あの時心を開いていたのか。
年の瀬なので年賀状を書いている。
写真入りの年賀状で書くスペースが少ないため、一言づつメッセージを入れる。
1人1人を思い出しながら、どのような言葉を入れようか悩む。
ふと思った。
書く内容を考えていて楽しい時と、こういっちゃなんだけど、どんよりとした気分になる時がある。
この差はなんなのだろう。
どういう関係の人がどんよりなのか。
好き嫌いとはあまり関係なさそうだ。
どんよりが、何かの感覚に似てると思って考えた。
そうだ同窓会だ。
同窓会で「あの時の俺たち」的な会話が繰り広げられている時のどんより感。
どんより感の共通点を探ってみる。
互いに知ってる過去を確かめ合うことに意味があるのだろうか。僕たちは現在を未来に向かって生きているのに。
みたいなことだろうか。
でも、昔話でもどんよりしないこともあるので、なんとなくしっくりこない。
妻に聞いてみた。
「年賀状を書いてる時も、同窓会の昔話も楽しいよ!」
という爛漫な答えが返ってきた。
なぜ楽しいのか聞いてみた。
「思い出を共有し直すことで、繋がっている感じがする。」
ハッとした。
繋がってない思い出を共有するから、どんよりしたのだ。
繋がってないのに、あたかも繋がっているが如く記憶が共有される。そのことで余計に繋がっていなかったことを実感する。なるほど。
面白いのが、当時は繋がってる繋がってないなんて意識していなかったことだ。
それなりに上手くもやっていたし、人間関係スムーズにこなしてた感もある。そもそも「繋がりたい」という願望はここ最近認識した感覚で、当時は実感してなかった。
年賀状という儀礼的な行いを通して、心を開いていない過去を知ることができた。
心のうちを分からない生活は嫌だなぁと思う。
今の気持ちに向き合おう。
大切な人との繋がりにまで鈍感にならないように。
おしゃべり版もあるので良かったら聴いてみてね!
これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!