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日々の「これ、本当にできない?」を諦めずに探し続けて見つけた私の暮らしかた(室内編)

みなさんこんにちは、hacoです。
新年度になってもうすぐ1か月が経ちますが、みなさんはどうお過ごしでしょうか。
私は、4月から念願の正社員になることができました!
今まで以上に気を引き締めて仕事に取り組んでいきたいと思っていますので、引き続き温かく見守っていただけると嬉しいです。

さて、前回の記事もたくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます!様々な形の「合理的配慮」があると思いますが、メタバースを活用したテレワークも選択肢の一つとして広まってくれるといいなと思います。
\\前回の私の在宅での働き方や合理的配慮についての記事はコチラ//

https://note.com/xtsbl_who_i_am/n/nd8d0aeaec597


今回は車いすユーザー(chair walker)の私が、テレワークに変わってからどんな生活をしているのか、出勤していたころと比較しながら書いていこうと思います。
 以下のような皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
・障がい者への合理的配慮としてテレワークを検討している人事や企業担当者の方
・在宅就労支援を検討している福祉事業所の方
・障がいを持ちながら生活や仕事をできる限り自分の力で両立したいと考えている方


家の状態とサポート

私が住んでいる家は、一軒家で全面バリアフリーにしてあります。
移動に車いすは使わず、ほぼ四つん這い。キッチンにいる時だけ一般的なキャスター付きのオフィスチェアを使っています。

周りにあるものを持ちながら移動しています


車いすも試してみたのですが意外と小回りが利かず、かなりスペースにゆとりがないと難しかったです。
その他は、トイレに手すりが1本、お風呂の浴槽に介護用の板が1枚という状態の家で生活しています。

サポート面では、家族の協力と福祉サービスを使っています。家族にはおかずを分けてもらったり、ごみ捨てを頼っていて、ヘルパーさんにはお風呂掃除、トイレ掃除などをお願いしています。

私の脳性麻痺の症状別家事での工夫

一般的に先天性脳性麻痺は、知的障がいと身体障がいを重複して発症することが多いと言われていますが、今のところ私は身体障がいのみです。
主な症状は、次の通りです。
①独歩が難しい
②手の震え
ここでは、そんな私の家事のやり方をご紹介します。
工夫①洗濯物を干す 症状:独歩が難しい
外に干すのが難しいので、布団干しを使って室内で干します。乾きにくい時は浴室乾燥やサーキュレーターを使っています。

洗濯機はドラム式を使っています

工夫②料理 症状:手の震え
お米をカップで窯に移したり、軽量スプーンを使って調味料を計るなど、こうした動作の時には必ずと言っていいほど手が震えてしまいます。これを解決してくれたのがキッチンスケール。大さじ小さじを重さに置き換えることでカップやスプーンを使うことなく味を調えられるようになりました。
ちなみに、得意料理はタンドリーチキンです笑

掃除は、工夫というよりロボット掃除機に任せました。仕事をしながらだとなかなか手が回らなかったので…。

オフィス出勤(過去)とメタバース出勤(現在)の生活面の比較

ここからは出勤していたころとの生活面の違いを書いていきます。
大きく変わったのは”時間”です。以前は、朝5時に起きて身支度に2時間かけ、7時から18時までは職場という生活。この頃は、家のことを全部終わらせると日付が変わる時間になり、かなりハードな毎日でした。
しかし、テレワークになってからは、通勤していた時間に家のことを済ませられるようになりました。気持ちの面でも余裕が生まれ、無理なく過ごせています。

少し頑張らないといけないと感じることは、”時間管理”です。テレワークになって縛られる時間が少なくなった分、自由な時間をどう使うかをしっかり考えていく必要があります。ここを有意義に使えるかどうかで5年後10年後の自分が変わってくると思うので、たくさんの誘惑に負けずレベルアップできるようにしていきたいです。

今回は室内編ということで、主に家事について書いてみました。家族や福祉の支えのおかげでなんとか暮らせています。次回は外出編を予定していますので、お待ちいただければ嬉しいです。

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