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今更だけど2020年の振り返り

Selamat tahun baru!
※インドネシア語で「明けましておめでとうございます」

先週は正月休みでだらだらしてました。noteで新年の抱負でも書こうかな、と思ったのですが、こんなに年越し感のない年越しは初めてで、いまいち気分が乗りませんでした。

年をまたいでも世界は何も変わっていないんですよね。むしろ去年の今頃の写真を見返している方が隔世の感がすごい。ちなみに去年の年末年始は、旦那さんと母親の3人で台湾旅行に行っていました。写真の中の自分は海外旅行ができない事態なんて想像だにせず、満面の笑みで小籠包を食べています。

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なので2021年に突入しても全然気持ちを新たにできていないのですが、それでもこんな衝撃的な1年を振り返らないのももったいないので、2020年で良かったこと、辛かったことを一つずつ挙げたいと思います。

辛かったこと


2020年、一番辛かったのは給料分の価値を全然生み出せなかったことです。

もともと4月にインドネシアに赴任する予定でしたが、新型コロナウィルスの感染拡大で赴任が延期になりました。そこで赴任先の管轄の事業部預かりとなったのですが、異動初日から在宅勤務で仕事もほとんどなく・・・。

赴任先の上司とも定期的にやり取りしていましたが、赴任前に遠隔でできる仕事には限界があります。前部署の同僚や同期が忙しく働いているのに、自分は日がな一日家でだらだらして給料をもらっている・・・。初めのうちは「時間も金もあってラッキー」なんて言い聞かせてましたが、だんだんと無力感に襲われるようになりました。

9月の赴任後も職場でクラスターが発生するなどコロナの影響が強く、思うようにミッションを進めることができませんでした。・・・いや、本当は仕事で全力を出せていないのを、コロナのせいにしていただけかもしれません。現地スタッフの何倍も給料をもらっているのに、全然会社に貢献できていない―――2020年はそんな悔しさの残る一年でした。

幸い2021年に入ってプロジェクトが動き始め、忙しいけど楽しい(というより忙しくて楽しい)日々を送れています。せっかくもらった海外勤務のチャンス、後悔のないように突き進みたいです。

良かったこと


コロナ禍で良かったことなんてあるの??と突っ込まれそうですが、自分の判断基準が明確になったことは2020年の大きな収穫でした。

2020年は「赴任すべきかどうか」とか「旅行に行くべきかどうか」とか、選択の連続でした。皆さんもそうではないでしょうか?「行くべきかどうか」「開催すべきかどうか」「続けるべきかどうか」などなど、いつも以上に決断に迫られる1年だったかと思います。

そして、これまで経験したことのない厄災を前に、身近な人、親しい人でも自分と完全には感覚が一致しないことに気がつきました。人によって性格、価値観、経験、状況が異なるから当たり前なのですが、これまであまり見えていなかった感覚の微妙な違いが、コロナ禍でより鮮明になったと思います。それはコロナ禍による分断というよりは、もともと存在していた違いなんだと思います。

そうした中で、選択に正解も不正解も、良いも悪いもなくて、判断基準は「どちらを選択する方が自分にとって幸せか」に尽きるのでは、と考えるようになりました。相手を思いやっての選択だって、結局は自分のための選択です。これからも何となくで行動せず、自分にとって何が幸せか、しっかり考えて行動したいと思います。そして、他人の選択に口出しする前に、まず自分の選択に責任を持ちたいと思います。

それでは、Sampai jumpa lagi~

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