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やめてスッキリSNS

 僕はXもインスタもやっていないのだが、そんなことを言うと変わり者のように思われる世間の風潮が気に食わない。僕はSNSを食わず嫌いしているわけではない。Xもインスタもアカウントを開設してみたことはある。そのうえで、やらない方にメリットを感じたからやっていないのだ。
 何故SNSをやらない方にメリットを感じたのかというと、そこに流れてくる膨大な投稿が僕にとってクソどうでもいいことばかりだからだ。SNSを開けば承認欲求を満たしたい人間の、1mmも役に立たない投稿が嫌でも目に入る。それに加えてリテラシーの無い輩や、副業やら投資やらの詐欺まがいの投稿が次から次へと湧いてくる。こんなものは見るたびに不快になるだけで、全く面白いと思わない。欲しくもない情報を提供され続け、それで時間が奪われるのだから不快な気持ちになるのは普通じゃないか?

 SNSで他のユーザーと交流するのが楽しいとか、フォロワーや"いいね"が増えて嬉しいとか、そういうことを謳い文句にしてSNSを勧めてくる人もいるが、そもそも僕はそんなことを求めていないし、そういうことが不思議でならない。みんな現実世界では親しくする人間を(無意識のうちに)選別しているのに、どうしてSNSでは素性のわからないアカウントと絡もうとするのか?対面じゃないから大胆になるのか、顔の割れている知人とは共有できないことを共有し合うためなのか、理由は色々あるのだろうが僕にとっては共感できないことだ。それから、フォロワーや"いいね"稼ぎに躍起になる人も居るらしいが、とても滑稽だと思う。SNSで収入を得ているなら話は別だが、そんな数字で一喜一憂するくらいならSNSから離れた方が精神衛生的に良いんじゃないか。別に何の関わりもない奴等の評価なんかどうでもいいだろ。

 僕はSNSを辞めたことで精神的なゆとりが出来た。不快な投稿を見なくて済むし、SNSに費やしていた暇な時間を別のことに使うから実体験として経験値を積むことが出来る。経験値を積めばそれだけ可能性が広がるし、スマホの画面から得られる情報よりも人生を豊かにしてくれる筈だ。それから、寝る前についついSNSを見てしまうということも無くなったから、寝つきが良くなって睡眠の質も向上した。睡眠は資本だ。十分に眠れていないとパフォーマンスが落ちるだけで無く、心身ともに病気になり易くなる。特に疲労やストレスを感じている人はよく寝た方がいい。完全に体調を崩す前にリカバリーした方が回復は早い。

 ここまでSNSを酷評してきたが、全面的に否定する訳ではない。要は使い方が肝要なのだと思う。SNSで本当に有用な情報や興味をそそる投稿があるのも確かだ。ただ、情報と言うのは知るだけではそれ程意味は無く、活用してこそ意味があるものだ。だからSNS中毒になって延々と情報収集に明け暮れていたのでは勿体無い。
 SNSは情報発信する場としては良いツールだと思う。得た知識を元に経験を積んで、それを発信すれば自分の成長にもなるし誰かの役に立つことにもなる。例え、その投稿が他人に評価されなくても、続けていれば自分自身は成長し続けられるのだから、それでいいじゃないか?

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