忘れられないメロディーも

土曜日は休日出勤でバタバタだった。
久しぶりに出たら、数ヶ月ぶりに会う人もいて「待ってたよー！」と声をかけてくれて、仕事について合間にずっとおしゃべりをしていた。

独身の上司ともお昼ご飯を一緒に食べて、LINEを交換して結婚について話した。
「りんちゃんまだ若いんだから結婚したいのなら探した方がいいよってわたしは軽く言えないよ。気持ちがわかる。焦って付き合っても条件だけで付き合ってもうまくいかないし、すごくわかるよ」と言葉をくれた。

みんなみんな、30代は悩む。
結婚にはリミットがないにしても、出産にはリミットがあるし、みんながしていることがすごく正しく思えて自分が欠陥だらけに感じてしまう。

今日は朝一から久しぶりに相談所のアポイント。久しぶりに普通におしゃべりできて楽しい人だなって思う人と会えたけど、きっとわたしがいいなって思う人は今までうまくいったためしがないからお断りされるかも。
ちゃんとニコニコ明るくおしゃべりしたつもりなんだけどなあ。

そのあと3ヶ月ぶりくらいに後輩に会ってランチしておしゃべり。
仕事のことをひたすら語って、スッキリ。
後輩は結婚出産願望があるけど婚活をせずに自然に出会いたいと言っているので余計なお世話かもしれないが「若いんだし、結婚出産したいなら婚活してみてもいいと思うよ。かわいいんだし、わたしより若いんだし、一歳でも若い方がいいよ。これはわたしからのアドバイス。」と伝えた。

わたしは子供が欲しいかどうかも曖昧だから、35歳までに結婚できなければマンション買って犬飼って過ごそうかなあとぼんやり思っている。わたしの遺伝子を残すことに抵抗があるし、生まれてきた意味をひたすら探し続けて生きているわたしが子供になんで生きてるの？って聞かれて答えられる自信もない。

それでもやっぱり、まだ、多数派のみんなの答えが正しいと信じてしまうから婚活しているのかな。

寂しいから誰かにすがる。
そんなわたしも誰かの寂しさの埋め合わせ、きっと。だけど、その中でタイミングと気持ちが重なって人生を共に過ごしていくパートナーに出会って結婚するんだろうね。

もう二度と思い出さずにいることも、
一生思い出し続けることもどちらも苦しい。

絶対叶わない恋をしながら誰かと幸せになりたい。
それしか方法がない気がしている。


あなたと共有したあのメロディーも、あの歌も、あの歌詞も。また会うことがあったとしても、もうこれ以上はわたしの好きな歌を教えたりできない。だって、それは全部悲しいメロディーになってしまうから。叶わない恋のメロディーをこれ以上増やしたくないの。