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コミュニケーション能力って結局なんなのと思ったら

こちらも前回紹介したBooks&Appsの運営者の著書。もうわかりやすいったらない。名言だらけ。浅いとかコメントしている人もいるけど、まぁそうなのかもしれないし、基本居酒屋で語るおっさんの名言集みたいなものなのだが、これ以上同意出来る表現を私は他に知らない。ざっと抜き出してみると以下の通り。

1.「伝わる」のは、相手が聞きたい(見たい)と思うものだけである
2.「感情」抜きには、伝わらない

論理によっては伝わらない

何かのエピソード、ストーリー、色、音楽、味覚、匂い、視覚表現など、別の形の表現をとる必要がある

3.人は「誰に言われたか」を重視する
良好な人間関係を保つために、最も重要なのは敬意です。
結局、コミュニケーション能力って、言ってしまえば「気が利くかどうか」です
会話もどちらかが「手加減すること」が絶対に必要なんだよ
「だろうコミュニケーション」から「かもしれないコミュニケーション」へ。察してくれに甘えるな。

学生時代の成績評価と社会人の違いについて

評価の尺度が「勉強の成績」から「貢献度」になる
「公平」から「不公平」に変わったということ
評価軸が1つから複数でわかりにくい
「ルールを守る人の評価が高い」から「ルールをつくる人の評価が高い」へ
「短期評価」から「長期評価」へ

まさに言い得て妙である。

上司にとって「メリットのある人物」になること

まぁこれに尽きるな。

自分のアウトプットを誰かに利用してもらうための力
リーダーシップとは「成果に対する責任をどこまで積極的に引き受けようとするか」という態度の問題です
人々は常にリーダーを欲する。彼らがリーダーとして認められるのは、ひとえに彼らの語る物語に魅力があるから、ということに尽きる

人間は誰かについていきたくなるものなんだな。だってその方が楽だものね。責任もその人にせいに出来るし。ただ一致団結した時にものすごい力を発揮するのはサピエンスならでは。それで文明を発達させ地上を制覇してきたのだから。

「おまえのために言ってるんだ」は(暴言を吐いてもいいという)免罪符

とある部下に指導をしている時にまさに指摘され事。「この指導の時間は私のためじゃないですよね。あなたの為にこの指導の時間持っているのですよね?」って。そう捉えるかと思ったけど、たしかに指導する局面は少々きつい表現を使うし、聞こうと思っていない相手にはまるで伝わらなかった。。

コミュニケーション能力の本質は「自分自身を俯瞰する能力」である
「コミュニケーション能力」とは、うまく話す能力でもなければ、相手に気に入られるテクニックでもありません。それは「相手の事をひたすら深く知ろうとする」姿勢の事を指しているのです

まぁ結局相手に関心を持ちましょう。相手の考えている事はXXかもしれないと想像しましょう。その上で使う言葉を選びましょうという事だ。「XXだろう」から「XXかもしれない」と思う事だな。

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