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図書館の在り方

図書館は単なる書庫ではない、図書館は人である。
図書館は民主主義の柱だ。

映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」
3時間以上にも及ぶフレデリック・ワイズマンによりドキュメンタリー映画である。

私は”図書館を人”と言い切る、意表をつかれた思いと、とてつもない心のワクワクを上映中感じていた。
ニューヨーク公共図書館を通してアメリカという国、そこに住む人々が見えてくるのが面白く、こんなにも図書館が可能性を秘めていたという事実を知りただただ感動するばかりであった。

日本での図書館のイメージは?
ただ本や資料を貸し出す所というイメージを持つ人が大多数だと思う。私もこの映画を見る前はそうだった。しかし、このニューヨーク公共図書館がある限り、アメリカの民主主義は保たれている、そう信じさせる映画である。その地域の人々にサービスする、という視点が素晴らしいのだ。

とてつもなく知的好奇心がくすぐられる映画だ。

この記事の中の写真は、映画を見た後、去年の9月実際にニューヨーク公共図書館へ行った時のもの(因みに一人ニューヨーク旅行)。私のお気に入りである。

語彙力が乏しく、あの、実際に映像で見て憧れた場所にいる自分、その時の感動をどう言葉にして良いのか今でも分からなかった。ただ感動で息をのむしか出来なかった。ただ、今まで訪れた図書館より別格であったということは、言い切れる。映画を観て知った在り方はもちろん、建築や雰囲気、歴史がもう、たまらなかった。。。

もともと、小さい頃から町の図書館に本を借りに行ったり、勉強したり、今考えると近い存在だったのだと思う。
図書館は私に、ワクワクと心の穏やかさを与えてくれるので好きである。上手く表現できないが、同じように知的興奮感を抱えている人(もちろんそうじゃない人もいるのは承知している)が空間を共有している、というなんとも言えない空気感も好き。ニューヨーク公共図書館を知ってからは、図書館の秘められた可能性に魅了され、さらに大好きである。

こんなにも私にとって、大事な存在か教えてくれる数ヶ月であった。
図書館に行ける日が、たまらなく待ち遠しい。
そして、また海外へ、ニューヨークへ行ける日も。


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