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海外の友人が私のアイコンにショックを受けた件

ご覧のとおり、私はフロックスの花(タイトル画像の花)をアイコンにしています。白にピンクが混ざった可愛らしい小花です。優雅でさわやかなイメージもあり、大好きな花の一つです。

中国の友人とやり取りをするメッセージアプリでは、これまで他の花をアイコンにしていましたが、季節も移ろったことだし…と、このアプリでもアイコンをフロックスに変えてみました。

すると…

友人からクレームがつきました 汗

“お願い、この花はやめて、見るからに真っ白じゃない…。何だかお葬式に見えちゃうよ…。”

私も中国では白はお葬式の色だと知っていたものの、この花にはピンクだって入っています。何もそこまで拒否しなくても…きれいじゃないの、と不満にすら思いましたが、友人が送ってくれたお葬式の花の写真を見て初めて分かりました。

なるほど、確かにこれはお葬式のお花に見える…😅

お葬式で飾られていた花の形状がこんもりしていて、このフロックスにそっくりだったのです。

確かに白い花は中華文化圏では縁起が悪いことを知っていましたが、なんとなく白いユリのような、花びらが大きいものをイメージしていたのです。

また、お葬式の花はお葬式でのことで、日常生活でも縁起を気にするということには思い至りませんでした。

(このあたりは個人差や地域差もあるかも知れません。)

私は友人のリアクションにびっくりしましたが、きっと友人もギョッとしたことでしょう。何せ仏花 (?) がいきなり目に飛び込んで来たのですから。

普段は楽しく日常のことをおしゃべりしている私たちですが、こういう時にお互い異文化に属していることを思い出させられます。

そして、少し考えてみると、このようなことは、日本人同士でもゼロではないかも知れないなとも思わされました。皆出身地だって違うし、習慣、家庭背景、個人の性格だって違います。

ただ建前では、同じ”日本人”で文化が共通ということが前面に押し出されやすいため、表面化していない部分もたくさんあるのかなと思います。外国人である友人同士の場合と違い、”文化の違い”として違和感を感じた部分について話し合う場面が少ないため、”あの人は違う!”とか、”常識がない”だとか、ヒートアップしてしまう場面は余計に多いかも知れません。

フロックスという花一つから、いろいろなことに思いを巡らすこととなった週末でした。


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