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”必要性”を作ること〜新規事業開発・起業において〜

1.  怠け者スタンド

コロナ禍でリモートワークが始まり、巣篭もりも長くなり、外にも行けないのでキンドルで本を読む機会が増えて、首が痛いしもつ腕も痛くなるしで、なんか無いかなーと思ったらこんなのがありました

ネット的には怠け者スタンドって言われているみたい。人間をダメにするソファーのスタンドバージョンみたいな感じ。
ま、これみて長渕剛のハーモニカを思い出してYoutube見はじめて止まらなくなったんですが。

2.  ウルフ・オブ・ウォールストリート

と、同時にウルフオブウォールストリートというマーティンスコセッシ監督、レオナルドデカプリオ主演の映画を思い出しました。

ま、内容としては賛否両論あると思うので詳しくは書きませんが、ウォール街に実在した伝説の株ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの実話です。
このジョーダンは株のブローカーとしてゴリゴリ営業していくんですが、それらの言葉が顧客にどんどん刺さりまくってバンバン受注していきます。ここまでは良かったんだけど結果やりすぎて。。。

劇中、こういうシーンが出てきます。

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「俺に、このペンを売ってみろ」と。
聞かれた男性は、

あ〜このペンは書きやすく、何時間書いてもつかれません。

という感じのことを言います。付け加えると今ならお得です、みたいな。
ただこれはペンを買うことが前提です。骨折しているのに風邪薬シリーズを読まれている方には、

①' 顧客はそもそもいますか?の部分です。

患者がいないのにお薬出されても、どんなにそのお薬が良い、と言われても困ってないのでいりません。将来その可能性があるかもしれませんが、本人(患者)は気づいていません(であれば、その前提を作る?。。。)

今、ペンはまず欲しく無いし(欲しい状況でも、気付いてもいないし)、ペンが欲しいとしてもこの種類のペンが欲しいとは思っていません。(カスタマープロブレムフィット:顧客が何で困っていて→プロブレムソリューションフィット:その解決策は最適か?)
ジョーダンは一言だけ言ったのですが。。。
ちょびっとだけシンキングタイム。彼がいったのは ↓↓↓











ここに名前を書いてくれ

紙を出しながら、ここに名前を書いてくれ、と。男性はペンを持っていないので、「ペンを・・・」と言います。一気にペンが必要な状況を作りました
水を売りたかったら、砂漠を数時間歩かせる、というのもありますが、この状況であればお水が1万円でも僕は買います。

3.  ユダヤ流マーケティング

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考え方が近しいのですが、ユダヤ人流?マーケティングっていう言葉があるかどうか知りませんが、商品作って売る、ではなくて、お客さんを見つけてからじゃ無いと商売を始めないそうです。売り込みが先→成功→販路拡大、人雇う・・・
彼らは、土地を持っていれば追い払われ、書物をもてば焼かれる、という迫害の歴史がありました。なので取られないものを求めた結果それは頭の中でした。なので教育に力を入れ金融と言う一大帝国を作りましたし、最近はイスラエルなどシリコンバレーと伍する地域も出てきました。

怠け者スタンドから、全く自分は必要ないし検索さえしていなかったけど、必要性が作れてきた、という点でディカプリオの映画思い出して、ユダヤ人に行きましたが、誰の何の課題を、っていう部分では、ある条件が揃えば一気に欲しくなる瞬間があります(マスクなども。。。)。
何かの受験の時にも経験したのですが、クラシック音楽は全く興味がなかったものの、モーツァルトは右脳にいいらしい、という一言でTSUTAYAで借りました。これも必要性が作られた、だし、WhatではなくWhyに触発され心の琴線に触れたので、聴き始めたって感じでした。
今回はその条件自体を作ってしまう、というお話でした。

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