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面接対策

Hello,大家好。我叫小冰!
皆さんこんにちは、シャオビンです。

もう今年度は面接を終えた方が大半だと思いますが、中国政府奨学金の面接選考落に合格、清華大学の面接でも好印象を残せたっぽい(結果はまだ分かりませんが)私が、面接にあたってどのように準備を進めてきたのかご紹介します。


学習計画書研究計画書)、个人陈述

事前準備は申請時から始まっています。
先ずは書類選考を通過すること。学歴や資格、語学能力はそう簡単に変えることはできませんが、学習計画書研究計画書)、个人陈述はどうにでも変えられます。

碩士・博士研究生を目指される方は特に研究内容が重視されます。
教授に、“この研究面白そうだな”と興味を持ってもらうこと。

申請時、学部の最終学年ならば卒論テーマも慎重に選んだ方が良さそうです。卒論で研究した内容を深めたいというのは説得力があるように思います。研究を進めれば進めるほど新たな発見や問題点が見つかるはずなので。

中国政府奨学金申請の学習計画書には将来どういうことをしたいかなどを数行書いて、残りは研究計画。全部で1800字(和文)ほどでした。中国語の方は1200字ほど。

各大学は个人陈述を求められることが大半で、希望する専攻に関する研究背景や申請する理由、学習計画書や研究計画、卒業後の進路についても触れなければなりません。各大学、触れて書かなければならない事が微妙に違うので要チェックです。
清華大学は既定のフォーマットがあるのですが、个人陈述を書く欄がめちゃくちゃデカイ。約2100字書きました。それでも少し余白ができてしまっていました......

ほぼ同じ内容を北京大学の个人陈述にも書いたのですがこちらは書類選考落ち。学歴もしっかり見られている......学部変更とか、大学名で落とされたのではと思っております。私は北京大学とはご縁がなかったみたい。
サヨナラ!!

当たり前のことですが、外国語で書く場合はネイティブチェックは必須です。出来れば、文章力のある人に見てもらうのがベスト。
添削してもらった時、この人の方が良い中国語だな。とか思う時ありませんか??私は英中翻訳家の中国人の友人がもう3年?私の中国語を添削してくれており、最近では彼以外の人の添削はちょっと不満に感じてしまうほど...笑
いつも丁寧に添削してくれる彼には、先日お礼の気持ちとして日本のお菓子を大量に送り付けました。彼が食べきれるかちょっと不安。
大事なものなので、普段私と彼のように常に互いの文章を添削したりする関係を持っていない人は、依頼する方に红包お礼の品を先に渡しておけば丁寧に見てくれるのではないかなと思います。添削には時間も労力も必要なので、“ありがとう”の言葉だけじゃ足りない気がします。


面接対策

さぁ、書類選考を通過すれば後は面接のみ!
しかし、結果を受け取ってから準備するんでは時間が足りなくなってしまうかもしれません。ここでも時間に余裕を持って準備していきましょう!

【自己紹介】
これは必ず中国語・日本語・英語、全て用意しておくべきでしょう。

今年度の中国政府奨学金の面接では、自己紹介はありませんでしたが、私調べでは一昨年2019年度のまではありました。昨年からオンライン面接に変更され、なくなったのかもしれません。対面に戻ればまたあるかも?
例年通りであれば中国語で1分程度の自己紹介です。

清華大学は3分程度。以前の記事で詳しく書きましたが、途中で英語の自己紹介も求められました。こちらは長さの要求はなく、できるならやってみて、みたいなスタンス。本当に用意していて良かった。


【されるであろう質問を予想】
色んな角度から予想しましょう。
友人にも予想してもらいましょう。
そして、完璧な答えを日本語と中国語で準備。英語が得意な方は英語でも用意していて損はないでしょう。

《中国政府奨学金面接選考の予想》
(☆は実際に面接で聞かれた又は応用して使えた内容)
・自己紹介(日本語・中国語)
・長所 / 短所
・第一志望校を選んだ理由
・過去の退学 / 編入学の理由
・研究内容に関する事(なぜその内容に興味を持ったのかなど)
・過去の交換留学で最も印象的だった事/得たもの
☆日本でまだやれることはないのか
 ⇒これは“你为什么要来中国留学?”という質問をされた際に使えた。

《清華大学复试面接の予想》
☆自己紹介(中国語・英語)
・長所 / 短所
・志望理由
☆過去の退学 / 編入学の理由
☆研究内容に関する事(卒論内容など)
・過去の交換留学で最も印象的だった事 / 得たもの
☆大学院での研究・学習計画
・博士課程への進学希望の有無
☆学部変更に対する考え方

その他、用意していたのは
・もし英語で質問され、聞き取れなかった場合の“ごめんなさい聞き取れなかったので中国語でお願いします”という英語(笑)
・専門の内容で分からない事を聞かれた場合に、前置きとしていう言葉。実際に用意したのは
⇒对于这个问题的话,我之前没有做过太多的了解,但基于目前的认知,我认为应该是・・・。
どちらも出番なしでしたが。

清華大学の面接前は、中国人の院試面接対策の動画を見てかなり勉強しました。特に、学部変更や編入を突っ込まれた時の回答などはめちゃめちゃ役に立ちました。私が参考にしたのは“爱读书的King”さんの動画。是非見てみてください。

ほぼ使ってないやんけ!と思われた方、違います。これだけ用意していたから役に立ったものがあるのです。想定外の質問は必ずあります。用意していた内容が丸々使えなくても、応用することはできます。既に暗記している内容があれば、それを話している間に次に話すこと、話の肉付けも考えることができます。心の余裕度が全然違います。

中国政府奨学金の面接の際に、研究内容に関する回答をあまり用意していなかったのを反省し、清華大学の面接では卒論を読み返し、今後の課題にできそうなものを見つけたりして重点的に用意したことが吉と出ました。

そして、用意した回答もネイティブチェックをお願いしましょう。
それからは暗記。暗記できなくても大体の内容を覚えておくだけでも違います。その答えが口からスラスラ出てくるようにするのがベストです。


【その他気を付ける点】
・身だしなみ(服装はスーツが無難)
・表情(明るい表情で)
・視線(オンライン面接なので画面ではなくカメラを見るように意識!)
・オンライン面接の場合は部屋も整理整頓。ぼかしなどの背景を使うことは禁止されます。


今年度の面接を終えられた同志の方々、お疲れ様でした!
そして来年度以降受験される方、この記事が少しでも参考になれば幸いです。頑張ってください。

それではまた!

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