイレクト志向で、CBがボールを持ったら繋ぐよりも前線のどこかへロングボールを入れることが多いです。CFの大迫は手前に下りたりサイドに流れたりすることがありますが、WGは外、内どちらのレーンにいるかは状況次第なものの、自分の担当エリアを大きく外れることは少ないです。 中盤の3枚は6番(扇原)、8番(山口)、10番(宮代、井出)と三者三様の役割で構成されて

    • 【雑感】2024/5/26 J1-第16節 浦和vs町田

      「あいつら1年生のくせになんか調子乗っててムカつくよな」というJ1の先輩たちのヘイトを溜めている町田ですが、彼らの基本にあるのは「余計なことはしない」というか、各選手が技術的に不得手なことはさせず、フットボール的にリスクのあるボールの動かし方をせず、明確にチームとしての狙いどころを定めてあげる、それによって選手たちは迷わないのでプレースピードが上がる、そういう循環によって面を食らってきたチームが続出し、それがさらに町田の選手たちに自信を与えてプレースピードがさらに上がるという

      • 【不定期連載】落書きの下書き #8、9

        #8. 「決める」と「委ねる」と階層noteで浦和についての雑感を書く中で、年間総括ではいつも指導者の選手のアクションについての「決める」と「委ねる」のバランスを軸に置いて考えてきた。 ただ、これはもっと多層的に考える必要があったんだと思う。フットボールの原理原則という普遍的な階層では選手のアクションを決めるのは指導者ではなく、競技のルールや構造になる。ここには指導者の志向が入る余地は無いのでは無いか。 その1つ上の階層からはその基礎をいかに扱うか、複数の選択肢のうちどれ

        • 【雑感】2024/5/22 ルヴァン杯1stラウンド3回戦 長崎vs浦和

          J2は今季ほとんど観ていなくて、長崎はちょうど早川が岡山へ移籍して最初の試合だったので後半から観たのと、この試合に向けて直近の鹿児島戦を観ただけでした。 特に鹿児島戦は保持がお互いに広く距離を取った4-3-3の配置になっていて、その分ボールを受けた時に相手からも距離を取れているので判断のための時間を確保出来ていました。ボールが前進した時にはそこからスピードアップするというよりも後列の選手が追いついて来るのを待つ傾向があって、じっくり敵陣に押し込んでプレーしたいのかなという印

        【雑感】2024/6/1 J1-第17節 浦和vs神戸

        マガジン

        • 浦和レッズについての雑感2023
          43本
        • 落書きの下書き
          4本
        • 浦和レッズ三年計画を定点観測
          159本

        記事

          【雑感】2024/5/19 J1-第15節 磐田vs浦和

          浦和は3連勝中ということで連戦の真っ只中ではあるもののメンバーは継続、唯一ベンチメンバーで小泉から堀内の入れ替えがあっただけでした。京都戦後の会見でグスタフソンが怪我をしていたことが明かされ、この試合でもアンカーは安居になりました。 一方磐田は3連敗中で、序盤の好調の中心にいたジャーメインが負傷離脱したこともあって彼が不在の2試合は無得点でした。予習した試合で見た印象としては保持が4-2-3-1の並びで外レーンは左右共にSBが担当しており、1トップと2列目3枚は中央付近から

          【雑感】2024/5/19 J1-第15節 磐田vs浦和

          【雑感】2024/5/15 J1-第14節 浦和vs京都

          前節はようやくアウェーでの2勝目をあげて今季初の連勝となりましたが、今節も順調に連勝を3に伸ばすことに成功しました。ただ、浦和のメンバーを見ると前節の前半に膝を痛めた大久保と試合終盤に足を攣って交代したグスタフソンがメンバー外になっており、IHとしての振る舞いが良くなっているだけでなく中島との関係性がとても良さそうに見える大久保と、ビルドアップではアンカーとしてリーグで別格の振る舞いを見せるグスタフソンがいない中でどこまで出来るのかというのが気になるポイントになりました。

          【雑感】2024/5/15 J1-第14節 浦和vs京都

          【雑感】2024/5/11 J1-第13節 新潟vs浦和

          新潟は内容は決して悪くないけど勝ち切れない、しかも引き分けどころか負けになってしまう多々あるという中で、開幕からボール保持の中心を担ってきた宮本や高木が負傷離脱するという苦しい状況でした。J2時代から積み重ねてきたボール保持は健在で、GK+4バック+2CHの7人がビルドアップ隊となって、選手たちが近接した状態で選択肢を多く作りながら相手も密集してきた時には一気にボールを飛ばして引っくり返すこともするというスタンス。中でも舞行龍からのロングボールは大きな武器で、体の向きとは違う

          【雑感】2024/5/11 J1-第13節 新潟vs浦和

          【雑談】自分はサポーターとしてどうありたいのか

          2024年2月16日に浦和レッズというクラブに関わる人たちとって大切な回が開かれました。「浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム」として開かれたこの回は2023年8月12日に起きた一連の事柄に対して、浦和レッズには所属していない第三者が3チームに分かれて、それぞれの角度で調査、考察をした結果を報告する回でした。この回の内容や報告書は非常に興味深く、内容が分厚くて濃いものだったため、読み進める中で色々なことが頭の中をグルグルしていきました。 浦和レッズサポーターによる違反行為

