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インドネシアの結婚式に行ってみた

会社の同僚の結婚式にお邪魔しました。

日本語が話せる友人の解説によると、インドネシアの結婚式の形式は民族によって異なるらしく、今回は西ジャワに多いスンダ族のスタイルとのこと。

式は朝9時から、パーティーは11時から(おそらく終日開催)で、二部構成なのは日本に似ていますね。通常友人はパーティーから参加する人が多いようですが、せっかく貴重な機会なので式から見学させてもらいました。

本当は結婚式の様子をつぶさに書きたいのですが、正確な知識がないのとボリュームが大変なことになりそうなので、結婚式に参加する中で面白いなーと思った点をピックアップしました。


結婚式は新婦の実家やその近所で挙げる

式とパーティーは同じ会場で行われます。今回は写真のような感じでした。

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新婦の実家の前に特設会場を設置していました。これも民族によるらしいのですが、ジャワやスンダでは新婦の実家やその近所で式を挙げることが一般的とのことです。お婿さんが迎えに行くスタイルですね。

となると自然と式の準備も新婦側(本人や親族)が中心に進めるらしく、あまり手伝わない新郎に新婦が怒る、なんてこともあるあるのようです。


服装はホストはばっちり、ゲストはラフ

まずは皆さん気になる新郎新婦の衣装はこちら。

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同じバティックの腰巻をしていて、ペアルックみたいで素敵ですよね。新婦の方はメイクもキマっていて、個人的には手のタトゥーシールが素敵だなと思いました。

ちなみに新郎新婦の両親も衣装を合わせるスタイルのようです。全部レンタルなんですかね?お金かかってそう・・・

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一方参列者の服装は日本に比べるとラフな印象を受けました。男性はバティック、女性はいつもよりはちょっとドレッシーな服やヒジャブを身に着けている感じです。
日本人スタッフからは「絶対バティック!」と言われましたが、女性はマストではなさそう。でも先週急いで購入したブラウスとバティックのスタイルは友人からは合格点をもらうことができたので、これはこれで良いかな??

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婚姻届提出を式の中でやる

ここが一番驚きました。結婚式では新郎新婦と新婦の父親、双方の証人とイスラム導師(宗教事務所の役人さん)の計6人がテーブルを囲んで手続きを進めます。

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そこでは契約の言葉を交わしたり、お祈りをしたり、新婦の父親が新郎を婿として正式に認めたり(認めないことはないらしい)と、さまざまな儀式が進んでいきます。
最後に契約書と婚姻証明書(パスポートみたいなやつ)にサインをして、正式に結婚の手続きが完了します。イメージとしては婚姻届をその場で役人に提出し、受理される感じです。

結婚式と同時に婚姻関係が結ばれるので、逆を言えば結婚式を経ずに婚姻関係を結ぶことはできないのでしょうか。お金がないと大変だろうな・・・。

また、異教徒同士の結婚の場合どうなるのか(一方が改宗しなきゃいけないのか)気になるところですね。こちらはおいおい聞いてみたいと思います。

※2020年10月30日追記
後日友人に書類のみの婚姻手続きや異宗教同士の結婚について改めて尋ねたところ、「可能だけど一般的ではない」「芸能人ではいる」とのことでした。

パーティーは出入り自由で食べて喋って撮って歌う

手続き関係の儀式が終わると、式の雰囲気も一気に和やかになります。指輪交換や誓いのキス(ただし口ではなく手の甲やおでこ)、両親に感謝を伝える儀式(日本でいう両親への手紙みたいな感動イベント)、子どもたちを対象にした銭まき(節分みたいなイベント)が続き、そのあとはひたすら撮影大会です。

その頃には参列者も思い思いにビュッフェをとって食べていきます。そうして特に切れ目もなくパーティーに移行していきます。

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インドネシアでは日本の披露宴のようにタイムスケジュールが決まっているわけではないので、招待客が自由に出入りします。特に招待状を確認している感じもないので、もしかしたら誘っていない人もご飯を食べに来ているかも・・・。

ちなみにご祝儀の額は決まっておらず、友人に教えられた相場も100,000~200,000ルピア(1円=140ルピア)と比較的リーズナブルです。ただ累計すると結構な人数が参加してそうなので、意外と集まるのかもしれません。

パーティー中は新郎新婦も一緒に食べたり挨拶したり写真を撮ったりという感じで、日本と違って気軽に話しかけられるのが自由でいいなと思いました。

また、私が参加した時はまだ機材の準備中でしたが、午後からは大カラオケ大会になるそうです。ステージで歌うからクラスターのリスクはない・・・のかな?笑


以上、ざっくりですがはじめての結婚式@インドネシアのリポートでした!とても幸せな空間だったのでまた機会があれば参加したいな。

Sampai jumpa lagi!

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