色彩との出会い③青と黒
これは連載記事です。気になる方は①から読んでみてください♪
(前回記事はこちら↓)
・・・働きすぎ、頑張りすぎ、弱音を吐けなかった私は自分の体をここまで追い込んだのだとその時に気づきました。
三重の病院から大阪の実家に戻るためにタクシーを呼ぶにも、
駅からタクシー乗り場までの短い距離が歩けなかったのです。自力でタクシーに乗れなくて泣く26歳。。。(苦笑)
この時は本当に歩ける人生は終わったと思いました。
足が麻痺して歩けない感覚って、上半身と下半身が切り離されてズレている感覚になるんです。上半身は前に進もうとしてるのに、下半身がぐずってる。そんな状態でした。
幸いデスクワークだったので、仕事には復帰できると思い込んでいたのですが、これが大間違い。会社までの道のりで冷や汗が止まらず、駅から20分までの道のりでダウン。出勤すらままならない。
会社の上司に相談して、在宅ワークを決意。
座り続けることもできないため、ベッドに仰向けに寝ながらパソコンワークをできる家具をベッドに設置するほどでした。
慣れないことを続ける日々にストレスを感じ、このまま一生歩けないのかな。。。と絶望の淵に居ました。
そして、在宅ワークも1か月と持ちませんでした。心も体も限界でした。
仕事を辞めることを決意し、会社を辞職しました。
この時、私はゼロになりました。
元彼とも別れ、職場とも別れた私は「会社員」でもなく「彼女」でもなくなりました。そして、いかに今まで「良い彼女」「良い社員」になるために無理を重ねていたのか気づかされたのです。
そして、思いました。
自分が青と黒しか手に取れない理由を知りたい。と。
その時、結婚のために貯金していたお金(約80万円)をすべて色彩を学ぶことに使ったのです。
その時に入学したラピスアカデミーで青と黒の意味を知ることになります。
※ラピスアカデミーでは色彩やイメージコンサルティングのプロになるための素晴らしいノウハウを沢山学んだのですが、ラピスアカデミーで学んだことに関しましては、また別の機会にまとめます。
青と黒のマイナスの意味
ここまでの私の絶望ストーリーを読んだ方は、青と黒が不吉な色だと思われてしまったかもしれませんが、決してそうではありません。
私の場合、マイナスの側面が多く表れていたということになります。
青は仕事の色です。仕事のできる人が選びがちで体格も痩せ気味の人が多いです。女性的というよりはやや男性的な色味です。幸せそうな色というよりは、信頼のできる色です。研究職などにも好まれる色です。アウトドアよりもインドアの色です。落ち着いてゆっくりしたい。
私はプライベートで心休まる場がありませんでした。実家に帰っても家族の問題に向き合わねばならず、会社では責任者を任され、元彼にも振り回される始末。プライベートがうまくいかないことから、私は気を紛らわすために働いていました。人生に疲れ果てていました。
そう。私の青は海底の青だったのです。誰とも会いたくない。こんな姿を見られたくない。だれも私の苦しみをわかってくれない。助けてほしいけど、抱えている問題が「重すぎて」誰に相談すればよいのかわからなかったのです。そして、どんどん地上から離れて沈んでいきました。
そして、海底は青を通り越して真っ黒になりました。
黒は都会的、独自の世界観があり、集団を好まない。という良い面もありますが、私にとっては「絶望」の黒でした。光なんて到底見えない、もがけばもがくほど沈んでいく、そんな状態でした。
この時は、もう一度走れるようになることも、今みたいに働くことも考えられませんでした。あまりの辛さに自分の細胞を自分で壊し続けているのがわかりました。
海底に沈んだわけですから、そこから抜け出すのに約4~5年かかりました。次回は、しくじり経験からの気づきについて語りたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?