          【雑談】自分はサポーターとしてどうありたいのか

          【雑感】2024/5/6 J1-第12節 浦和vs横浜FM

          お互いに中2日でしたが、スタメンの変更は浦和が1人だけだったのに対して横浜FMはGKのポープ以外全員を入れ替えるという対照的な人選になりました。 浦和の方はヘグモさんが選手たちの関係性を重視しておりメンバー変更には慎重な傾向があって、横浜FMは先月のG大阪戦→湘南戦での中2日の際もFP全員とまではいかないまでも大胆なターンオーバーをしていたこともあるなどメンバー変更に積極的な傾向がしっかり出たのかなと思います。ただ、横浜FMは土曜日にACL決勝1st-Legが控えていること

          【雑感】2024/5/6 J1-第12節 浦和vs横浜FM

          【雑感】2024/5/3 J1-第11節 川崎vs浦和

          川崎はクラブとして大きなサイクルが終わって、チームとしてのキャラクターが変わってきた印象で、予習していた直近の5試合では選手もタスクもなかなか定まらず試行錯誤していたように見えました。CBに怪我人が複数いる関係で左SBをやることが多い佐々木がCBに入るので、左SBには橘田が起用されることがありましたが、2試合前からファンウェルメスケルケンが起用されるようになりました。 また、CHに瀬古やゼヒカルドを使いながらうーん。。という状態が続いていましたが、橘田が中央で使える目途が立

          【雑感】2024/5/3 J1-第11節 川崎vs浦和

          【雑感】2024/4/28 J1-第10節 浦和vs名古屋

          名古屋の今季に向けての編成は、山岸、パトリックといった強さのあるFW、サイドにはスピードのある中山、クロス砲台になれる山中、といった試合の文脈とは関係なくスコアを動かせる選手を補強した印象がありました。長谷川体制では、試合での文脈やチームの中での繋がりというよりは、11人の個人がその瞬間にそれぞれ自分の強みを出すことや目の前の相手に臆せず立ち向かうことの方に力を入れている印象があるので、編成の方向性は現場と合っているなとも思っています。 そんな中で個人で決定的なプレーが出来

          【雑感】2024/4/28 J1-第10節 浦和vs名古屋

          【不定期連載】落書きの下書き #7

          #7. AWCC決勝なんだか分からないけど決勝は開催しないことが決まって、なんだか分からないけどやっぱり開催することになった。まあ、とにかくやれるんだから良かった。金曜の、しかも18時からなのでどういう形で観るにしても強い気持ちが必要にはなるけど。 僕はそういう感覚は無いし、そういう声を直接見かけた訳では無いけど「決勝だけ」を観に行くかどうかで悩んでいる人がいるのだとしたら僕はそう思うくらいなら行こうよって言いたい。 そうしたことを悩む人はきっとレディースのチームや、レデ

          【不定期連載】落書きの下書き #7

          【雑感】2024/4/24 ルヴァン杯1stラウンド2回戦 鳥取vs浦和

          カップ戦で大事なのはとにかく勝つこと。しかも、今季の浦和はルヴァン杯に負けた瞬間にリーグ戦しかなくなってしまうので、色々な選手を試す機会やチームを取り巻く雰囲気を保つためにも、とにかく勝つということがこの試合で最も大切なことだったと思います。 僕は浦和以外にはJ3のSC相模原を追いかけているので相模原の試合は毎試合観ているのですが、鳥取とはまだ対戦が無かったので予習したのは直近の富山戦だけでした。あくまでも1試合を観ただけの印象ですが、非保持は4-4-2をベースにしながらS

          【雑感】2024/4/24 ルヴァン杯1stラウンド2回戦 鳥取vs浦和

          【不定期連載】落書きの下書き #6

          #6. 主観の排除と「アクセサリー」「配属ガチャ」という言説を見てもっとやるせなさが増えていく。都市圏で繰り広げられる「お受験」、中国や韓国では特に加熱であると報じられる大学の受験戦争、テレビタレントをはじめとして多くの人が自らのキャラクターを顕示する時に使われる「資格」、僕の中でそうしたものが湧き出てくる源泉は一つに繋がっている。 家業を継ぐのは当たり前ではないし、むしろ家業のある家に生まれることが減ってきている。誰でも志さえ持てばどんな人にでもなれるんだという言われ方を

          【不定期連載】落書きの下書き #6

          【雑感】2024/4/20 J1-第9節 浦和vsG大阪

          いやー、なんでこうなっちゃうですかね。4月がこれで4戦3敗かつ、連続で無得点なので印象は悪くなってしまいます。 浦和は前節ベンチに復帰したショルツがこの試合でスタメンになりました。3節の途中から代わって出ていた佐藤はしっかりプレーしていたのでもう少し様子を見るのかなと思いましたが、割とあっさり戻すんだなというのが率直な印象でした。岩尾が今節も不在でなかなかスタメンが定まらない左IHには初めて大久保が入り、左WGは中島がスタメンということで、渡邊も含めて上手くローテーションし

          【雑感】2024/4/20 J1-第9節 浦和vsG大阪

          【不定期連載】落書きの下書き #4、#5

          #4. 属人性組織での人の出入りは必ず発生するし、組織を構えるのであればみんなで同じ方向性を取れるように出来るだけ属人的な事柄が生まれないようにしたい。それは分かる。組織の中でルールや原則を定めて、みんなでそれに沿って、その枠組みに従って行動することで実現していくことになる。 ただ、属人性を徹底的に排除した状態というのは誰もが自分の代わりになれるということ。自分で無くても成立する状況ばかりになるということ。僕がそういう状況におかれた時には猛烈な虚無感に襲われるのではないかと

          【不定期連載】落書きの下書き #4、#5